こうして編み出されたのが、我が国最初の成文法(せいぶんほう)であり、後年の法典(ほうてん)の編さんにも大きな影響を与えたとされる、604年に制定された憲法十七条(けんぽうじゅうしちじょう)でした。
憲法十七条は文字どおり17の条文に分かれていますが、このうち最も有名なのは、第1条の「和(わ、または「やわらぎ」)を以(も)って貴(とうと、または「たっと」)しとなし…」の部分ですね。
これは「和の尊重が我が国にとって何よりも大事であり、みだりに争いを起こさないようにしなければならない」という意味です。似た内容の条文が最後の第17条にもあり、こちらは「物事の判断は一人では行わず、皆で話し合って決めなさい」と説(と)いています。
この「和」や「話し合い」を重要視する姿勢は、現代に生きる我々にもつながっていると思いませんか?



いつも有難うございます。
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オバrev 17条憲法は、日本最初の憲法ですね。
ということは、ゼロから作ったわけで、それは大変だったろうと思います。
大日本国憲法は、確かドイツのワイマール憲法を元に作ったけど、この17条憲法は、何か元になるものがあったんでしょうか?
さすらい こんばんは。
そうですよね。
和の発想は古来よりなんですね。
我が国の誇りの姿勢
ぜひとも受け継いでいきたいものです。
応援♪
智里 十七条憲法の有名な部分ってみんな知ってるけど、他の文章って知ってる人っているの?
日本最初の憲法なのに、十七条のうち1条も知らないのって問題あるよね。
この質問を中学と高校の社会の先生にしたら逆切れされて、むっちゃ怒られたさ(_≧Д≦)ノ彡バンバン☆
最近はネットで調べられるけど、20年も前の先生方は知らなかったんだろうね。
黒田さんは全部知ってました?
bunyan こんばんは~
昨日拍手ボタンを押そうと思ったら、どこにもないので焦りました(´∵`)
黒田さんはボタンを貼ってないんですね。
ではランキングを余計に押していきますヽ(*’-^*)。
オバrevさんへ
黒田裕樹 憲法十七条は、我が国のしきたりと諸外国の思想の「合作」と言えるでしょう。
我が国のしきたりは第1条や第17条にあるような「和の尊重」や「話し合いの重視」ですね。
諸外国の思想は…明日の講座で紹介しますね(^^♪
さすらいさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、604年の段階で聖徳太子は我が国のしきたりをしっかりと把握していたのです。
私たちもしっかりと受け継いでいきたいですね。
それにしても、調べれば調べるほど聖徳太子の凄さには舌を巻く思いがします。
応援ありがとうございます!
ぴーち こんばんは!
十七条憲法のお話ですね!
第一条の「和を以って貴としとなし・・」
なるほど、現在の日本国憲法の九条にも通じる原点を見たように感じました。
九条は最近、再び議論がありましたが、九条無くしては
日本の平和は成り立たないと信じております。
話が脱線してしまい、恐縮です^^;
和、対話は必要不可欠ですよね!
北朝鮮にも教えて差し上げたいです。。
それでは、応援させてください^^
また、お邪魔します♪
智里さんへ
黒田裕樹 > 十七条憲法の有名な部分ってみんな知ってるけど、他の文章って知ってる人っているの?
先生が「本当の歴史好き」か、単なる「受験のための歴史」かどうかで答えが異なりますね。
逆切れした先生は後者ではないでしょうか。「受験に関係ないことを聞くな!」とか(笑)。
> 黒田さんは全部知ってました?
…厳しいご質問ですね(^^ゞ
条文の丸暗記はさすがにできませんが、内容はほとんど頭に入っている
明日の更新で他の条文についても紹介しますので、またご感想をお聞かせくださいね(^o^)丿
bunyanさんへ
黒田裕樹 拍手は有難いんですが、コメ返に集中したいのであえて設けておりません。
焦らせてしまって恐縮ですm(_ _)m
ランキングへのご協力、いつも有難うございます!\(^o^)/
ぴーちさんへ
黒田裕樹 ぴーちさんのブログで熱く語ってしまった黒田です(^^ゞ
「和の尊重」や「話し合い重視」は、我が国のしきたりともいうべき歴史があります。我が国においては立派に通用しますが、しきたりの異なる他国にまで適用できるか、という点が今後のカギを握りそうですね。
また是非お越し下さい\(^o^)/