そんな折に、まさに「正義の味方」として現れる人物がいます。彼こそが松平定信(まつだいらさだのぶ)であり、定信は正義の力で意次を幕府から追放することに成功する(ドラマによっては意次が殺されることすらあります)と、以後は老中(ろうじゅう)となった定信の「寛政(かんせい)の改革」によって、庶民に平和が訪れるというストーリーがほとんどなのですが、この話って、本当のことなのでしょうか。
先述した綱吉の場合もそうですが、私たちは意識的につくられたイメージを頭から信じ込んで疑わなかったり、あるいは始めから結論を意識したうえで行動を起こしたりすることが良くあります。
時と場合にもよりますが、こうした固定観念や先入観にこだわっていては、歴史のみならず、あらゆる物事の真実をつかむことが難しくなるといえるでしょう。
※下記の映像は6月5日までの掲載分をまとめたものです。
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ぴーち こんばんは!
確かに先入観というのは怖いものだと思いますね。
もっとニュートラルで客観的な見方を大勢の
人が持ちあわせていれば、世の中
混乱が少なくなるかも知れませんけれど・・
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > もっとニュートラルで客観的な見方を大勢の
> 人が持ちあわせていれば、世の中
> 混乱が少なくなるかも知れませんけれど・・
現実にはそうはいかないところが残念ですよね…。
何とか改善してほしいのですが。