能の発達は、やがて寺社の保護を受けて専門的に能を演じる能楽師(のうがくし)を生み出し、興福寺(こうふくじ)などを本所とした観世(かんぜ)・宝生(ほうしょう)・金春(こんぱる)・金剛(こんごう)の大和猿楽四座(やまとさるがくしざ)を中心として、能は各地で盛(さか)んに興行(こうぎょう)されるようになりました。
このうち、観世座の観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)父子は将軍足利義満の厚い保護を受けたことで、洗練された芸の美を追求した気品あふれる猿楽能(さるがくのう)をつくり上げ、能の脚本である謡曲(ようきょく)を数多く残しました。
また、世阿弥は能楽の芸術論であり、能の真髄(しんずい)を述べた風姿花伝(ふうしかでん、別名を花伝書=かでんしょ)を著(あらわ)しています。




いつも有難うございます。
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風早 りら 足利義満の能に対する 貢献度は
大きかったのですね
日本の素晴らしい 文化
能の発展は この時代だったのですね
日本 独自の 文化
とても 興味があります
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 足利義満の能に対する 貢献度は
> 大きかったのですね
> 日本の素晴らしい 文化
> 能の発展は この時代だったのですね
> 日本 独自の 文化
> とても 興味があります
能の発展は、パトロンたる義満の存在なくして有り得ませんでした。
為政者が文化に与える影響はやはり大きいですね。
初めまして
Me 足跡から参りました。
ご訪問有難うございます。
古来より受継がれている芸能・工芸に
関心がありますので
楽しく拝見させて頂きました。
また伺わせて頂きます。
Meさんへ
黒田裕樹 > 足跡から参りました。
> ご訪問有難うございます。
こちらこそご訪問並びにお言葉有難うございます。
> 古来より受継がれている芸能・工芸に
> 関心がありますので
> 楽しく拝見させて頂きました。
> また伺わせて頂きます。
室町文化には現代の伝統文化に通じるものも多いですからね。
文化史についてはもうしばらく続きますので、今後ともよろしくお願いいたします。
コメントをありがとうございますっ
桑猫 訪問ありがとうございまするっ
そして返信が遅れてしまい、
本当に申し訳ないですっ・・・
某は歴史がとても好きで、
黒田殿の歴史のブログは
とても勉強になりましたっ・・
これからも度々覗かせて頂くことを
お許しください。
桑猫殿へ
黒田裕樹 > 訪問ありがとうございまするっ
> そして返信が遅れてしまい、
> 本当に申し訳ないですっ・・・
いえいえ、コメントを頂けて嬉しく思いまする(笑)。
> 某は歴史がとても好きで、
> 黒田殿の歴史のブログは
> とても勉強になりましたっ・・
> これからも度々覗かせて頂くことを
> お許しください。
お役に立てて良かったです。
これからもぜひお越し下さい(^_^)v
ぴーち こんばんは!
能の舞台を鑑賞した経験は生まれてこの方2回ほどありますが、あの舞台も独特な世界感がありますよね。
観世流と言うのは、お能だったんですね。
日本の雅楽なども再び見直されてくることを願いたいですね^^
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 能の舞台を鑑賞した経験は生まれてこの方2回ほどありますが、あの舞台も独特な世界感がありますよね。
> 観世流と言うのは、お能だったんですね。
> 日本の雅楽なども再び見直されてくることを願いたいですね^^
ご覧になられたことがあるんですか。私は残念ながらないんですよ。
古き良き伝統文化ですから、見直されてほしいと私も思います。