当初は将軍足利義満の保護を受けるなど、いわゆる上流社会に愛好された能も、時が経(た)つにつれてより素朴(そぼく)で娯楽性(ごらくせい)が強いものが各地の祭礼ななどで演じられるようになりました。
能の合間(あいま)に演じられた狂言(きょうげん)は、当時の大名から庶民に至るまで幅(はば)広い層の生活を題材として、科白(せりふ)も日常の会話が取り入れられたことで、庶民に大いにもてはやされました。
ちなみに狂言を職業的に演ずる人々を狂言師(きょうげんし)といいますが、現代では野村萬斎(のむらまんさい)さんが有名ですね。
なお、この時代に庶民に愛好された芸能としては、この他に幸若舞(こうわかまい)や古浄瑠璃(こじょうるり)・小歌(こうた)などがあり、小歌の歌詞を集録した閑吟集(かんぎんしゅう)が知られています。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)




いつも有難うございます。
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風早 りら 能や狂言が 庶民に 愛されるように
なっていく それが今の時代の
伝統芸能として 生きています
この頃の 狂言師は
凄い スターだったんでしょうね
娯楽が限られた時代です
文化は歴史なしには 語れませんね
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 能や狂言が 庶民に 愛されるように
> なっていく それが今の時代の
> 伝統芸能として 生きています
> この頃の 狂言師は
> 凄い スターだったんでしょうね
> 娯楽が限られた時代です
> 文化は歴史なしには 語れませんね
仰るとおり、現代のように娯楽に無数の種類がある時代ではありませんから、民衆はこぞって狂言に夢中になったと考えられます。
だからこそ伝統芸能として残されたのだと言えますね。
ぴーち こんばんは!
野村萬斎さん。昔、N○K教育テレビのある番組で
レギュラー出演されていましたが、子供がまだ小さいうちは、よく観ていました♪
「ややこしや~♪」やら、
同じ狂言師の和泉元秀氏のCMのくしゃみを「くっさめ」なんていう表現が面白くて、子供が興味深く聞いていました^^
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 野村萬斎さん。昔、N○K教育テレビのある番組で
> レギュラー出演されていましたが、子供がまだ小さいうちは、よく観ていました♪
> 「ややこしや~♪」やら、
> 同じ狂言師の和泉元秀氏のCMのくしゃみを「くっさめ」なんていう表現が面白くて、子供が興味深く聞いていました^^
狂言師独特の節(ふし)ですね。
現代においても狂言師が活躍できる我が国の環境も素晴らしいと思います。