内村の言葉を借りるまでもなく、西郷隆盛こそが武士道精神を貫(つらぬ)き通した「最後のサムライ」であり、その生真面目すぎる生涯に多くの日本人が今もなお尊敬の思いを高めています。
若い頃から様々な苦労や経験を積んできたことで人望篤く信頼の高い大人物となり、自身の力で明治維新を成し遂げたにもかかわらず、そのことを驕(おご)るどころかひたすら無私の精神で生き抜き、最後にはすべての矛盾を一身に引き受け、賊軍として城山の露と消えた西郷隆盛。
彼の人生そのものが日本人の誇りであるとともに、彼の生き様に学ぶことこそが、我が国を立て直す大きな流れにつながるのではないでしょうか。
(※第40回歴史講座の内容はこれで終了です。次回[3月6日]からは通常の更新[=昭和時代・戦後]に戻ります)





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち こんにちは!
仰るとおり、人間はどうしても
周りから持て囃されたりすると、驕りが頭角を現してしまう所が有りますものね。
そういう人間の欲をいかに自重し、身を粉にして
他人の役に立てる人物になれるかは、その人の人生経験の有無に関わってくる問題でしょうけれど、凡人にはなかなか真似が出来ない境地です。
なので、尚更、西郷さんの生き様に憧れる人が多いのでしょうね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 若い頃から苦労を重ねた西郷さんだからこそ、彼のような生き方が出来たのでしょうね。
常人にはとても真似できそうもないからこそ、西郷さんの人柄に憧れるのかもしれません。
生真面目な~!
鹿児島のタク 黒先生へ
最後まで、読ませていただきました。
西郷ドン、もちろん郷土の英雄ですが「豪傑」みたいにとらえている方々が多く、本質はそのとおり「生真面目」な男だったと思います。
どうも有り難うございました。
鹿児島のタクさんへ
黒田裕樹 今回もお付き合いくださり有難うございます。
仰るとおり、西郷さんは決して豪傑ではなく、細やかな気配りができる生真面目な人だったと思います。