しかし、日本銀行の独立性が高められたことが、白川方明(しらかわまさあき)日銀前総裁による、前例のない超円高の為替政策を引き起こし、結果として日本経済の著しい弱体化をもたらしたという批判もあります。
省庁に関しては、平成10(1998)年に金融再生委員会が設置され、それまで大蔵省が担当してきた民間金融機関などの検査や監督を引き継ぐようになり、その後平成13(2001)年の省庁再編によって、金融再生委員会が「金融庁」として再編されたほか、大蔵省が廃止され、新たに「財務省」が設置されました。
大蔵省から金融業務が分離されたうえに、廃止の憂き目にあった(ただし、事実上は財務省が継承)理由としては、それまでの権力の一極集中によって、強い批判を受けたからではないかという説があります。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)
(※次回[12月6日]からは第45回歴史講座の内容の更新を開始します)





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ぴーち こんばんは!
大蔵省・懐かしい響きですね^^
昔は、食事などをする為に友達が集まった際
仲間内の悪ふざけなどで、「今日は大蔵省付きだから思う存分食べられるね!」などと一人の友だちをやり玉に上げて、誂ったりしましたが
大蔵省は、お金持ちの隠語にも頻繁に使われていましたよね^^
そうですか・・やはり
独立性を持たせてしまうと暴走してしまう事も
あり得るという事ですね・・
ぴーちさんへ
黒田裕樹 確かにお金を持っていたり、おごってくれたりする人のことを「大蔵大臣」と呼んでいましたね(笑)
> そうですか・・やはり
> 独立性を持たせてしまうと暴走してしまう事も
> あり得るという事ですね・・
仰るとおりです。何事も政府に従属するのは良くありませんが、かといって独立性が高すぎると、今回の記事のような国益に反することが起きてしまうわけでして…。難しいですよね。