耕作用の農具には木製の鋤(すき)や鍬(くわ)が用いられ、収穫の際には石庖丁(いしぼうちょう)による穂首刈り(ほくびがり=稲が実った部分のみを直接刈り取ること)が行われました。
もみがらを取り去る脱穀(だっこく)の際には竪杵(たてぎね)や竪臼(たてうす)が用いられ、収穫された稲を保存するための高床倉庫(たかゆかそうこ)もつくられました。
ところで、なぜ収穫物を高床、すなわち床を地面より上にして保存したかわかりますか?
理由は2つあります。




いつも有難うございます。
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のらねこみゅー こんにちは^^
ねずみからコメを守る為??とか何とか先生が話していたような記憶が^^;
のらねこみゅー様
黒田裕樹 正解です!
詳しくは明日に書かせてもらいますね。
もうひとつは分かりますか?
bunyan いよいよ高校生が喜びそうなテーマに入ってきましたね。
黒田さんの腕のみせどころ。
日本史の試験問題が頭に浮かんできます(爆)
bunyan様
黒田裕樹 確かにその通りですね。
試験にもよく出題される箇所が多くなってきます。
それだけに、「なぜ」そうなるのかという流れを重視して進めて生きたいと思っております。
風通しをよくするためと、ネズミによる害を防ぐためです。
収穫物を地面に直接置くと、風通しが悪くなって腐敗(ふはい)してしまいますよね。高床式にして風通しをよくすれば、収穫物も乾燥して腐敗を防ぐことができます。
また、高床倉庫にはネズミの侵入を防ぐためのねずみ返しがついています。倉庫を支える柱に板状のものを取り付けてあるのですが、実は21世紀の現代でも電柱などにねずみ返しが使われている例もあるそうですよ。
尚、神社建築様式のひとつである神明造(しんめいづくり)は、この高床倉庫から発展したものと考えられています。
そういわれてみれば、掘立柱(ほったてばしら)に萱葺屋根(かやぶきやね)が大きな特徴の伊勢神宮の神明造は、高床倉庫の外観とどこか似ていますよね。




いつも有難うございます。
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さすらい こんばんは。
なるほど、ねずみ返しですか。
勉強になりました。
応援ポチッとしていきます。
こんばんは^^
のらねこみゅー そー言えば風通しのことも話してました^^
私の記憶も風化しつつあります;;
コメント有難うございます。
黒田裕樹 さすらい様
応援有難うございます。ネズミは弥生時代から人々を悩ませていたんですね。それにしても現代でもネズミ返しが有効とは驚きです。
のらねこみゅー様
いえいえ、思い出せれば風化しません(笑)。
弥生時代から、人間は様々な知恵を使って生活してきたんですよね。
それからこちらでコメントさせていただきますが、人生色々なことがあります。次の機会が良い結果を生むことをお祈りします。
高床式倉庫見に行ったことあります!(^^)!
清家淳子 奈良に遠足がすごく多くて、それで歴史が好きになりました(^◇^)
でも、ほんと奥が深い!!!!
どこでしたか、和泉市でしたっけ?
弥生時代の実生活を体験できるの。
今度子供達連れて行こうかな(笑)
父親が山が好きで、一緒に山で拾ってきた石を割って石包丁にして、葉っぱを刻んでおままごとごっこをした記憶があります(笑)
めっちゃ懐かしくなりました(^◇^)
清家淳子様
黒田裕樹 いつもコメント有難うございます。
大阪府立弥生文化博物館のことですね。
http://www.kanku-city.or.jp/yayoi/index.html
恥ずかしながら、私はまだ行ったことがありません。今度のGWにでも行こうかな。もっとも、私は独身ですが(笑)。
石庖丁のおままごととは微笑ましいですね。弥生時代はまだしばらく続きますので、清家様の懐かしい思い出が増えるかもしれませんね。
弥生初期の湿田は地下水位が高く、水の補給を必要としないのですが、その分、土壌(どじょう)の栄養が少ないこともあって生産性が低いのが欠点でした。
一方、乾田は地下水位が低く、灌漑(かんがい)施設を必要とするのですが、それさえクリアできれば、用水の出入りを行うことによって土壌の質がよくなり、生産性も高まったのです。
乾田の開発によって、水田は湿田の頃のような小規模なものから、整然と区画された大規模なものへと大きく変化していきました。静岡県の登呂遺跡(とろいせき)などには、そんな広大な水田のあとも発見されています。
尚、農耕と平行して狩猟(しゅりょう)や漁撈(ぎょろう)も盛んに行われており、弥生時代の遺跡の中に骨が残っていたことから、意外にもブタの飼育が行われていた可能性が指摘されています。




いつも有難うございます。
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♪もふ♪ こんばんは^^
はじめてコメントさせてもらいます~!!
日本史すごく好きです!!
縄文、弥生時代に弱いので勉強になりました^^
これからも勉強させてくださいね♪
♪もふ♪様
黒田裕樹 コメント有難うございます!
日本史好きとは心強い限りです。
拙いブログではありますが、今後も是非ご訪問下さい!
bunyan おはようございます。
昨日はありがとうございました。
熱も下がり楽になりました。
失礼します。
前向きに考え進んでいきます^^
のらねこみゅー 豚の飼育ですか!!知らなかった~^^;
凄いですよね。
コメント有難うございます
黒田裕樹 bunyan様
ご回復よかったですね。
今日はこちらが花粉症の悪化で頭がボーっとして大変でした。これじゃ仕事になりませんよ(涙)。
のらねこみゅー様
そうなんですよ。遺跡の中からは時として不思議なものが発掘されますね。
前向きの気持ち、何よりです。私も色々ありますが、のらねこみゅー様に負けないように頑張っていきますよ。