拉致事件は、昭和52(1977)年9月のダッカ日航機ハイジャック事件が起きた際に、福田赳夫(ふくだたけお)首相(当時)が「人命は地球より重い」とテロリストの脅迫に屈した以後に急増し、同年11月には、当時中学1年生だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されました。
その後、昭和55(1980)年に産経新聞が「アベック失踪(しっそう)事件に外国情報機関が関与の疑い」と題し、拉致事件に関して初めて報道しましたが、日本政府の事件への取り組みは遅く、昭和63(1988)年3月になって、国会が「アベック行方不明事犯は北朝鮮による拉致の疑いが濃厚」と、初めて公的に拉致事件の存在を認めました。
そして、韓国に亡命した北朝鮮元工作員の証言から、平成9(1997)年2月に国会の予算委員会で、西村眞悟(にしむらしんご)衆議院議員(当時)が「横田めぐみさんらが北朝鮮に拉致されている」と質疑を行ったことをきっかけに、大手マスコミがこぞって報道するようになりました。
「当時13歳の中学生の少女が外国の情報機関によって無惨(むざん)にも拉致された」という悲しい事実が、国民に大きな衝撃を与えるとともに、拉致事件が広く知れわたる流れをもたらしたのです。その意味においても、西村氏の功績は、我が国の国益に照らして非常に大きなものがあったと言えるでしょう。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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青田です。 青田です。
この時の
明らかに、日本政府は、平和ボケになっていました。
(テロに対して)
アメリカ、イギリスのテロについての基本姿勢は
一貫しています。どんな状況でも、決して、テロの要求には、屈しないです。
(自国民が、誘拐されたら)
もし、救出のために、イスラエル、アメリカなら、特殊部隊を送り込んで、います。
憲法9条が大事という護憲派に問いたいのは、
『こういう状況でも、日本は、本当に平和ですか?』です。
また、血圧が上がってきました。
ぴーち こんばんは!
西村衆議院議員の功績で拉致であると判明したわけですか。存じませんでした。
その昔から日本では神かくしにあったなどと
迷信めいた話が各地でありましたが、もしかしたら
そんな昔でも外国人による拉致の可能性も否定出来ないのでしょうか・・?
青田さんへ
黒田裕樹 まさしく「平和ボケ」ですね。
憲法9条では拉致された同胞は救えません。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 西村衆議院議員の功績で拉致であると判明したわけですか。存じませんでした。
残念ながら、一般的にはなかなか知られていないのが現状です。西村氏は前回の選挙で惜しくも落選されましたが、捲土重来を期待したいです。
> その昔から日本では神かくしにあったなどと
> 迷信めいた話が各地でありましたが、もしかしたら
> そんな昔でも外国人による拉致の可能性も否定出来ないのでしょうか・・?
古くは戦国時代に、九州地方では南蛮人に日本人が奴隷として強制連行されたこともありました。
決して昔の話ではない、ということですね。