1946(昭和21)年、相沢忠洋(あいざわただひろ)氏によって群馬県の岩宿遺跡(いわじゅくいせき)の関東ローム層から打製石器が発見され、以後も各地の更新世の地層から石器が発見されたことにより、日本列島にも旧石器時代の文化があったことが明らかになりました。
この時代の人々は狩猟(しゅりょう)や植物性食料の採取の生活を営んでいました。狩猟にはナイフ形石器や尖頭器(せんとうき)などの石器を棒の先につけた石槍(いしやり)を用いたほか、細石器(さいせっき)のような小型の石器も使用されました。
旧石器時代の人々は、ナウマンゾウやヘラジカ、オオツノジカなどの大型動物といった獲物(えもの)や、植物性の食料などを求めて移動する生活を送っていました。前回の「人類の起源と日本列島」でも書いたように、食料を求めて移動するうちに、当時は陸続きであった日本列島に渡って来たと考えられています。住居としては簡単なテント式の小屋か、洞穴(どうけつ)を利用することが多かったようです。
なお、日本人の起源を知るうえで重要な手がかりとなるはずの化石人骨(かせきじんこつ)ですが、日本列島が火山性の酸性土壌(さんせいどじょう)で覆(おお)われているために人骨が分解されて残りにくいため、現在までに国内で発見された旧石器時代の化石人骨としては、静岡県の浜北人(はまきたじん)や沖縄県の港川人(みなとがわじん)などが挙げられる程度となっています。
(これで旧石器時代以前は終了です)




いつも有難うございます。
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東洋劇場 お早うございます。
旧石器時代より少しずつ勉強させてください。
突然のコメント失礼しました。
東洋劇場さんへ
黒田裕樹 > 旧石器時代より少しずつ勉強させてください。
> 突然のコメント失礼しました。
ご訪問有難うございます。また是非お越し下さいね。
宜しければ、ご感想を下されば幸いです。
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hirots こんにちは^^
邪馬台国から逆流してきました★笑
以前、友人の家の近くに小さな博物館があったので入ってみましたが、ひび割れた土器がいろいろと並んでおりました。
私たちの先祖が使って生活してたんだと思うと、感慨深いものがありました☆
また来ます^^応援ぽち
hirotsさんへ
黒田裕樹 > 邪馬台国から逆流してきました★笑
一番最初まで戻ってこられましたね(^^ゞ
> 以前、友人の家の近くに小さな博物館があったので入ってみましたが、ひび割れた土器がいろいろと並んでおりました。
> 私たちの先祖が使って生活してたんだと思うと、感慨深いものがありました☆
そうですね。自分たちよりもはるかに以前のご先祖様が使用していた土器がこの世に残っていることだけでも凄いと思います。