徳川幕府(とくがわばくふ)から東山天皇(ひがしやまてんのう)の勅使饗応役(ちょくしきょうおうやく)に命じられた赤穂藩主(あこうはんしゅ)の浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)こと浅野長矩(あさのながのり)は、彼の指南役(しなんやく)であった吉良上野介(きらこうずけのすけ)こと吉良義央(きらよしひさ)による数々のいじめに耐(た)えかね、ついに江戸城松の廊下(ろうか)において刃傷(にんじょう)に及(およ)ぶも、無念にも上野介を討ち漏(も)らしてしまいました。
浅野はお家断絶(いえだんぜつ)のうえ即日切腹(そくじつせっぷく)、一方の吉良には一切お咎(とが)めなし。幕府による理不尽(りふじん)ともいえる裁(さば)きに対して、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)こと大石義雄(おおいしよしお)をはじめとする旧赤穂藩の四十七士(しじゅうしちし)は数々の苦難を乗り越(こ)えて吉良家の屋敷(やしき)へ討ち入り、ついに主君の仇を討ったのです。
私たちが良く知っている「忠臣蔵」は日本人の好みに最も相応(ふさわ)しい物語であるといえますが、実は最近の歴史研究では全(まった)く別の評価となりつつあるのを皆(みな)さんはご存知(ぞんじ)でしょうか。





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ぴーち こんにちは!
確かに今では年末年始の風物詩となって
いますよね^^
ずっと座って最初から最後まで
テレビの前で見たことは無いですが
あれってほぼ半日以上放送してませんか?(∀`*ゞ)エヘヘ
真説があるんですか^^
明日の記事をたのしみしますね!
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 昔はテレビドラマで半日かけてやっていたこともありましたし、あるいは映画も普通よりも時間をかけて丁寧に描いていますね。
真説ですが、まずは最近の学説から紹介させていただきます。その内容は…。
「仮名手本・忠臣蔵」…
鹿児島のタク 現在TVや映画の「忠臣蔵」関係は,今だに元禄末期の「仮名手本・忠臣蔵」等がベーシックにあるでしょう。全くの劇作ですから…。
本当の歴史というものを証明できるとすれば,…全く異なることは当たり前でしょうね。
以前と比べれば,年末のテレビや映画の数はすごく減ったでしょう。でも,私もこの手の「忠臣蔵」を観るとついつい涙が出てしまいます。
偽作とは知っていても,これはもはや「仕方がない」の世界です。でも,真実(真相)を知りたいですね。
鹿児島のタクさんへ
黒田裕樹 我が国の「歴史に残る名作」は、仮に偽作であったとしても某国のように「全くのでっち上げ」ではなく、必ず何らかの「下敷き」が存在しているものです。
今回の講座もその観点から詳しく説明していきたいと思っております。
大阪講演同様、参加者の皆様から好意的かつ建設的なご感想やご意見をいただきまして大変感謝しております。今後も東京講演を継続して行うことの重要性を実感するとともに責任の重さを改めて自覚した思いがしました。
なお、次回(第35回)はブログ開設4周年記念講演としまして平成25年3月23日(土)午後6時より大阪・梅田で、並びに3月30日(土)午後3時30分より東京・浅草にて「人権法案の矛盾 ~言論統制社会が国を滅ぼす」と題して、久しぶりに公民分野を含めた講演を行う予定です。
また、今回の講座の内容は22回に分けて2月11日よりYouTubeによる映像とともに更新を開始しますので、どうぞご期待ください!
最後に東京での講座の様子を撮影した画像を追記にて紹介しますのでご覧ください。
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ぴーち こんにちは!
地元大阪以外の大都市東京でも16名の方が参加されたということは、
とても大きな意味を持つ数字ですね!
石の上にも3年と申します様に、黒田さんのこうした地道な活動はこれからも継続していく事で、次第に大きな大輪の花を咲かせていく事と存じます。
歴史にもっと興味を持って貰いたい。そして理解して貰いたいという真摯なお気持ちが、もっと沢山の方に届くよう、私も陰ながら応援させていただきたいと思います。
今回の講演も成功されて、本当に良かったですね^^
ぴーちさんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
ブログを開設して4年、東京講演を初めて3年になりますが、仰るとおり地道な活動がここまでこれたのではと思います。
今後も初心を忘れず頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
絶対に行きます。
青田です。 黒田先生
こんばんは
青田です。
3月23日の『人権法案の矛盾 ~言論統制社会が国を滅ぼす』には、絶対に行きますね。
このテーマを取り上げるとは、さすがに
黒田先生の真骨頂です。
【黒田裕樹のそこまで言って委員会】になりそうですね。
今から、楽しみで、ワクワクします。
青田さんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
次回の講演は東京においても好意的に受け止められており、私自身も非常に楽しみにしております。