松本大臣がなぜ一院制なのかをGHQに問いただすと、ホイットニー民政局長は「日本にはアメリカのように州という制度がないから上院は必要ないし、一院制の方がシンプルではないか」と答えました。要するに、憲法草案を作成した立場の人間が、二院制の意義を全く知らないのです。
さらに松本大臣を驚かせたのが、「土地その他の天然資源は国有とする」という事項でした。これは私有財産の否定を意味しており、松本大臣が後に幣原首相に草案を報告した際に、「まるで共産主義者の作文だ」という会話が残されています。
なぜマッカーサー草案には二院制に対する認識が欠けていたり、あるいは私有財産を否定するような内容が含まれていたりしたのでしょうか。それもそのはず、実はマッカーサー草案は、「憲法の素人がたったの一週間で作った急ごしらえ」のものだったからなのです。
※下記の映像は3月26日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
素人が急ごしらえで作った草案ですか・・
それはどうしてそのような事になって
しまったのでしょうね・・。
素人が作った憲法が国を支える屋台骨として
存在させようとすること自体、信じがたい事実ですね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですよね。
なぜそうなったかについてはこれから明らかにしますが、にわかに信じがたい話となります。
オレンジ 黒田先生って、こんなに立派な講演をされるのに、まだ臨時講師なんですか?採用しない大阪府教育委員会はどうかしています!黒田先生のような人に正しい歴史を教えてもらいたかったです!これからも頑張って下さい!
オレンジさんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
採用試験に合格できないのは、ひとえに私の実力不足です。
これからも努力して頑張ります。