次に「法律による制限」についてですが、法律で制限されているということは、逆に言えば「法律で禁じられていること以外は自由である」と同時に、「法律で決められてもいないのに、政府は国民の自由や権利を奪ってはならない」ということも意味しています。
また、これもよく考えれば理解できることですが、この世に「無制限の権利や自由」というものが存在するのであれば、平安時代や戦国時代のように「力あるものが勝つ」という、実に住みにくい社会になってしまいますから、近代法治主義の原則から考えれば、権利や自由が「法律により制限されている」のはむしろ当然であるといえるのです。
さらに、この原則は日本国憲法においても例外ではなく、第12条の「公共の福祉」の名のもとに、権利や自由が制限されているのは有名な事実ですね。
※下記の映像は3月20日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
これらの憲法ももしかしたら他国では通用するものでは無く、比較的良識ある日本人だからこそ、守られるであろうと見越した憲法であり、また思惑通り
それを順守出来たのかも
知れません。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > これらの憲法ももしかしたら他国では通用するものでは無く、比較的良識ある日本人だからこそ、守られるであろうと見越した憲法であり、また思惑通り
> それを順守出来たのかも
> 知れません。
確かにそういう一面はありますね。
今の日本国憲法のように恵まれすぎると、かえってよくないのかもしれません。