これを受けて、小泉首相は皇室典範の改正に意欲的でしたが、与党の自民党内では、安倍晋三内閣官房長官(当時)など、「ポスト小泉」とされた次の総裁候補が、いずれも改正に慎重な態度を示したほか、寛仁(ともひと)親王殿下も「プライベートな形式」と仰られたうえで、「歴史と伝統を平成の御世(みよ)で簡単に変更してよいのだろうか」と女系天皇への明確な反対姿勢を表明されました。
その後、平成18(2006)年2月に秋篠宮紀子(あきしののみやきこ)妃殿下がご懐妊(かいにん)され、同年9月6日に悠仁(ひさひと)親王殿下をご出産されると、皇位継承問題はひとまず収束しました。
こうして、任期中に内政・外交とも様々な動きを見せた小泉首相は、5年5ヵ月の長期政権を実現させた後、平成18年9月26日に内閣を総辞職しました。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
歴史に疎い私の愚問で恐縮ですが、
これまで女性の天皇は存在して居たと思うのですが、それでも慎重論が出たのはどうしてなのでしょうか?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 歴史に疎い私の愚問で恐縮ですが、
> これまで女性の天皇は存在して居たと思うのですが、それでも慎重論が出たのはどうしてなのでしょうか?
これまで125人の天皇陛下の中で、10人8代の女性天皇がおられるのは確かですが、全員が「神武天皇の直系」、すなわち「男系の女性天皇」です。
つまり、神武天皇の血統を全く受けついでいない「女系天皇」とは、その根本からして全く異なるのです。例えば、現在の愛子内親王殿下が一般の男性とご結婚され、もし生まれた男子が天皇に即位すれば、それが「女系天皇」になってしまうのです。
ぴーち おはようございます!
なるほど!
単に女性だから、男性だからという問題ではなく
そこに血筋という問題が絡んで来るんですね。よくわかりました。有難うございますm(__)m
ぴーちさんへ その2
黒田裕樹 > 単に女性だから、男性だからという問題ではなく
> そこに血筋という問題が絡んで来るんですね。よくわかりました。有難うございますm(__)m
ご理解いただけて私も嬉しいです。
血統という重要な問題をないがしろにする議論は良くありませんからね。