再び内閣を組織した安倍首相は、国家安全保障会議(=NSC)の設置や、国家安全保障戦略及び防衛計画の大綱の策定(さくてい)など、安全保障政策に関する様々な取り組みを行い続けています。
安倍内閣による政府のこうした考えは「積極的平和主義」と呼ばれ、アメリカなど諸外国と連携(れんけい)しながら、国際社会の平和と安定に向けて、これまで以上に積極的に寄与していくべきであるという、国家の基本体制を明確化したものでした。
さらに自衛隊が発足以来60年を迎えた平成26(2014)年7月1日には、我が国の安全保障政策を大きく転換させる「集団的自衛権の行使容認」が閣議決定され、これに基づくかたちで、平成27(2015)年5月に「安全保障関連法案(=平和安全法制、または安保法案)」を同じく閣議決定し、衆議院での審議が始まりました。
※下記の映像は12月9日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
来年に再び衆参同時選挙が行われるのでは
無いかという噂が飛び交っていますが、
安倍内閣は、まとまりのない野党を
退かせ、公明党を牽制する意味でも
早期実現するのでしょうかね?
選挙、選挙で選挙を自分の目標実現する為の
道具にしているようですが、選挙をやるにも
大金が掛かるという事を忘れないで
頂きたいです。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 解散権は、現憲法上では首相のみが持っています。
確かに費用は掛かりますが、より良い政治の実現のためという信念と実現性をもって活用してもらいたいものですね。
そんな中で、我が国はアメリカの「核の傘」に入ることで、これまで自国だけの平和をむさぼってきましたが、戦後に「世界の警察官」を自他共に認めてきたアメリカが、オバマ政権発足後に財政難もあって、急速に内向き思考を強めています。
要するに、戦後から70年が経過して、世界のパワーバランスに大きな変化がもたらされようとしているのです。しかし、我が国がこれまでのように集団的自衛権を行使することなく、外国の善意と犠牲のうえに日本人の生命と財産を守ってもらい続けることが果たして可能でしょうか。
だからこそ、我が国は「外敵の暴力から身を守り合う世界のコミュニティ」に積極的に参加して、国際社会と歩調をあわせることで、自国の抑止力を高める必要があるのです。その意味でも、安保法案は世界的な集団安全保障を前提にした「戦争抑止法案」ともいえるでしょう。
※下記の映像は12月9日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
オバマ政権になってから
最初の頃は良しとしても、最近になって
オバマ氏の政策に不安を覚えているアメリカ国民は
多くなっているように思えます。
きっと次に大統領に選出される人は、オバマ氏とは
真逆な政策を打ち出せる人物が選ばれるのでは
無いかと懸念しています。
今はオバマ氏の政策下で日本もそこそこに安泰で
あっても、次期大統領は好戦的な人物であったとすると、日本もそれに付き合わされる確立は大きいと思います。
そしてその時に、日本はアメリカに対して
明確にNOを言えるかどうかに全ては掛かって
来ると思います。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 実は、日米間において似たような歴史をたどったことがあります。
平和的外交が行きづまったカーター政権から、当時は「タカ派」と呼ばれたレーガン政権に代わった際、アメリカはソ連との新冷戦を勝ち抜き、崩壊へと追い込んだことがありました。
この時、当時の中曽根政権やイギリスのサッチャー政権はいち早くレーガンを支持し、アメリカの影響を受けての国家の繁栄をもたらしたことがあります。
明確に「NO」といえるためには、それなりの国家の充実が必要であり、防衛力がその根幹をなします。その意味でも、集団的自衛権を基本とした安保法制の必要があったのではないかと私は思います。
ぴーち おはようございます。
ご回答くださって有難うございますm(__)m
仰るとおり
安倍首相が何としても集団的自衛権を基本とした法制の改憲強行するであるなら、特にアメリカに対する抑止力を一番に考えて頂きたいものだと思いました。勿論、黒田さんが常日頃仰っている多角的な考え方に則ると、他国にも勿論目を向けていかなければ突然背後から銃口を突きつけられる可能性も
無きにしもあらずでしょうしね。
そう考えると、益々これからの日本の首相は
針の穴に糸を通して行くような
難しい舵取りを迫られていて大変ですねぇ・・
ぴーちさんへ その2
黒田裕樹 仰るとおり、難しい舵取りです。
だからこそ、様々なものの見方が可能な為政者が求められるのだと思います。
少なくとも、今は平時とは言い難い一面もありますので…。
1.我が国に対する武力攻撃が発生したこと、または我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆(くつがえ)される明白な危険があること
2.これを排除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないこと
3.必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと
次に、平和と安全を守る活動への支援を拡充・迅速化することを目的として、我が国の平和と安全に重要な影響を与える事態が発生した場合に、自衛隊による外国の軍隊への補給や輸送、医療などの後方支援が円滑に行えるようにしました。ただし、戦闘現場では支援活動を行わないという制限を設けています。
また、自衛隊による国際貢献を拡充するとともに、日本人ボランティアなどに危険が及ぶような時は、自衛隊が駆けつけて警護できるようにし、そのような場合に限って武器の使用制限を緩和したほか、武装集団が離島を不法占拠する事態が発生し、それが警察の対処能力を超えた場合は、迅速に自衛隊が出動できるようにしました。さらに、海外の日本人に危害が及びそうな事態に際して、その国の同意を得るなどの一定の条件のもとで、自衛隊が救出に向かうことを可能にしています。
ところが、衆議院で安保法案の審議が開始されると、民主党や共産党などの野党が「戦争法案」とレッテル貼りするのみならず、日本国憲法第18条で明確に禁止されていると政府が説明している「徴兵制の復活」といった、法案と関係のない主張を前面に押し出し始め、多くのマスコミがそれに同調しました。
実は、これも「WGIPによる日本人への洗脳工作」がもたらした現実なのです。
※下記の映像は12月9日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
確かに日本人は
蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる」では無いですが
先の戦争に対しての畏れからか、無用の心配ばかりを募らせてしまう傾向は強いとは思います。
けれど、その過剰とも言える思いの責任の一端は
アメリカの洗脳によるものだとすれば、
これまた日本人ばかりを責める訳にも
いかないと思います。
それとは別に日本人気質として
みたときに
知恵が回り過ぎるという事が過剰に働くと
先々の事まで思いを巡らせ
恐れる気持ちが強くなり、それが仇となる場合も
有りますよね。
いづれにせよ、アメリカはこれまで日本を振り回して来た
張本人なのだとすれば、その点のことを反省材料として
これからの日本との付き合い方にも配慮していただきたいと
思いますが・・(それは無理な話でしょうかね?)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 確かに、WGIPによる洗脳工作はアメリカがもたらしたものであり、その点での責任は重いとは思います。
ただ、我が国が独立を回復してからすでに60年以上が経過している以上、いつまでもアメリカの責任にするというのも他人事のような気がするのも事実です。
アメリカとはそれこそ「大人の付き合い」を続けながら、我が国の「国内問題」として対応していかなければならないのではないでしょうか。
左翼思想の猛毒はやがて我が国の政局をも巻き込み、平成21(2009)年9月から約3年3ヵ月続いた民主党による3代の政権を誕生させるに至りましたが、民主党政権が国内外の政策に対してあまりにも無策であったことから国民に見放され、第二次以降の安倍政権の誕生へとつながりました。
しかし、第一次政権の時代から「戦後レジュームからの脱却」を唱える安倍政権に対して、左傾化した各界は決して許そうとはせず、我が国の安全保障を高める安保法案にも断固として反対の姿勢を崩していません。
ところが、安保法案について具体的な論議をすればするほど、例えば中華人民共和国による南シナ海あるいは尖閣諸島をめぐる軍事的戦略を明らかにされるなど、その重要性が国民に知れ渡るのを恐れた各界は、本質をごまかすために「戦争法案」「徴兵制」というレッテル貼りに終始している、というのが現実なのです。
自国の安全保障について真剣な論議を避けるばかりか、悪意に満ちたレッテル貼りを重ねることで法案を不成立に持ち込み、結果として我が国存亡の危機を招きかねない事態に陥(おちい)らせる。いつまでこのような愚かしい状態を許し続けるのでしょうか。
※下記の映像は12月9日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
確かに左翼思想も「猛毒化」する程威力が強くなれば、それはそれで害毒でしか有りませんが、
そのような反発勢力も少しは存在しないと
いくら正当性を掲げて法案を立ち上げても
それはそれでいづれただの傲慢政治と化して
しまうでしょうからね・・。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 安保法案に対して、論理的かつ理性的に反論があるならば、左右関係なく健全な展開も有り得ますが、今回のようなレッテル貼りをはじめとする「廃案前提の反対」では全く議論になりませんからね。
その意味においても、野党の責任は重いと考えられます。
例えば、中国側による一方的な虐殺事件が「自虐史観の洗脳」に都合が悪いから、という理由で近現代史から抹消され続けた、昭和12(1937)年7月29日に発生した通州(つうしゅう)事件が、中学や高校の一部教科書で記載されるようになりました。
また、その存在すら怪しいものと言わざるを得ない、昭和12年12月に日本軍が南京を攻略した際に発生したとされる、いわゆる「南京大虐殺」も、虐殺そのものを完全に削除した歴史教科書がようやく誕生するなど、歴史教育の分野では大きく前進しつつあります。
70年続いた「自虐史観の洗脳」を解くことは容易ではありませんが、それが「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(=WGIP)」という名の「日本人に戦争犯罪者意識を刷り込む計画」であったことが公的に証明された以上、打開する糸口をつかんだといって差し支えないのではないでしょうか。
※下記の映像は12月9日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
確かに自虐的な思想に浸りきっている国が
他国に対して虐殺など行う事は到底ムリな話ですし
辻褄があわなくなってしまいますものね。
思わぬ所にメリットは存在するものですが。。
それでも疑問に思うことは
自虐的な考え方と、戦争そのものを負の出来事だと考えそれをなるべく回避したいと思う平和主義的な
考えは、単にネガティブ的、ポジティブ的と区別して良いのでしょうか?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > それでも疑問に思うことは
> 自虐的な考え方と、戦争そのものを負の出来事だと考えそれをなるべく回避したいと思う平和主義的な
> 考えは、単にネガティブ的、ポジティブ的と区別して良いのでしょうか?
そういう考えがあることは否定しませんが、そんな心情に付け込んで自虐史観を蔓延させていた、これまでのサヨク的な思想に大きな問題があったと言えるでしょう。いつまでも同じことを繰り返させるわけにはいきません。
なるほど、談話の中に「侵略、植民地支配、お詫び、謝罪」の文字が確かに入っていますが、安倍首相はその言葉の周囲に様々なトラップをかけていることを皆さんはご存知でしょうか。
例えば、首相は「痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました」と述べてはいますが、それから後で「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と続けています。
これは「今までは謝罪してきたが、これからはそうはいかない」と宣言しているのと同様であり、戦後レジュームからの脱却に向けての一里塚にもなり得る、非常に貴重な一言なのです。
※下記の映像は12月9日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
記事の内容から少し離れてしまいますが、
ある保険会社のCMで
真っ黒い白鳥が、「心配ない。心配ない」とつぶやくセリフが有りますが、
結局、左翼的考え方からすれば、日本が
変わってしまうと都合が悪くなるので、悪魔の囁きの如く、「大丈夫、これまでも大丈夫だったのだから」と安心させるようなセリフを吐いて国民をその気にさせないように暗示を掛けて居るという事ですね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 保険会社の思惑がどこにあるかは存じませんが、ぴーちさんの危惧されることは、ほぼ間違いないと考えて差支えないと思われます。悲しいことですが…。
20世紀に二つの世界大戦を生み出した「植民地支配」や「ブロック経済」など、世界史レベルの事実も取り入れるといった談話のロジックの巧みさには、ただただ敬服するばかりですし、談話全体からにじみ出てくる凛々(りり)しさや美しさは、日本語としてはもちろん、世界にも通じる素晴らしいものではないでしょうか。
この談話が存在する以上、我が国側からこれ以上のお詫びや謝罪をする必要は未来永劫(みらいえいごう)有り得ないのです。それだけでも大した功績ではないでしょうか。
すなわち、今回の「安倍談話」は、首相がかねてから主張し続けている「日本を取り戻す」大きなきっかけにもつながりますし、また私たち国民の力を結集して実現させなければなりません。
※下記の映像は12月9日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
そうですね・・
国民の一人としての意見ですが
単なる「絵に描いた餅」にならないように
更には有言実行の手本となる首相として
これからも励んで頂きたいと願います。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、これだけの雄大な談話を発表なさった以上は、有言実行の精神で我が国をしっかり牽引していただきたいものですね。
幼い頃から他家の人質として苦難の日々を過ごした徳川家康は、今川義元(いまがわよしもと)の死後に独立を果たしたものの、織田信長(おだのぶなが)に対して同盟という名の事実上の従属を強いられ、また信長の死後は豊臣秀吉(とよとみひでよし)に臣従を誓わされるという苦渋を味わいながらも、秀吉の死後に天下を統一し、260年以上も続いた江戸幕府を開いたことで有名な人物です。
振り返れば、我が国はアメリカに対して、ある時は巧妙な「占領工作」に苦悩し、またある時は「核の傘」という名の抑止力を上手に活用するという強(したた)かさを見せながら、戦後70年を過ごしてきたのではないでしょうか。
今の我が国が、アメリカへの依存から中途半端に脱出したところで、それだけでは中華人民共和国など他国の餌食(えじき)になるだけです。それならば、現状は大いなる忍耐と苦渋の決断を重ねつつも、アメリカという名の「織田信長」に従って実力をつけ、アメリカが覇権を失いそうなときにこそ、真の王道政治を世界に示し、必ずや我が国の力で世界平和を実現するという気概を持ち続ければ、それでよいのではないでしょうか。
※下記の映像は12月9日までの掲載分をまとめたものです。





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象嵌師 全く同感致します。
象嵌師さんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
未来に向けて、我が国の立ち位置をしっかり見極めたいですね。
ぴーち こんばんは!
仰るとおりだと思います。
アメリカも強かな国かもしませんが、
日本はその上を行く強かさを見つけていかなければ
いけませんよね!
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > アメリカも強かな国かもしませんが、
> 日本はその上を行く強かさを見つけていかなければ
> いけませんよね!
かつて幕末の頃、薩長は現状での攘夷をあきらめ、外国に積極的に学ぶ道を選択し、数十年後に我が国は世界の一等国となりました。過去に学んで、歴史を繰り返したいものですね。
我が国が平和安全法制(=安保法案)を成立させることで、自衛隊の活躍の場が広がるのをアメリカが望んでいるのであれば、それはそれで結構なことではないですか。表向きは隠忍自重(いんにんじちょう)しながらも強(したた)かに時節を待ち続け、来るべき「その日」に備えて自国の体力を増強し続けることこそが、今の我が国の生き筋ではないかと私は思っております。
我が国の体力を増強するためには、私たち日本人の「正しい歴史観」を取り戻すことが不可欠です。これからも私たち一人ひとりが様々な立場で努力を重ね、自虐史観に打ち勝つことで「悠久の歴史を持つ日本民族」の誇りを再び我が手に握ろうではありませんか。
そして、いつの日か果たされるであろう「その日」こそが、GHQをきっかけとする「WGIPによる日本洗脳工作」を日本人が完全に乗り越えるとともに、長く続いた「大東亜戦争」に終止符を打つ記念すべき日となるのです。
※下記の映像は12月9日までの掲載分をまとめたものです。
(※第50回歴史講座の内容はこれで終了です。次回[12月10日]からは第51回歴史講座の内容の更新を開始します)





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ぴーち こんばんは!
歴史に疎い人間ですが、
確かにこれまで
外国の戦争ばかりではなく、日本人同士の
戦いも何度となく行われては、弱肉強食の如く
弱いものは追われ、衰退していくという
事を繰り返して来たと思います。
けれど
誰しもが出来れば、自分の身に悪いことが直接降りかかって来ることを避けたいと思うものですし、
せめて自分が生きている間くらいは平和な時を過ごしたいと思うものですが、悲しいかな
自然災害にせよ、人災にせよ、戦争にせよ
どうしても避けて通れない苦難を背負う羽目に
陥る事も事実です。
それならば、それらの苦難が目の前に立ちはだかった時にいかに対処出来るかにその人の本領が試されるのだとすれば、それに向けた心構えを今からしっかり準備して行かなければなりませんよね。
一人では無理でも、一人でも多くの人が同じ思いを持つことが出来れば、大きな一枚板になれる気がします。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 私も同感です。
なればこそ、強いリーダーシップで我が国を正しき道へと牽引する宰相が求められますね。