松本大臣がなぜ一院制なのかをGHQに問いただすと、ホイットニー民政局長は「日本にはアメリカのように州という制度がないから上院は必要ないし、一院制の方がシンプルではないか」と答えました。要するに、憲法草案を作成した立場の人間が、二院制の意義を全く知らないのです。
さらに松本大臣を驚かせたのが「土地その他の天然資源は国有とする」という事項でした。これは私有財産の否定を意味しており、松本大臣が後に幣原首相に草案を報告した際に「まるで共産主義者の作文だ」という会話が残されています。
なぜマッカーサー草案には二院制に対する認識が欠けていたり、あるいは私有財産を否定するような内容が含まれていたりしたのでしょうか。それもそのはず、実はマッカーサー草案は「憲法の素人(しろうと)がたったの一週間で作った急ごしらえ」のものだったからなのです。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんにちは!
確かに
政治に疎い私でさえも、冒頭の記事を読ませていただいた時点で、マッカーサー元帥は共産主義だったのかな?と思ってしまいました(・_・;)
九条に関しても、こんな調子で、ポッと提案された
法案だったのでしょうかね?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 政治に疎い私でさえも、冒頭の記事を読ませていただいた時点で、マッカーサー元帥は共産主義だったのかな?と思ってしまいました(・_・;)
全くその通りですよね。マッカーサーというよりもGHQの民政局全体が共産主義さyであったという説もあります。
> 九条に関しても、こんな調子で、ポッと提案された
> 法案だったのでしょうかね?
9条に関しては後日改めて詳しく紹介いたします。