我が国の条件に対して、連合国側は8月12日に回答を伝えましたが、その内容は「日本政府の地位は国民の自由な意思によって決められ、また天皇の地位や日本政府の統治権は、連合軍最高司令官に従属する」というものでした。
この条件では我が国が連合国の属国になってしまう危険性があり、また何よりも天皇の地位の保証が不完全なままでした。この内容でポツダム宣言を受けいれるべきか、外務側と軍部側で再び意見が対立しましたが、ソ連による我が国侵略の脅威(きょうい)が間近に迫った現状では、もはや残された時間はありませんでした。
そこで、鈴木首相は14日に改めて御前会議を開きました。会議では自らの意見を述べる者も、またそれを聞く者も、すべてが泣いていました。陛下も意見をお聞きになりながら何度も涙を流され、しばしば眼鏡を押さえられました。そして、昭和天皇による2度目のご聖断が下りました。
※下記の映像は10月7日までの掲載分をまとめたものです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
自分の生まれた国を悪く言うものでは
無いかも知れませんが、
客観的に観た時に、
日本がこれだけ外国から苦しめられなければ
ならないという事は、何か日本も
これまでの外国との対応に不十分な
内容が多かったからではないかと
思えてなりません。
日本の良い所、日本が目指しているもの。
或いは、日本の長所をもっと理解して
貰えたなら、もしかしたら
また別な道が開けていたかも知れないと
思います。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 我が国がここまで追い込まれた理由としては、確かに我が国が早く戦争を終わらせなかったなど落ち度があることは否めません。
戦争は片方だけが悪いわけではない。我が国も外国も同じことです。