乃木将軍が日露戦争(にちろせんそう)における旅順(りょじゅん)での戦いで数多くの死傷者(ししょうしゃ)を出してしまったことは確かに事実ですが、その一方で「永久要塞(えいきゅうようさい)」と呼(よ)ばれた難攻不落(なんこうふらく)の旅順の要塞をわずか半年足らずで落としたという大偉業(だいいぎょう)を彼が成し遂(と)げた事実を皆(みな)さんはご存知(ぞんじ)でしょうか。
戦いにおいて様々な悪条件が重なっても、一切弱音(よわね)を吐(は)かずに「腹を括(くく)った」乃木将軍であったからこそ、彼が率(ひき)いた第三軍は勇敢(ゆうかん)に戦い抜き、また旅順攻略(こうりゃく)後に敵将の名誉(めいよ)を重んじた乃木将軍の気高(けだか)い精神が世界各国から称賛(しょうさん)されたという真実もあったのです。
今回の歴史講座では、日露戦争における乃木将軍の活躍(かつやく)ぶりを中心として、彼が後世(こうせい)に遺(のこ)した様々なエピソードやそれにまつわる教訓について詳(くわ)しく探(さぐ)ってみたいと思います。





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ぴーち こんばんは!
いくら世間から名相だと称えられた人物であろうと
全ての面において、非の打ち所のない人物とは限らないのがまた人間であるが故でしょうけれど。
対象となる人物のどの部分をクローズアップして
みるかによって、人の意見が色々と変わってくるかと思いますので、そういう点にも注目してみたいものです。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > いくら世間から名相だと称えられた人物であろうと
> 全ての面において、非の打ち所のない人物とは限らないのがまた人間であるが故でしょうけれど。
> 対象となる人物のどの部分をクローズアップして
> みるかによって、人の意見が色々と変わってくるかと思いますので、そういう点にも注目してみたいものです。
仰るとおりですし、乃木将軍の場合はなおさら顕著ですからね。
今回は約一ヵ月という長丁場ですが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
大阪講演同様、参加者の皆様からは「感動しました」など様々な好意的なご意見をいただいたことが何よりの収穫(しゅうかく)でした。また、懇親会(こんしんかい)も初参加の方を含めて大いに盛り上がりました。
なお、次回(第39回)は平成25年11月23日(土・祝)午後3時30分より東京・浅草にて、並びに11月30日(土)午後6時より大阪・梅田で「樋口季一郎 ~誇りある救国の決断」と題し、自身の決断が我が国の危機を救った樋口将軍について講演を行う予定です。
また、今回の講座の内容は32回に分けて10月10日よりYouTubeによる映像とともに更新を開始しますので、どうぞご期待ください!






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