もちろん公民教科書にもその内容が記載されていますが、専守防衛は、裏を返せば「攻撃されてからしか反撃できない」わけですから、他国から核爆弾などを打ち込まれて、我が国が致命的な打撃を受けてしまってからでは、もはや手遅れであることは間違いありません。
一部の教科書には「日本の行動の範囲や自衛力の限界をめぐって議論が行われてきた」と書かれていますが、現場の授業においても、上記のような可能性があることを教えることで、今後の我が国の防衛政策について、生徒一人ひとりに真剣に考えてもらう機会をつくるべきです。
また、いわゆる「非核三原則」についても、「核兵器をなくそう」という単純な問題で片付けるべきではありません。
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つまり、我が国の専守防衛や非核三原則は、あくまでもアメリカの「核先制使用(防衛のために、核兵器を先制攻撃で使用するという考え方)もありうる」ということを含んだ「核抑止力」が前提なのです。
そうでなければ、核兵器を持たず、先制攻撃もできない日本が、現状では「アメリカの核の傘」に入らないと防衛力を維持できるはずがないのです。
まるでお花畑のような理想論に終始するのではなく、厳しい現実を同時に教えてこそ、次代を担(にな)う生徒に「自分の頭で日本の将来について考えさせる」ことが可能となるのです。
※「政治経済の授業から平和主義を学習する」については今回で一旦中断し、次回(9月29日)からは第56回歴史講座「日本文明の誕生」の更新を開始します。
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ぴーち こんばんは!
逆に考えると
そのお花畑の様な理想論で
よくぞ70年間も平和を維持し続けて
こられたものだと、改めて考えさせられます。
それを奇跡と言うべきか、それとも
これまで保護してくれていた
アメリカに感謝するべきか。。(^_^;)
いづれにせよ、これいからは
常にアメリカの
ご機嫌を伺わなければいけない
状況からは早く脱出するべきだとは思います。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
今の状況を打開するためにも、色んな展開が望まれます。