自衛隊が正式に発足(ほっそく)して60年近くになりますから、もういい加減に憲法で正式に規定しても良いはずですし、また自衛隊の存在をあくまで認めないのであれば、「自衛隊の禁止」を憲法に記載するように運動することで、長年の論争に決着をつけるべきです。
私は同じ考えを持っていませんが、自衛隊の廃止や永住外国人の地方参政権、あるいは朝鮮学校の授業料の無償化を認めようとする、いわゆる「市民の推進派」の皆さんには、国の基本法たる憲法の存在を貶(おとし)めるような強引な法制定を進めるといった姑息(こそく、本来は「その場しのぎの」という意味ですが、最近は「卑怯な=ひきょうな」という意味でも使用されているようです)な手段をとることなく、憲法改正という公明正大な方法で自分の意見を述べてほしいです。
人間というものは、自分の考えにやましいことがなければそれを堂々と主張できるものです。推進派の皆さんも、かつて日本国憲法がそうであったように、国民の知らないところで密(ひそ)かに法案を通すような考えを持たないでほしいですし、あくまでゴリ押しするというのであれば、以前の私の講座(第14回)における夫婦別姓推進派のように、スウェーデンの悲劇を国民に知らせずに法案を押し通そうとする「いかがわしさ」しか私には感じることができません。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)
(※次回[2月8日]より通常の更新=戦国、安土・桃山時代に戻ります)




いつも有難うございます。
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晴雨堂ミカエル 「日の丸」の法制化も、国会ではなく国民投票で決めるべきでした。
法制化の手続きは誤りでないし、国旗を国民投票で決めるという規定は憲法にもありません。しかし国を表す主権章たる国旗も道義的に言って国民投票に相応しいテーマでした。
そもそも、当時の殆んどの国民は日の丸を国旗と思い込んで疑わなかった。法制化されていないなど、一億人以上の国民は初耳でしょう。
私の父は「日の丸を国旗と認めない? 最近の若い者は」とつぶやいたが、これが大半の国民の認識です。声高に日の丸に反対する世代は戦前生まれの父の世代と戦後の団塊の世代の一部なのです。最近の若い者は有っても無くても良い程度でしょう。
何を怖れて国会だけで決めたのやら。国民投票で決めれば、既に馴染みがあり慣習として国旗となっている日の丸が落選するのは有り得ない。左翼系市民の大義名分をかなり潰すことができたのに。
左翼系市民も反対するだけで代案を全く示さなかった。日の丸を引きずり下ろして国連旗を掲げたり、温泉マークを「湯の丸」として掲げたり。
冗談や皮肉はやめて代案をつくったらどうか、新しい国旗案募集を雑誌や新聞の広告に出したらどうや、と意見すれば、「な
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 国旗国歌法の制定の頃に国民投票法の形式が出来上がっていれば、仰るようなかたちになったかもしれませんね。そう考えれば悔やまれる話です。
しかし、現在は国民投票法が施行されていますから、懸案の法案も憲法改正ですっきりと解決できます。過去を反省し、未来につなげるためにも今後は姑息な手段を許してはいけませんね。
ぴーち こんばんは!
このまま、今の与党が政権を握っている限り
外国人の参政権は免れないでしょうね。
しかしながら、今日本に永住権が認められている外国人の数は、政治を揺るがす程の力には及ばないと思われるのが、唯一もの救いかもしれませんが、今後、その数が増えるとしたら、或いは外国人主体の考えが日本人の間で肯定的に捉えられたりすれば、このままでは済まない状態に陥るでしょね(*_*;
自衛隊問題も、今では当然の如くニュースでも自衛隊の活躍は報道されていますので、憲法で正式に規定されていると思っている方もいらっしゃるんじゃないでしょうかね?そういう意味でも、正式な改正は必要になりますね。
日本は何事も、問題をうやむやにする傾向が強いですね。
国内だけなら通用することでも外国にははっきり意思表示をしていかないといけませんね。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 問題をうやむやにすることは、仰るとおり国内ならともかく海外では通用しませんからね。
うやむやにすることで、逆に外国人参政権をこっそりと通してしまうことにもなりかねませんし。
憲法にかかわる重要な法案は、改正の有無を国民に問いかけるようなルール作りが望まれますね。
黒田裕樹さん
風早 りら 国民の知らないところで密かに法案を通すような考えを持たないでほしいです
今までもいつのまにか 法案が通っていたのね
と思うことが 多かったです
もう うんざりしています
風早りらさんへ
黒田裕樹 >> 国民の知らないところで密かに法案を通すような考えを持たないでほしいです
> 今までもいつのまにか 法案が通っていたのね
> と思うことが 多かったです
> もう うんざりしています
りらさんの思いは、私を含めて多くの国民が感じていることだと思います。
今も大相撲の騒動など世の中が政治以外のことで注目を集めていますが、こんな時こそ注意が必要ですね。
尖閣問題
青田です。 黒田先生
こんばんは
青田です。
自衛隊についての、憲法の拡大解釈は、
今までは、あやふやにしていた隠れた前提としては
① 外国が日本を攻めることなど有り得ない。
② いぜとなったら、アメリカが守ってくれる。
があると思います。
しかし、実際は
竹島が、韓国に実効支配され、
尖閣諸島における中国の漁船の侵入が起こっています。
もし、あの中国漁船が漁船ではなく、上陸用掃海艇なら、自衛隊自身も、何をどう対応していいかわからず、可愛そうです。
さらに
私も含めて、『いざとなったら、アメリカが守ってくれる。』と考えていましたが、
不思議にアメリカは、尖閣諸島、竹島問題にたいしては、冷淡な態度ですね。
こういう今の状況を考えると
早急に憲法改正をしないと、何もできませんね。
たとえ、日本人自身が国民投票で、『外国に侵略されても、軍隊を持ちません。』という結果になったとしても、GHQに押し付けられたものではないので、納得できます。
それにしても、外国に侵略行為を受けていて
憲法改正の議論が起こらず、
反原発、オスプレイ反対のデモが、レクリエーションのように起こっている状況を考えると
『平和ボケ』も末期症状ですね。
青田さんへ
黒田裕樹 仰るとおり、我が国は一刻も早く自主憲法を制定しなければ未来はないでしょう。
占領憲法に縛られている限り、いつまで経っても「真の独立」は有り得ません。
やはり、憲法上、無理がある気がします
- 黒田先生
こんばんは
青田です。
憲法の
拡大解釈をどこかで、止めないと
今の憲法が、大宝律令のようになってしまう気がします。
ただ、今の政府は、憲法上、整合性がない
最悪なことをしようとして(外国人地方参政権、夫婦別姓、人権侵害救済法案)
大事なこと(有事の際の自衛隊の憲法における
行動の許容範囲)
は、全くしていませんね。
さらに
今、完全に無政府状態(政治が止まっている)こと自体、異常ですが。。
(国民は、『怒り、呆れる、諦める。』の心理状態ですが)
青田さんへ その2
黒田裕樹 おっしゃる通りかと思います。
気合が入ったこともあって(笑)、講座そのものは2時間半近くの長丁場となってしまいましたが、ほとんどの皆様が最後までお聞きになり、ご感想も「楽しかった」とのお言葉が多いということで、大成功のうちに終えることができたと自負しております。
講座の内容は私の第7回歴史講座に準じておりますが、最後などに補足を付け加えておりますので、下記に紹介させていただきましたYouTubeによる映像をお楽しみいただければと思います。
なお、「学ぼう会・北摂」での私の講座ですが、次回は6月を予定しております。




いつも有難うございます。