鳩山内閣は、高等学校授業料無償化などの社会政策や、行政刷新会議(=事業仕分け)を推し進めましたが、マニフェスト(=政権公約)に掲(かか)げていた子ども手当の支給や、あるいは高速道路の無料化などに関しては、財源の問題もあって、不完全なかたちでの実施となりました。
また、翌平成22(2010)年4月に南九州で発生した口蹄疫(こうていえき)問題では、対策の遅れもあって、約30万頭近くの家畜を処分したほか、2,000億円を超える損害を出すなど、畜産農家に多大な被害が生じました。
さらに、日米間の長年の懸案となっていた、沖縄の米軍普天間(ふてんま)基地の移設問題をめぐって、鳩山首相が「最低でも県外(移設)」と口にして以来、発言が二転三転するなど迷走を続けたことで、日米関係の悪化をもたらしました。
加えて、首相自身の献金問題に関する疑惑が生じたことなどによって、成立当時70%あった内閣支持率は急降下し、鳩山内閣は、誕生以来1年足らずの平成22年6月に総辞職に追い込まれてしまったのです。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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青田です。 黒田先生
青田です。
感情抜きで、公平に事実だけを観ると
イイことは、何一つ無かったですね。
ぴーち こんばんは!
鳩山さん、余りにも世間知らずな印象が強い方でしたね。
宇宙人だと当時のある女性閣僚にアダ名を付けられましたが、ある意味、宇宙人以上に何をしたいのか
分からない方だったように思いました(^^ゞ
青田さんへ
黒田裕樹 > 感情抜きで、公平に事実だけを観ると
> イイことは、何一つ無かったですね。
今回、通史を振り返って淡々と紹介していますが、まさに仰るとおりだと思います。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 鳩山さん、余りにも世間知らずな印象が強い方でしたね。
> 宇宙人だと当時のある女性閣僚にアダ名を付けられましたが、ある意味、宇宙人以上に何をしたいのか
> 分からない方だったように思いました(^^ゞ
いま思い出しても、本当に何をやりたかったのかが全く見えてきませんね(´・ω・`)
しかし、それはまだ民主党政権の序章に過ぎませんでした…。
しかし、菅内閣は成立当初から様々な問題をもたらしました。首相就任から1ヵ月後に行われた参議院選挙において民主党が大敗したほか、現職の法務大臣が落選したにもかかわらず、閣僚の座にとどまったことから、野党を中心に批判を呼びました。
また、同年8月には、日韓併合100周年にあたって、「当時の韓国の人々がその意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ民族の誇りを深く傷付けられたという多大の損害と苦痛に対し、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明する」という、いわゆる「菅談話」を発表しました。
しかし、その内容が、我が国内部から「謝罪外交である」と問題視されたのみならず、中華人民共和国や韓国などからも「謝罪が足りない」などと、多方面から批判されるという結果をもたらしたのです。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
一口に謝罪と言っても、
世界が相手だと難しいものですね。
下手に謝罪すれば、口先だけの謝罪だと
批難されるでしょうし、高飛車に出れば
反省の色無しとこれまた批難の対象になるでしょうし。
特に端から赦す気持ちが無い国にいくら謝罪の言葉を投げかけても、暖簾に腕押し。
相手国の性質にも大きく左右されるでしょうしね。
相手の動向をちゃんと見極める力も大切ですね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 一国の宰相が世界に向けて情報を発信するのであれば、我が国の将来を見据えた覚悟が問われます。自分の気持ちだけを一方的に宣言した薄っぺらな内容であれば、誰も聞く耳を持たないでしょうね。
今まで築いてきたものが
青田です。 黒田先生
青田です。
鳩山氏は、マスコミで『宇宙人』と揶揄されていましたが、
それどころではありませんね。
なぜなら、マスコミから、『冷めたピザ』と揶揄された
小渕恵三氏のしたことを全て、ぶち壊しましたから、
小渕恵三氏は
「辺野古移設」を決め、
中華人民共和国の江沢民の謝罪要求や北朝鮮の不審船問題に対して節度を保ちながらも一定の強い対応を示したりして、
日本の外交・安全保障で、築いてきたものを全て、ぶち壊したのですから。。
青田さんへ
黒田裕樹 まさしく仰るとおりですね。
民主党政権を振り返るたびに、国民の選択責任の重さと恐ろしさを感じずにはいられません。
海上保安庁は、中国漁船側が故意に巡視船にぶつかったと判断して、船長を逮捕したうえで船を拿捕(だほ)しましたが、中国側からの強硬な抗議に屈した菅内閣は、同月24日に船長を釈放してしまったことから、野党や国民の間からは「弱腰外交」との批判が高まりました。
衝突事件の際に、海上保安庁は状況をビデオで撮影していましたが、菅内閣は中国への配慮から、国民への映像の全面公開を一貫して拒否し、一部の議員のみに公開していました。
しかし、11月4日に「sengoku38」と名乗る人物が、インターネット動画サイトの「YouTube」に、本事件の映像と思われる、中国漁船が巡視船2隻(せき)に体当たりする場面が収録された合計44分の六分割された動画を流出させたことで、事件の全容が国民に広まるとともに、中国側の挑発行為が国民の強い非難を生み出す流れにつながったのです。
なお、「sengoku38」は海上保安庁職員の一色正春(いっしきまさはる)氏であり、「衝突映像が闇から闇へ葬られてはいけないと思った」ために流出させたと証言しました。一色氏は東京地検への書類送検と任意の事情聴取を受けた後、海上保安庁職員を辞職しています。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
いくら海上保安庁だからと言っても
個人的な判断は少々行き過ぎていたかもしれないと
思いましたが、確かに中国側の船長を直ぐに釈放してしまった考えには正直、弱腰だと揶揄されても
仕方が無かったのではと思います。
やってはいけない事に対して、強固な態度を指し示してあげることも大事な事だと思います。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 一色氏の行動は、組織としては問題があったと言えるのかもしれません。
しかしながら、彼による映像の公開が、我が国の国益に多大な貢献があったという事実も動かしがたいものがあります。
結局は、首相を含む政治組織がしっかりしていなかったことが、彼の動きをもたらしたと言えるでしょうね。
かつて自民党政権が続いた際、内閣支持率が低下すれば「解散して民意を問うべきだ」と常に口にしていた人物と同一とは信じがたい発言でしたが、菅首相は平成22(2010)年9月と翌平成23(2011)年1月に立て続けに内閣を改造して、少しでも延命を図ろうとしていました。
しかし同年3月、菅内閣の閣僚が、在日外国人から違法献金を受けていた事実が明らかになったほか、菅首相自身も同じように違法な献金を受けていたことが分かり、野党は菅首相の総理大臣辞職を迫る構えを見せました。
ところが、国会で献金問題を追及しようとしたその日に、我が国史上で未曽有(みぞう)の大災害が起きてしまったのです。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
人的捌きを迎える前に、自然から捌きを受けてしまった民主党・・という訳ですか。
それにしても、政権が変わった直後というのは、
未曾有の大災害が起きている事が多いように思うのですが、自然も人類の不穏な想念を感じているのでしょうかね?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 人的捌きを迎える前に、自然から捌きを受けてしまった民主党・・という訳ですか。
自然からの裁きは、国民全体を巻き込んでのものでしたね…。
> それにしても、政権が変わった直後というのは、
> 未曾有の大災害が起きている事が多いように思うのですが、自然も人類の不穏な想念を感じているのでしょうかね?
政権交代によって我が国が好転すれば良いのですが、そうでない場合には大きな災害が起きていますね。
阪神・淡路大震災も、社会党(当時)の村山内閣の時代でした。
ぴーち >自然からの裁きは、国民全体を巻き込んでのものでしたね…。
そうですが、非情な言い方をすれば、
あの時、民主党を選んだのは多くの国民の民意
だった訳ですので、少なからず
国民にも責任はあったと思います。
とは言え、その時は
世の中を少しでも良い方向へ変えて行きたいという思いからの選出であったはずですので、
あくまで結果論に過ぎませんが。。
ぴーちさんへ その2
黒田裕樹 仰るとおり、時の政権を選んだのは、他ならぬ国民自身でしたからね。
ただ、その責任を負うとしても、あまりにも被害が大きすぎました。もっとも、だからこそ多くの国民が目覚めたのかもしれませんが…。
我が国で例を見ない巨大な地震は、北海道南岸から関東南部に至る広い範囲で、ライフラインが寸断されるなどの被害をもたらしましたが、地震に伴って、高さ10mから40mに至る巨大津波が発生したことで、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部で大きな損害が生じました。
地震の被害は、とりわけ岩手県、宮城県、福島県の東北三県で甚大であり、多くの人々が命を失ったほか、市街地や漁港などが壊滅状態となり、生存した人々も、多くが長期間の避難所生活を余儀なくされました。
また、地震や津波のみならず、液状化現象や地盤沈下、あるいはダムの決壊も発生するなど、東日本大震災による被害は広範囲にわたり、死者および行方不明者が約19,000人にのぼったほか、30万人を超える被害者が生じました。
加えて、事態をさらに悪化させたのが、津波被害による原子力発電所(=原発)の事故だったのです。





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青田です。 黒田先生
青田です。
この地震については、私もいろいろ考えさせられました。
天災については、日本の歴史を振り返ると
世の中とは、理不尽で、不条理なものと認識していました。
私は、カネなしのプー太郎に毛の生えた人間ですが、この時、ばかりは、スグ寄付しました。(わずかな金額ですが)
ただ、この時、多くの日本人(特に芸能人など)が
「絆」(いつまでも、見放さない。)と語っていたのに
今は、
・それを今でもしている有名人をあまり、聞きませんし、(被災した人は、その後が長い戦いなのに。。)
・「絆」と言いながら、『瓦礫』の受け入れになるとヒステリックに騒ぐ日本人を知り、所詮は、『偽善か!』と思いました。
これには、石原慎太郎氏も怒ってました。
ただ、多くの日本人は、家族がいるので、思考が守りに入るのかもしれません。
私は、独身で、家族がいないので、別に
隣に『瓦礫』があっても、気になりませんが、
いろいろ難しい問題です。
青田さんへ
黒田裕樹 確かに難しい問題ですね。
ただ、はっきり言えるとすれば、一度「絆」を主張した以上は、瓦礫の処理や原発事故の対応などにも責任ある発言あるいや行動をするべきでしょう。
口先だけの人間にはなりたくありません。
ぴーち こんばんは!
ネットの記事をたまに拝見していると
あの巨大地震は、人為的に起こされた地震であると
堂々と主張されている方がいらっしゃったりしますが、現代ではそのような想定外の地震を人為的に発生させる装置が開発されているのでしょうかね?
実しやかにささやかされは居ますが、
私にはその真意がわかりません。黒田さんはどう思われますか?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 結論から言えば、地震を人工的に起こすことが出来るなんて、私には信じられません。よしんば、それが可能だったとして、あれほどの大きな被害をもたらす必要があるのかどうか…。
地震においては、原子炉自体は被害がなかったのですが、その後に想定外の大津波を受けたことで、原子炉と使用済み核燃料が移されたプールを冷却するための電源をすべて喪失してしまったのです。
冷却機能の喪失によって、一号機から三号機では炉心溶融(ろしんようゆう、いわゆるメルトダウン)が、一、三、四号機では水素爆発が、二号機では格納容器の爆発が起こり、放射性物質が外界へ放出されるという事態をもたらしました。
もはや一刻の猶予(ゆうよ)も許されない緊迫した状況の中、福島第一原発の作業員による懸命の復旧作業が行われたほか、陸上自衛隊や消防も応援にかけつけ、原子炉冷却のための決死の放水作業や、海水の注入などが行われました。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーちさんへ
黒田裕樹 それまで40年も作動させていたんですから、電源の喪失という最悪の事態も十分想像できたと思いますが…。
そもそも福島原発の稼働継続を決めたのは鳩山政権だったことも忘れられてますね。
ところで、原発事故が起きた際に、本来は司令塔として官邸を動かず、現場に向けて様々な指示を出さねばならない立場であるはずの菅首相が、わざわざ福島第一原発を訪問したことによって、現地を混乱させたのみならず、復旧作業の士気を損なったことが、ひいては被害の拡大につながったとの指摘がなされています。
福島第一原発は平成26(2014)年に廃炉(はいろ)が決定したものの、そのための作業の見通しが立っていません。また原発事故を受けて、日本国内すべての原発が、再稼働に向けての厳格な検査が必要となったことで、火力発電のための原油輸入に、年間で数兆円の国富(こくふ)を投入する必要に迫られています。
加えて、これまで原発に依存(いそん)していた電力会社の経営が悪化したことから、電気料金の値上げが相次ぎ、平成26年4月に断行された消費税率の引き上げ(5%→8%)とともに、我が国の景気回復の足を引っ張っているという見解もあります。
なお、原発事故によって幅広い範囲で避難指示が出されましたが、放射能による汚染は、1986(昭和61)年に起きたチェルノブイリ原発事故などと比較して少量であり、健康に被害はないという専門家の意見も存在します。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
当時の菅氏の肩を持つわけではありませんが、
ご自身は東工大の応用物理学を専攻していた事で、
原子力関連には詳しい一面が持たれていたのが
災いして(首相という立場を忘れてまでも)居てもたっても居られなくなった・と当時の新聞記事には書いてあったのを記憶しています。
放射能汚染の被害は、これから数十年先にならないと明確な回答は得られない気がしますね。
チェルノブイリの子どもたちも当時、幼児だった子供が思春期を迎えた頃にようやく、甲状腺がんなどが見つかり始めたようですしね。
一番の被害者がこれから国を背負って立つ子どもたちで有ることが第一の悲劇です。
(皮肉な事に高齢の方がそこに住み続けていても、何の問題も無いんですものね(^^ゞ)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 菅氏については、仰る説とともに、原発問題をクリアすることで、献金問題を帳消しにできるという思惑もあったようですね。真相は分かりませんが…。
放射能汚染については、広島や長崎の原爆投下後のデータなどもあり、専門家が詳細に調査した結果をもとに私も文章を書いています。とはいえ、仰るとおり時間が経過しないと分からない真実もあるでしょうね。
自衛隊員の派遣規模は最終的に10万人にまで拡大し、各隊員が人命救助や行方不明者の捜索、遺体の収容、がれきの撤去などの活動を幅広く行いました。
また、福島第一原発事故の際、自衛隊が決死の放水作業などを敢行した姿を見たアメリカ軍も、自衛隊と緊密に協力して、艦船や航空機を動員したほか、20万人以上の人員が救援活動に当たるなど、米軍による「トモダチ作戦」は、日米軍事同盟の価値を再認識する機会となりました。
この他、未曽有(みぞう)の災害に見舞われた我が国に際して、多くの国から支援のための寄付が送られましたが、中でも、台湾から200億円という巨額の義援金が寄せられたのは記憶に新しい話ですね。日本国民の一人として、心より御礼申し上げます。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんにちは!
台湾からの支援のお話を伺って、
以前見た映画のワンシーンを思い出しました。
戦争当時は日本兵として動員された元兵士のおじいちゃんが、日本からその後の謝礼は勿論、労いの言葉すら貰えない。お金が欲しくて言っているんじゃない。ただ一言、自分たちも日本兵として同等に見なして、認めて欲しい。労いの言葉さえ掛けてくれたら、それでいいのに。と言うセリフが心に残っています。
そんな台湾が、今回日本に対してこれほどまでの
支援をしてくれた事に対して、日本人も
その謙虚な態度を改めて学ばなければならないものだと感じました。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 そのお話は切なくなりますね…。
仰るとおり、台湾に多くの人々の善意のお気持ちを、決して無駄にしてはならないと思います。
ただ、平成24年の民主党政権時代、震災一周年の追悼記念式典で、台湾を国家扱いしなかったという非礼を政府はしでかしましたからね…。
危機管理能力の欠如
青田です。 黒田先生
青田です。
今の日本は、とにかく、危機管理能力が無さすぎです。
これは、政府だけではなく、企業、個人レベルでも
同じです。たとえば、
〇 地震、台風などの災害。
〇 防衛問題。(国外にいる日本人の防衛。)
だけではなく、
〇自治基本条例にたいする危機感の欠如です。
さらに如実に、国民の危機管理能力の欠如だと思う
その顕著な例が『オレオレ詐欺』です。
年間376億円も騙される被害者の出る国は、
世界でも、日本だけです。
青田さんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
危機管理をしっかりとして、自衛隊に本来の国防をしっかり務めていただくことも重要かと思います。
ちなみに、陛下はビデオメッセージをマスコミなどが発表する際に、「発表の途中で緊急の報道を必要とする場合は、中断してかまいません」とのご意向を示されたそうです。
ビデオメッセージの発表後、天皇・皇后両陛下は、3月30日の東京都足立区の避難所お見舞いを皮切りに、東京・千葉・埼玉の各避難所や、茨城・宮城・岩手・福島の被災地などを、被災者お見舞いのため各地を行幸(ぎょうこう)されました。
また、原発事故の影響で、関東地方で計画停電が行われた際には、皇居がある千代田区が計画停電の対象外になっているにもかかわらず、同じ時間に電源を落として国民と苦労を分かち合われたほか、震災から1年後に行われた追悼式典では、心臓の冠動脈のバイパス手術をお受けになったばかりのお身体でご出席されました。
陛下の大御心(おおみこころ)に、私たちはいつの時代も勇気づけられ、励まされますね。なお、ビデオメッセージのお言葉の全文を追記にて記載いたします。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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この度の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9.0という例を見ない規模の巨大地震であり、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。地震や津波による死者の数は日を追って増加し、犠牲者が何人になるのかも分かりません。一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています。また、現在、原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。
現在、国を挙げての救援活動が進められていますが、厳しい寒さの中で、多くの人々が、食糧、飲料水、燃料などの不足により、極めて苦しい避難生活を余儀なくされています。その速やかな救済のために全力を挙げることにより、被災者の状況が少しでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません。そして、何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています。
自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、諸外国から救援のために来日した人々、国内の様々な救援組織に属する人々が、余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたく思います。
今回、世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き、その多くに各国国民の気持ちが被災者と共にあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。
海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が、取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携(たずさ)え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを衷心(ちゅうしん)より願っています。
被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、様々な形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体(からだ)を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが,被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。
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青田です。 黒田先生
青田です。
この玉音放送や行幸されている姿を観て
純粋に感動し、目が涙腺になりました。
これは、理屈ではなく、心の問題です。
ちなみに、
私は、保守思想家でもあありませんし、ましてや、左翼思想でもありません。
そんな私でも
つい、最近、天皇陛下の園遊会で、手紙を渡した馬鹿(山〇)政治家や、『紫綬褒章のオークションをするというパロディーは冗談のつもりだった。』という馬鹿歌手(サ〇ン)もいたのは
世の中、いろんな考え方があり、いろんな人間もあると思いますが、
呆れるのを通り越して、怒りを感じました。
青田さんへ
黒田裕樹 仰るお気持ち、私も同じ思いです。
だからこそ、陛下や皇族の皆様に対するヘイトスピーチは、断じて許してはなりません。
万里ママ 東日本大震災、今ではもう3年以上前のことになりましたが、
こうやって天皇陛下や皇族の方々の当時の言動を振り返ると、
当時のことが昨日のように思い出されます。
心のこもったお言葉や、苦労を分かち合われた対応等に
真に上に立つ方の強さ・優しさを感じます。
ぴーち こんばんは!
本当に有り難いお言葉ですね。
思うに、陛下の様な心温まる
誠実な言葉を投げかける事が出来る人物の
食生活は当然ながら規則正しく、暴飲暴食を避けた
食べ方や、日本古来の質素で栄養価の高い
食事をされているのだろうなと想像します。
食べた物はその人そのものを作ると言いますので
穏やかで、品位有る心を持ち続けられていると言う事は、常に規則正しい生活をされている証拠なのだと思いました。
話の方向性が違ってしまい、申し訳ありませんm(__)m
最近は、ひどすぎますね。(これもヘイトスピーチでは)
青田です。 黒田先生
青田です。
以前、芸能人のデ〇夫人がテレビ番組で
『次の天皇陛下は、秋篠宮文仁親王がふさわしい。』と語っていて、
私は、キレてしまいました。
テレビに向って
『お前は、何様のつもりやねん。』と怒鳴ってしまいました。
その人が、どんな考えを持っていても、それは自由ですし、無理に天皇陛下に崇敬の念を持つことを強制はしません。
ただ、公共の電波を使って、我が国の天皇陛下の
皇位継承について、馬鹿芸能人が語るのは、
これって、完全にヘイトスピーチだと思いました。
天皇陛下への崇敬の念、心の支えを持っている日本人も多く存在するからです。
これは、日本だけではありません。
たとえば、キリスト教徒にキリストを批判することを言うと、おそらく、激怒するのと同じです。
それを流すマスコミも落ちるところまで、落ちた気がします。
万里ママさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですよね。
皇室をいただく国家で本当に良かったと思います。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 確かにお召し上がりになるお食事や規則正しい生活も、陛下の素晴らしさにつながっていそうですね。
大東亜戦争中に国民が飢えで苦しんでいる際、昭和天皇が代用食を進んでお召し上がりになられたというエピソードを思い出しました。
青田さんへ その2
黒田裕樹 仰るとおり、天皇や皇室、あるいは日本国や日本国民に対するヘイトスピーチのひどさは目に余ります。
そのあたりも含めて、第46回歴史講座で紹介した次第です。
菅首相は、自民党に対して大連立を持ちかけるなどして、自身の延命を図ったもののうまくいかず、結局、震災から5ヵ月後の平成23(2011)年8月に退陣を表明しました。
かわって翌9月2日に内閣総理大臣に就任したのは、新たに民主党の代表となった野田佳彦(のだよしひこ)氏でした。しかし、前年(平成22年=2010年)の参議院選挙での大敗によって、民主党が衆議院では圧倒的多数の議席を持つものの、参議院では過半数に満たないという「ねじれ現象」であったことが、野田政権にとって大きな足かせとなりました。
そんな中、野田首相は平成24(2012)年3月に、消費税の税率を現行の5%から10%まで段階的に引き上げるとする、消費増税関連4法案を含んだ社会保障・税一体改革関連法案を閣議決定し、国会に提出したのです。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
なんというか。
これまで長い間、自民党政権が続いて来て
政権交代した民主党にとっては、政策が軌道に乗るまでにはそこからまた数年の月日を要する事になると思います。そんな矢先にいきなり大試練を与えられてしまった事で、いっきに腰砕けになってしまったのでしょうね。
人間ならば、ハイハイしていた赤ちゃんが、ようやくつかまり立ちを始めた矢先と似ています。
本来ならば、国民もその成長を温かく見守るくらいの心の余裕が必要なのかも知れませんが、
時代が直ぐにでも経済回復を求め
それを許さない状態でしたので、
民主党には既に成人した大人であってもらわなければならなかったのでしょうね。
勿論、一国を背負って立とうという宣言をしたからには、成熟した政党でなければならないはずですし、そうでなければ行けなかった訳ですものね。
きっとその当時の民主党は、まずは政権を奪う事だけが目標であり、政党内の成熟度は
まだまだ完成されていない状態だったのではないかと(勝手に)推測させて頂きました。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > きっとその当時の民主党は、まずは政権を奪う事だけが目標であり、政党内の成熟度は
> まだまだ完成されていない状態だったのではないかと(勝手に)推測させて頂きました。
ぴーちさんのお考えも十分に成り立つと思います。
政権を取った以上は、半人前では困りますからね。
その後、民主党を離党した勢力が中心となって、内閣不信任決議案(=衆議院)や問責決議案(=参議院)を提出すると、野田首相は自民党や公明党の党首と会談し、「関連法案が成立した後、近いうちに国民の信を問う(=衆議院を解散する)」と口にしました。
これを受けて、8月に増税法案が成立しましたが、野田首相は衆議院を一向に解散させる気配を見せず、その後に参議院で問責決議案が可決されてしまったことで、国会は機能停止に陥(おちい)りました。
これらの野田内閣の迷走によって、国政が不安定な状況となっているうちに、海外から我が国に対して不穏な動きが見られるようになったのです。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
内輪揉めをすればするほど、外国からすれば
「もっとやれ!」「もっとやって、勝手に崩壊してしまえ!」と思う国も有ることでしょう。
国民や上に立つものの考え方がまとまっていなければ日本という国の存続が危ぶまれます。
そう言った意味では、民主党は悪い例として
これからも語られ続けるのでしょうね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 内輪揉めをすればするほど、外国からすれば
> 「もっとやれ!」「もっとやって、勝手に崩壊してしまえ!」と思う国も有ることでしょう。
> 国民や上に立つものの考え方がまとまっていなければ日本という国の存続が危ぶまれます。
> そう言った意味では、民主党は悪い例として
> これからも語られ続けるのでしょうね。
そのとおりです。大変申し訳ないですが、民主党政権を評価する場合には、プラスとマイナスのバランスが取れなくなるのではと個人的には考えております。
また、同年11月にはロシアのメドベージェフ大統領(当時)が、旧ソ連時代を含めて、ロシアの国家元首として初めて我が国固有の領土である北方領土の国後島(くなしりとう)を訪問しました。
韓国やロシアによるこうした行動は、民主党政権である我が国が、尖閣諸島中国漁船衝突事件がそうであったように、他国に対して強気に出られないことを見越してのものであるとして、野田内閣に対する批判の声が高まる結果をもたらしました。
加えて、当時は1ドルが77円台の超円高になっているのに対し、野田内閣が何ら有効な手を打たないことによって、輸出業を中心に我が国が深刻な不況となり、日経平均株価も8,000円台にまで落ち込むなど、経済の疲弊(ひへい)が目立つようになりました。
こうして、約3年間続いた民主党政権に国民が悲鳴を上げようとしていた頃に、かつて長期政権を維持してきた自民党で劇的な変化が訪れようとしていたのです。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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青田です。 黒田先生
青田です。
この時、日経平均株価は、8000円だったのですね。
今が、日経平均株価は1万7000円ですから、
経済の疲弊が3年8ヶ月掛かったことになります。
これは、大きいです。
失われた20年+悪夢の3年8ヶ月です。
よく、アベノミックスでも、イイ思いをしているのは、一部の大企業と富裕層だけと批判する人がいます。たしかに、感情レベルでは、私も時々、そう思ってしまいます。
しかし、この悪夢の3年8ヶ月と比べたら、
どうかを考えるべきだと思います。
青田さんへ
黒田裕樹 一部の大企業と富裕層が儲からないことには、そう簡単に一般国民にまで恩恵が及ばないのは自明の理のはずなのですが…。そこまでして我が国を破滅させたい反日勢力には呆れ果てるばかりですね。
ぴーち こんばんは!
資源に乏しい日本が世界を相手に
しなければいけない時に、何を武器にしなければならないのかというと、やはりそれは
経済、財力だと思います。
しかしながら、本当の日本人の良い所は他にも沢山有りますし、日本人の繊細で、優しい思いを
世界中の人達が認め、わかちあう事が出来たら、
それに越した事は有りませんが、
実際的には他の国々の人々のメンタルはそこまで
成熟されて居ないので、分かって貰えないのが残念です。(また深く知ろうともしないのでは無いでしょうか)
本当は、私は財力を武器にする考え方には賛成出来兼ねます。
けれど、世界のレベルに合わせるには、他の国々がそうしている様な武器を一緒に構えなければいけない所に、日本の今の本当の弱さがあるのがまた
切ない思いがします。
オバrev やはり世界は動物園ではなく、野生のジャングルなんだと改めて思います(゚_゚i)タラー
でも過ぎたことはしゃぁないです。
それも必要なことだったんじゃないでしょうか。
しかし利権や政略どうのこうのやっていたら、生き馬の目を抜かれる世界ですからね。きっちり適切な改革を継続していくことが必要だと思います。
・・・株高は、実は民主党政権下の株安で大損していたある投資信託があったんですが、取り戻しました\(^o^)/
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰る思いはよく理解できるつもりです。
しかしながら、防衛力を他国に委ねている現状では、グローバリズムもやむを得ないのかもしれませんね。
オバrevさんへ
黒田裕樹 あの3年3ヵ月は、我が国の覚醒のために必要だったのかもしれませんね…。
今後の改革にも期待したいですね。取り戻せて何よりです(^o^)/