大航海時代の先頭に立っていたのは、早くから絶対主義を形成していた、イベリア半島の王国であるイスパニア(=スペイン)とポルトガルでした。両国は産業や貿易を保護して輸出を拡大し、国富(こくふ)の増大をめざす重商主義に基づいて、植民地の獲得に力を注ぎました。
やがてイスパニアはアメリカ大陸に植民地を広げると、16世紀半ばには太平洋を横断して東アジアに進出し、フィリピン諸島を占領して、ルソン島のマニラを根拠地としました。
一方、ポルトガルは、インド洋で貿易を行っていたアラブ人を追い出すと、インド西海岸のゴアを根拠地として東へ進出し、マレー半島のマラッカから、明(ミン)のマカオにも拠点を築きました。要するに、イスパニアは西廻りで、ポルトガルは東廻りでそれぞれアジアに進出したことになります。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
世界の混乱を招いている原因と言うのは、
突き詰めて考えると、宗教的な考えの相違が
根底にあり、そこから色々な理由が肉付けされていき
人々は憎しみ合い、奪い合いを繰り返している気がしてなりませんが、いかがでしょうか?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るお考えで間違いないと思います。
宗教の対立が世界の不幸を招くのは、いつの時代も変わりません。
うろつき 大航海時代ですか~(^-^ゞ
陸地には、イスラム帝国とモンゴル帝国がいたから、海から世界中の人に略奪と虐殺をしに行ったんですよね。
雄大な名称ですが、やってることは悪そのものですよね。
レコンキスタでの失敗~(-_-;)
今思えば、イスラム帝国が、あの凶悪な白人を封じ込めていたんですね。
うろつきさんへ
黒田裕樹 仰るとおりです。
大航海時代の真実については、次回以降で詳しく紹介します。