幼い頃から他家の人質として苦難の日々を過ごした徳川家康は、今川義元(いまがわよしもと)の死後に独立を果たしたものの、織田信長(おだのぶなが)に対して同盟という名の事実上の従属を強いられ、また信長の死後は豊臣秀吉(とよとみひでよし)に臣従を誓わされるという苦渋を味わいながらも、秀吉の死後に天下を統一し、260年以上も続いた江戸幕府を開いたことで有名な人物です。
振り返れば、我が国はアメリカに対して、ある時は巧妙な「占領工作」に苦悩し、またある時は「核の傘」という名の抑止力を上手に活用するという強(したた)かさを見せながら、戦後70年を過ごしてきたのではないでしょうか。
今の我が国が、アメリカへの依存から中途半端に脱出したところで、それだけでは中華人民共和国など他国の餌食(えじき)になるだけです。それならば、現状は大いなる忍耐と苦渋の決断を重ねつつも、アメリカという名の「織田信長」に従って実力をつけ、アメリカが覇権を失いそうなときにこそ、真の王道政治を世界に示し、必ずや我が国の力で世界平和を実現するという気概を持ち続ければ、それでよいのではないでしょうか。
※下記の映像は12月9日までの掲載分をまとめたものです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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象嵌師 全く同感致します。
象嵌師さんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
未来に向けて、我が国の立ち位置をしっかり見極めたいですね。
ぴーち こんばんは!
仰るとおりだと思います。
アメリカも強かな国かもしませんが、
日本はその上を行く強かさを見つけていかなければ
いけませんよね!
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > アメリカも強かな国かもしませんが、
> 日本はその上を行く強かさを見つけていかなければ
> いけませんよね!
かつて幕末の頃、薩長は現状での攘夷をあきらめ、外国に積極的に学ぶ道を選択し、数十年後に我が国は世界の一等国となりました。過去に学んで、歴史を繰り返したいものですね。