これに対し、態度を硬化させた北朝鮮は、2003(平成15)年1月に核拡散防止条約からの脱退を宣言したほか、2006(平成18)年や2009(平成21)年、さらには2013(平成25)年に核実験を実施するなど、核の脅威によって周辺国家に対する外交問題を優位に展開しようとする姿勢を崩していません。
昨年(平成26年=2014年)、安倍晋三首相は、北朝鮮に拉致被害者の安否に関する再調査を約束させましたが、その後の進展が見られないこともあり、「北朝鮮による日本人拉致事件」の全面解決への道は、事件発生から約40年が経過した今もなお不透明なままとなっています。
ところで、拉致事件は「他国の何の罪もない国民を、国家ぐるみで一方的に連れ去る」という、極めて悪質な内容であることから、世界史上で長く続いてきた人種差別などとともに、国際的に重要かつ深刻な人権問題であることは言うまでもありません。
しかし、我が国のほとんどの自治体が、長いあいだ拉致事件を人権問題に含めずに放置してきており、今もなおその傾向が見られます。また、性差別の問題などを訴えている、我が国のいわゆる「人権団体」の多くが、拉致事件に対して今もなお口を閉ざしているという現状もあり、そのような自治体や人権団体などの姿勢は、極めて不可解であると同時に、不誠実であると言わざるを得ません。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
仰るとおり、私も自治体がどうして自国で巻き込まれている事件に対して、口を閉ざしているのか理解に苦しみますね。
単なる事なかれ主義が高じての事なのでしょうか?それとも何か他の理由が存在するのでしょうか・・・?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 これはあくまでも噂ですが、自治体の職員の中に、反日的な思想もしくは北朝鮮へのシンパシーを抱くといった勢力が存在しており、彼らによって拉致問題が放置されてきたのでは、という見方があります。
単なる噂で終わってほしい話ですが…、
タブー
青田です。 黒田先生
青田です。
たしかに長い間、自治体、普段、『人権、平等』を喧伝する
政党もこの件については、無口ですね。
こういう偽善家は、むしずが走ります。
これは、私の仮説ですが、学生運動をしていた
左翼思想の団塊世代の一部が社会の中枢にいて
現役時代に指導的立場にいたことも大きな要因だった気がします。
この世代の時期に、浅間山荘事件、よど号ハイジャック事件(北朝鮮を地上の楽園と言ってました。)
不思議に、この団塊世代が定年になり、現役を退いてから、段々と真実が明らかになった気がします。(ネットの力もありますが)
それと、西村真悟氏のように『拉致問題』を言及した政治家を極右翼のようにマスコミが、報道しています。
どちらが、正義か考えて欲しいです。
正直、もう、無茶苦茶なプロパガンダなような気がします。
また、血圧が上がり、眩暈がしてきました。
青田さんへ
黒田裕樹 > また、血圧が上がり、眩暈がしてきました。
私も全く同じですし、青田さんのご推察通りではないかと思います。
日本は世界非常識
青田です。 黒田先生
青田です。
私は、最近まで知りませんでしたが、
欧米先進国では、1850年代から
パーマストン主義のようですね。
ヘンリー・ジョン・テンプル (第3代パーマストン子爵)が
歴史に残る演説をしました。
「古のローマ市民が『私はローマ市民である』と言えば侮辱を受けずにすんだように、
イギリス臣民も、彼がたとえどの地にいようとも、イ
ギリスの全世界を見渡す目と強い腕によって不正と災厄から護られていると確信できるべきである。」
です。
内容は、難しいようですが、簡単に言えば、
「イギリス人が日本で、日本人に1人でも殺されてば、大英帝国が、全力で、
救出、あるいは、報復する。」という考えです。
そう考えると
日本人が、北朝鮮に誘拐・拉致されて、長い間、話し合いで、ほとんど解決しない先進国は、世界常識では有り得ないようですね。
青田さんへ その2
黒田裕樹 残念ながらそういわざるを得ませんね。
この異常さに気付き、是正することこそが真の独立への近道なのかもしれません。