失業者の増加は必然的に雇用不安をもたらしたことで、多くの国民が少しでも安価な商品を求めたり、あるいは買い控えをしたりするなどして消費が落ち込み、そのことがさらなる需要の縮小を呼び込んだことで、商品価格が下落して企業の収益が減少し、それによって個人の給与も低下してしまう…。
こういった、いわゆる「デフレスパイラル」による平成不況は、様々な原因が複雑に絡(から)み合っていることから、別名を複合不況とも呼ばれていますが、当時の政府は、超低金利政策や公的資金の注入といった財政支出の拡大によって、不況を乗り切ろうとしました。
しかし、バブル経済を人為的に崩壊させた平成不況の爪痕(つめあと)は想像以上に大きく、平成6(1994)年頃から金融機関の破綻(はたん)が相次ぐようになり、消費税を5%に増税した平成9(1997)年には北海道拓殖銀行と山一証券が、翌平成10(1998)年には日本長期信用銀行(=長銀)と日本債券信用銀行(=日債銀)が破綻しました。
なお、日本長期信用銀行は「新生銀行」に、日本債券信用銀行は「あおぞら銀行」に経営が引き継がれています。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
アメリカのビルの解体工事を思い浮かべてしまいました(^_^;)
ダイナマイトで一気に崩した途端、ビルの高さが高ければ高いほど、一度に崩れた時には周りに対する
被害も大きく、また二次災害も招いたり
思わぬ所にまで飛び火をしたりして。。
勿論、実際のビル解体工事は最新の注意を払いながら
行われるのでしょうけれどね^^
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > アメリカのビルの解体工事を思い浮かべてしまいました(^_^;)
> ダイナマイトで一気に崩した途端、ビルの高さが高ければ高いほど、一度に崩れた時には周りに対する
> 被害も大きく、また二次災害も招いたり
> 思わぬ所にまで飛び火をしたりして。。
> 勿論、実際のビル解体工事は最新の注意を払いながら
> 行われるのでしょうけれどね^^
なるほど、確かにそんな印象がありますね。
今から16~7年前の話ですが、大きな衝撃を受けた経営破綻でした。もう二度と御免ですね。
オバrev バブルの影響は殆ど受けてないこの広島の田舎町でしたが、唯一感じたのは就活です。
バブル景気の頃は、我が社のような零細企業は見向きもされなかったんですが、バブル崩壊の影響からか、求人出したら、結構応募が来るようになりました^^;
今中国がまさにバブル崩壊の真っ最中ですが、おそらく日本のバブル崩壊を参考にしながら対策していると思っていました。
ただ習近平がシャドーバンクを閉めだしたのを見て、大蔵省の勇み足と同じじゃないかと感じましたがどうなんでしょう?
オバrevさんへ
黒田裕樹 なるほど、そういう一面もあるんですね。参考になります。
チャイナに関しては、元々が共産主義で成り立っていますから、我が国とは構造が異なると思われますね。
今後の軍事的行動が気がかりです。