「八紘一宇」は「道義的に天下を一つの家のようにする」というのが大意であり、我が国だけでなく世界全体を一つの家として、神のために祈られる天皇を中心に仲良くやっていこう、という願いが込められています。
つまり、「八紘一宇」の精神においては、我が国のみならず世界人類が兄弟のように平等であり、「世界中すべての人々の人権も保障される」という解釈となります。我が国では、天賦人権論が考え出される遥か以前から、「世界は一家、人類はみな兄弟」というが思想定着していたんですね。
ちなみに、大日本帝国憲法の第1条は「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之(これ)ヲ統治ス」と規定されており、これは「天皇陛下の統治によって『八紘一宇』の伝統が守られている」ことを意味しています。
こうした事実を鑑みれば、すでに大日本帝国憲法以前において定着していた「人権思想」に対して、わざわざ西洋由来の天賦人権論を持ちこむ理由が果たして存在するのでしょうか。
※下記の映像は11月15日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
「八紘一宇」ですか。
恥ずかしながら、初めて聞いた言葉です。
けれどなんと慈悲深い言葉なんでしょうか^^
なかなか人間の業の深さと照らし合わした時には
崇高過ぎて、実践していこうと考える方は
極わずかに留まってしまうかもしれませんが、
それ故にその考え方を目標に人間は生きるべきだと
説かれた言葉なのでしょうね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、「八紘一宇」という言葉には日本人の素晴らしい精神が表現されているのですが、今はほぼ廃れてしまっているのがさびしい限りですね。なぜかというと…。