第二次総攻撃において第三軍は複数の堡塁の占領には成功したものの、最後には砲弾不足で攻撃を中止せざるを得ませんでした。またしても日本軍の敗北となったのです。
しかし、第二次総攻撃における日本軍の死傷者が約3,800人で全体の1割を切ったのに対して、ロシア軍のそれは約4,500人と日本軍を上回ったほか、全体の割合も14%に達していました。
失敗したとはいえ死傷者の数や割合が明らかに低下した裏(うら)には、乃木による正攻法への転換(てんかん)がありました。彼の判断は決して間違(まちが)っていなかったのです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち こんにちは!
一口に戦争に勝利した負けたと言っても、
その戦い方や詳細な内容を見てみると
明らかに圧勝だった場合もあれば、辛うじて勝利した場合もあるわけですね。
勝利したものは、どちらかというと
勝利の美酒を味わうことに酔ってしまい、
本当の勝因を見極めることが出来なくなる可能性はあるものの、負けた方は何が敗因だったのかという事を深く反省する機会を与えられるので、
しっかりとその時に原因探求できれば、何か次に起こった時の指針になるものなのだと思いました。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、勝敗が時の運である以上は負けてしまうこともあります。
むしろ負けてからが本当の勝負であり、次回の勝利につなぐために何をなすべきかということを真剣に考えかつ実行することが重要と言えますね。
訓練の賜物
- 黒田先生
青田です。
単純に事実だけを観るとこの凄さが実感できませんが、
当時の写真を観ると
日露戦争時の日本とロシアの装備の違い、
それと
白兵戦の格闘になった時の、当時の
小柄な日本兵と大柄なロシア人との違いで、
これだけの成果を出せたこと自体、賞賛に値します。
それだけ、日頃の訓練がしっかりしていたということですね。
青田さんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
日頃の訓練と精神面の鍛錬が重要であると痛感します。