しかし、消費税の導入には野党や世論に強硬な反対意見も多く、同時に大規模な贈収賄(ぞうしゅうわい)事件となったリクルート事件が発覚したこともあり、竹下内閣の支持率はひとケタにまで急降下し、平成元(1989)年6月に総辞職を余儀なくされました。
もっとも、景気に直接的な影響を与える消費税の導入は、好景気が続いている間に行うのがセオリーでもあり、当時の我が国がバブル景気の真っ只中であったことを考慮すれば、ある意味では絶好の機会であったといえるのかもしれません。
なお、竹下内閣の後を受けて宇野宗佑(うのそうすけ)が新たに内閣を組織しましたが、世論の流れを止めることはできず、直後に行われた参議院選挙で自民党が過半数を大幅に割り込んだ責任を取って、わずか2ヵ月余り(69日間)で総辞職しました。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
今日消費税10%引き上げの判断が下されたばかりですが、やはり夏の頃のGTPはマイナス成長だった様で、先送りされましたね。
景気が良い企業とそうでない企業との格差が以前として大きい事と、景気回復している企業でも、これまでの景気の不安定からの不安から何事も買い控えしているご家庭も多いので、まだまだ難しい様ですね。不景気で苦しい時期を何とか乗り越えて来たので、知らず知らずに節約が身についているので、よほどの景気回復が見込まれない限りこれからも買い控えは続くのでは無いでしょうか・・
ぴーち こんばんは!
すみませんm(__)m
やはり打ち間違えてました(^_^;)
GTP←GDPに訂正させていただきます。
失礼致しました!
ぴーちさんへ
黒田裕樹 現在のように、景気が回復していないのも関わらず増税に走るのは、仰るとおり愚の骨頂です。
景気の気は「気持ち」の気でもあります。国民が幸福な生活を実感できるまで、むやみに増税するものではないですね。