そんな中で、我が国はアメリカの「核の傘」に入ることで、これまで自国だけの平和をむさぼってきましたが、戦後に「世界の警察官」を自他共に認めてきたアメリカが、オバマ政権発足後に財政難もあって、急速に内向き思考を強めています。
要するに、戦後から70年が経過して、世界のパワーバランスに大きな変化がもたらされようとしているのです。しかし、我が国がこれまでのように集団的自衛権を行使することなく、外国の善意と犠牲のうえに日本人の生命と財産を守ってもらい続けることが果たして可能でしょうか。
だからこそ、我が国は「外敵の暴力から身を守り合う世界のコミュニティ」に積極的に参加して、国際社会と歩調をあわせることで、自国の抑止力を高める必要があるのです。その意味でも、安保法案は世界的な集団安全保障を前提にした「戦争抑止法案」ともいえるでしょう。
※下記の映像は12月9日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
オバマ政権になってから
最初の頃は良しとしても、最近になって
オバマ氏の政策に不安を覚えているアメリカ国民は
多くなっているように思えます。
きっと次に大統領に選出される人は、オバマ氏とは
真逆な政策を打ち出せる人物が選ばれるのでは
無いかと懸念しています。
今はオバマ氏の政策下で日本もそこそこに安泰で
あっても、次期大統領は好戦的な人物であったとすると、日本もそれに付き合わされる確立は大きいと思います。
そしてその時に、日本はアメリカに対して
明確にNOを言えるかどうかに全ては掛かって
来ると思います。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 実は、日米間において似たような歴史をたどったことがあります。
平和的外交が行きづまったカーター政権から、当時は「タカ派」と呼ばれたレーガン政権に代わった際、アメリカはソ連との新冷戦を勝ち抜き、崩壊へと追い込んだことがありました。
この時、当時の中曽根政権やイギリスのサッチャー政権はいち早くレーガンを支持し、アメリカの影響を受けての国家の繁栄をもたらしたことがあります。
明確に「NO」といえるためには、それなりの国家の充実が必要であり、防衛力がその根幹をなします。その意味でも、集団的自衛権を基本とした安保法制の必要があったのではないかと私は思います。
ぴーち おはようございます。
ご回答くださって有難うございますm(__)m
仰るとおり
安倍首相が何としても集団的自衛権を基本とした法制の改憲強行するであるなら、特にアメリカに対する抑止力を一番に考えて頂きたいものだと思いました。勿論、黒田さんが常日頃仰っている多角的な考え方に則ると、他国にも勿論目を向けていかなければ突然背後から銃口を突きつけられる可能性も
無きにしもあらずでしょうしね。
そう考えると、益々これからの日本の首相は
針の穴に糸を通して行くような
難しい舵取りを迫られていて大変ですねぇ・・
ぴーちさんへ その2
黒田裕樹 仰るとおり、難しい舵取りです。
だからこそ、様々なものの見方が可能な為政者が求められるのだと思います。
少なくとも、今は平時とは言い難い一面もありますので…。