ところで、大航海時代のきっかけのひとつとなった宗教改革によって、カトリックは新興のプロテスタントの圧迫を受けることになりましたが、巻き返しを図りたいカトリックはイエズス会を設立して、アフリカやアジアなど、ヨーロッパ以外の各地での布教をめざしました。
イエズス会による布教活動は、イスパニアやポルトガルによる植民地政策と一体化して行われました。布教の拡大によって、地元住民にカトリックを信仰させ、その後に「神の名の下に」侵略を仕掛けることで、容易に目的を達成できるという、いわばお互いの利害が一致した結果でした。
我が国との南蛮貿易も、実は布教活動と一体化させていたのであって、イエズス会のフランシスコ=ザビエルが、1549年に鹿児島に到着すると、領主である島津貴久(しまづたかひさ)の許可を得て布教活動を開始しました。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
本来、純粋な思いで行うべき宗教も
人間の心得1つで
悪用されたりする訳ですものね。
道具を生かすも殺すも
それを使う人間の判断次第のように。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 残念ながら仰るとおりです。
白人至上主義がもたらした、悪魔のような歴史がそこにあります。