連歌は、これを職業とする連歌師(れんがし)によって各地の武士や庶民に広められましたが、時が経つにつれて新鮮さが失われ、形式化していきました。これに対し、山崎宗鑑(やまざきそうかん)はより自由で俗っぽい気風を持つ俳諧連歌(はいかいれんが)をつくり出し、犬筑波集(いぬつくばしゅう)を編集しました。
また、この頃までに絵の入った短編の物語である御伽草子(おとぎそうし)が成立して、一寸法師(いっすんぼうし)や浦島太郎(うらしまたろう)など、後世(こうせい)にまで愛された庶民の様々な夢や教訓が語られました。
この他にも、民衆の芸能として華(はな)やかな姿で踊(おど)る風流(ふうりゅう)が祭礼(さいれい)や正月・盆(ぼん)などに行われていましたが、この風流がやがて念仏踊(ねんぶつおど)りと結びついて、盆踊(ぼんおど)りとして定着していきました。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)




いつも有難うございます。
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Kei たぶんだいぶ前に書かれた記事だとは思いますが、今日は、第1回歴史講座の10回ぶんを読ませていただきました。おもしろくって次まで読もうと思ったのですが、時間がなくなってしまったので、また、明日、第2回を読みに来ます。
とてもおもしろかったです。ありがとうございます。Kei
サクラ 連歌といえば、今ではあまり馴染みありませんよね。
私も読んだ事があるような気はするんですが、一つとして印象に残ってません。
というか、勅撰があったんですか――。
『御伽草子』なんかも、この時代ですよね。
『ものぐさ太郎』なんか読んでると、ニートの物語ですから、今も昔も変わりないんだと思います。
そういった変わらないところや心を掴んだのが、『一寸法師』や『浦島太郎』などのロングセラーなんですね。
Keiさんへ
黒田裕樹 > たぶんだいぶ前に書かれた記事だとは思いますが、今日は、第1回歴史講座の10回ぶんを読ませていただきました。おもしろくって次まで読もうと思ったのですが、時間がなくなってしまったので、また、明日、第2回を読みに来ます。
> とてもおもしろかったです。ありがとうございます。Kei
こちらこそ、昔の講座をご覧下さって有難うございます。
次回で19回になります歴史講座は、時代を超えた数々の内容がそろっておりますので、お楽しみいただければ幸いです。
サクラさんへ
黒田裕樹 > 連歌といえば、今ではあまり馴染みありませんよね。
> 私も読んだ事があるような気はするんですが、一つとして印象に残ってません。
> というか、勅撰があったんですか――。
確かに、連歌は現代では勢いを失っているというべきかもしれません。もっとも。連歌の発句が独立して俳句になっていますので、歴史そのものはつながっているわけですが。
> 『御伽草子』なんかも、この時代ですよね。
> 『ものぐさ太郎』なんか読んでると、ニートの物語ですから、今も昔も変わりないんだと思います。
> そういった変わらないところや心を掴んだのが、『一寸法師』や『浦島太郎』などのロングセラーなんですね。
確かに「ものぐさ太郎」はニートそのまんまですね(笑)。
人の心は移ろいやすいとはいえ、根っこはそのままですからね。ロングセラーになるのもうなづけます。
黒田裕樹さん
風早 りら 御伽草子の一寸法師 浦島太郎
心 踊らせて読んだ 幼い頃思いだしました
念仏踊とそれまでの民衆の踊りが
結びついて盆踊となったのですか
今は 参加する事もありませんが
子供の頃は浴衣をきせてもらうのが
嬉しかったです
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 御伽草子の一寸法師 浦島太郎
> 心 踊らせて読んだ 幼い頃思いだしました
幼心にものすごく印象に残る物語ですよね。
今も昔も良いものは素晴らしいです。
> 念仏踊とそれまでの民衆の踊りが
> 結びついて盆踊となったのですか
> 今は 参加する事もありませんが
> 子供の頃は浴衣をきせてもらうのが
> 嬉しかったです
ありましたねぇ。
浴衣を着ると、本当に日本人なんだなぁと嬉しく思ったものです。
オバrev 室町文化は現代と繋がっている、しかも庶民文化が台頭してきたという感じがします。
連歌?あまり聞かないですが、有名な連歌ってどんなものがあるんですしょうか?
俳諧連歌から俳句に繋がっているとなると、見事に現代繋がっていますね。
俳句とも近い川柳となると室町以降でしょうか?
質問ばかりですけど、よろしく(^∧^)、オ、ネ、ガ、イ
オバrevさんへ
黒田裕樹 > 室町文化は現代と繋がっている、しかも庶民文化が台頭してきたという感じがします。
そのとおりです。室町文化の頃になって、ようやく文化が庶民全体に広がりだしたといえるでしょう。
> 連歌?あまり聞かないですが、有名な連歌ってどんなものがあるんですしょうか?
これは私もよく分かりません。水無瀬三吟百韻の連歌は有名らしいのですが…。
> 俳諧連歌から俳句に繋がっているとなると、見事に現代繋がっていますね。
> 俳句とも近い川柳となると室町以降でしょうか?
川柳は江戸時代の柄井川柳(からいせんりゅう)がルーツとされていますね。
> 質問ばかりですけど、よろしく(^∧^)、オ、ネ、ガ、イ
もちろんかまいませんよ(^^♪
もし分からない時は、今回のように正直に答えますm(_ _)m
ぴーち こんばんは!
念仏踊りが、盆踊りのルーツでしたか
それは存じませんでした^^;
確かにご先祖を供養すると言う意味合いで
踊っている様には感じていました。
今日は先ほど帰宅したばかりなので、
お返事はまた明日させてくださいね^^
いつも本当にありがとうございますm(__)mそれでは応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 念仏踊りが、盆踊りのルーツでしたか
> それは存じませんでした^^;
> 確かにご先祖を供養すると言う意味合いで
> 踊っている様には感じていました。
仰るとおり、盆踊りには先祖供養という意味も込められていると考えられますね。
単なる踊りではなく、伝統が感じられます(^^♪
> 今日は先ほど帰宅したばかりなので、
> お返事はまた明日させてくださいね^^
> いつも本当にありがとうございますm(__)m
いえいえ、こちらこそ返信が遅れてすみませんm(_ _)m
明日もまたよろしくお願いします。