そして昭和21年2月13日にマッカーサー草案を提示した際、ホイットニー民政局長は松本大臣に対して、「この改正案(=マッカーサー草案)を受けいれなければ天皇の地位を保証することができない」と通告しました。これはすなわち、昭和天皇の身柄と引き換えにマッカーサー草案の受けいれを求めるという、事実上の脅迫でした。
さらに、ホイットニーらが会合の場所である外務大臣官邸から一旦庭に出た際に、一機のB29爆撃機が大きな轟音を響かせて飛んでいきました。これも「言うことを聞かなければ日本に爆撃を加えるぞ」という、政府に対する心理的な圧迫でした。
加えてホイットニーは、GHQと政府との連絡役を務めていた白洲次郎(しらすじろう)に対して、「我々は戸外に出て原子力エネルギーの暖を取っているのだ」と言い放ちました。この発言も、広島や長崎に次いで三度目の原爆投下を行う可能性があることを示したものであると考えられています。
※下記の映像は3月26日までの掲載分をまとめたものです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
もう他に選択肢を与えられない条件ですね(^_^;)
これではまるで
先日のお話に出てきた死刑宣告と同じじゃないですか!
言い逃れも出来ずにそれに従うしか無かったのは
余りにも苦痛な事でしたね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 まったくもってそのとおりです。
敗戦国の悲劇とはいえ、卑怯極まりないですね。