我が国の伝統的な政治文化には、言うまでもなく「天皇陛下」がご存在されておられます。天皇の古来の重要な役割は、国民のために「祈る」ことであり、かつては実際に政治を行う権力もお持ちでした。
その後、歴史が進むにつれて天皇は政治的権力から遠ざかり、1192年に源頼朝が朝廷から征夷大将軍に任じられ、鎌倉幕府を開く頃には、天皇がお自ら権力を行使されることはなくなりました。
しかし、天皇は新たな政治権力者となった武家と対立するのではなく、政治権力者が「民にために祈り続けた」天皇の権威を押し頂いて政治を行うことが、我が国の新たな政治文化としての伝統となったのです。
なぜそう言い切れるのでしょうか。その背景には「征夷大将軍」の位置づけがあります。
※下記の映像は11月15日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
ここでも征夷大将軍の存在が大きな鍵となっているんですね。(前回は開国前の日本で、この存在が登場しましたが)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > ここでも征夷大将軍の存在が大きな鍵となっているんですね。(前回は開国前の日本で、この存在が登場しましたが)
そうなんです。「征夷大将軍」は単なる地位にとどまらず、我が国に様々な影響を与えているのです。