いかに信仰のためとはいえ、我が国古来の領地を外国の所有に任せるという行為は、自身による天下統一を目指した秀吉にとっては有り得ないことであると同時に、イエズス会やその裏に存在したイスパニアの領土的野心に嫌(いや)でも気づかされることになりました。
次に秀吉を待ち受けていたのは、キリシタン大名の領内において無数の神社や寺が焼かれていたという現実でした。これらはカトリックの由来であるキリスト教が一神教(いっしんきょう)であり、キリスト以外の神の存在を認めなかったことによって起きた悲劇でもありましたが、秀吉の目には我が国の伝統や文化を破壊(はかい)する許せない行動としか映(うつ)りませんでした。
さらに秀吉を驚かせたのは、ポルトガルの商人が多数の日本人を奴隷(どれい)として強制連行していた事実でした。支配地の有色人種を奴隷扱いするのは白人にとっては当然の行為であっても、天下統一を目指すことによって、国民の生命や財産を守る義務があると自覚していた秀吉には絶対に認められない行為でした。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
まずは東京講演、お疲れ様でしたm(_ _)m
そしてお忙しい中、ブログへコメントいただき
ありがとうございました^^
記事の件ですが、
外国の常識でも、日本には非常識な行為で
ある場合が多いですね。勿論、逆も然り。
いくら外国の所有に任せてあるとはいえ、
あくまでも日本の領土であったのでしょうから、
秀吉の気持ちも判らなくはありません。
最近、中国が日本の山林を買収している
との事実が挙げられていますが、余り
いい気持ちではありません。。
応援凸
mochimochi 日本人の奴隷について、どこかの本で初めて知り(本の名前忘れました)びっくりしました。
たしかその本によると、日本人奴隷はよく働き、物も盗らないので評判が良かったと書いていた気がします。事実は知りませんが。
それで、実はポルトガルがキリスト教を日本に広めたかったので、ポルトガルの中でも日本人の奴隷を反対する人達がいたそうです。
日本人奴隷なんてなんだか不思議な感覚です。
西洋人の仕業(?)についておもしろい解説があるので時間がある時に見てください。
http://www.youtube.com/user/hkokonj#p/u/4/7n9BFo_Nmj4
http://www.youtube.com/user/hkokonj#p/u/3/7Q4cCa5IiGw
オバrev 東京講演 お疲れさまでした。
えっ?次はマツダスタジアムで広島講演??(^_^;)
しかし当時の欧州は、スペインとポルトガルが強国で、世界を2分して支配しようとしていた時じゃないでしょうか。
今でも、英語とともにスペイン語、ポルトガル語は世界各国で使われていますが、昔、ブラジルから来日していた日系三世のナントカカントカ棗田さんは、ポルトガル語と日本語と英語を話していた記憶があります。
ふとかつ こんばんは。
東京公演お疲れ様でした。相変わらずのご盛況でしたか?
その後の懇親会も盛り上がったことでしょう。
浅草観光もされましたか?
講義の様子を記事で拝見するのを楽しみにしております。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > こんばんは!
> まずは東京講演、お疲れ様でしたm(_ _)m
> そしてお忙しい中、ブログへコメントいただき
> ありがとうございました^^
いえいえ、こちらこそご丁寧なお言葉、ありがとうございます。
> 記事の件ですが、
> 外国の常識でも、日本には非常識な行為で
> ある場合が多いですね。勿論、逆も然り。
> いくら外国の所有に任せてあるとはいえ、
> あくまでも日本の領土であったのでしょうから、
> 秀吉の気持ちも判らなくはありません。
そのとおりだと思います。
どんな理由であれ、我が国固有の領土を外国に任せる行為が許されて良いはずがありません。
> 最近、中国が日本の山林を買収している
> との事実が挙げられていますが、余り
> いい気持ちではありません。。
そこなんですよね。
日本国民の「お人好し」な一面が悪い方向に表れている思いがします。
mochimochiさんへ
黒田裕樹 西洋人は昔から「白人至上主義」ですからね。
いくら礼儀正しいからといって、奴隷として異国に無理やり連れて来られ、厳しく働かされて一生を終わるなんて、当時でも決して許されるものではありません。
いつも参考になる資料をご提供くださってありがとうございます。
オバrevさんへ
黒田裕樹 > 東京講演 お疲れさまでした。
> えっ?次はマツダスタジアムで広島講演??(^_^;)
ありがとうございます。
広島講演ですか…。その場合はオバrevさんのご講演とダブルですね(笑)。
> しかし当時の欧州は、スペインとポルトガルが強国で、世界を2分して支配しようとしていた時じゃないでしょうか。
> 今でも、英語とともにスペイン語、ポルトガル語は世界各国で使われていますが、昔、ブラジルから来日していた日系三世のナントカカントカ棗田さんは、ポルトガル語と日本語と英語を話していた記憶があります。
この当時はスペインとポルトガルの天下でしたからね。
複数の言語が話せるのは良いことですが、ブラジルのように征服した国の言語が公用語になっているのは複雑な思いがしますね。
ふとかつさんへ
黒田裕樹 > 東京公演お疲れ様でした。相変わらずのご盛況でしたか?
> その後の懇親会も盛り上がったことでしょう。
> 浅草観光もされましたか?
> 講義の様子を記事で拝見するのを楽しみにしております。
ありがとうございます。
浅草寺へは久しぶりに行きましたが、相変わらずのにぎわいでしたね。
スカイツリーも近くから良く見えて感動的でしたよ。
懇親会もアットホームな雰囲気でしたし、可能ならば次もぜひ浅草で行いたいですね。
詳しくはまた別記事で紹介させていただきます。