私たち日本人は、昔から「正義の味方」や「ヒーロー」などの英雄を好む傾向がありますね。古くは平安時代末期に平家を滅(ほろ)ぼしながらも、非業(ひごう)の最期を遂(と)げた源義経(みなもとのよしつね)という「ヒーロー」がいましたし、21世紀の今日(こんにち)でも、子供たちは「○○マン」や「○○ライダー」、あるいは「○○レンジャー」といった「正義の味方」に憧(あこが)れを持っています。
また、江戸時代の人物の中で、現代でも「正義の味方」としてもてはやされているのが少なくとも3人存在するのですが、皆さんはご存知でしょうか?
一人目は、現在もテレビ時代劇で放送が続けられている「水戸黄門」(みとこうもん)こと徳川光圀(とくがわみつくに)で、二人目は同じくテレビで長い間親しまれた南町奉行(みなみまちぶぎょう)の「大岡越前」(おおおかえちぜん)こと大岡忠相(おおおかただすけ)です。この二人は17世紀後半から18世紀前半にかけての実在の人物ですが、もう一人、彼らより約100年遅れた19世紀半ばに存在した「正義の味方」がいます。
もちろん「遠山の金さん」こと町奉行の遠山景元(とおやまかげもと)のことです。一般的には「桜吹雪(さくらふぶき)の刺青(いれずみ)」で有名な「金さん」ですが、遠山景元の実像については意外と知られていないようですね。
今回の講座では、遠山景元の波乱に満(み)ちた生涯(しょうがい)をたどりながら、当時江戸幕府(えどばくふ)で行われていた天保の改革(てんぽうのかいかく)や、その実行者である老中(ろうじゅう)の水野忠邦(みずのただくに)と金さんとの関連性などについて探(さぐ)ってみたいと思います。




いつも有難うございます。
テレビ時代劇としては、昭和45(1970)年に放送が始まった中村梅之助(なかむらうめのすけ)主演の「遠山の金さん捕物帳(とりものちょう)」が人気となり、その後杉良太郎(すぎりょうたろう)が昭和50(1975)年から「遠山の金さん」を演じたことで、金さんの人気はピークに達しました。
その後も、第8代将軍の徳川吉宗(とくがわよしむね)をモデルにした「暴れん坊将軍」(あばれんぼうしょうぐん)で有名な松平健(まつだいらけん)など、数多くの名優が金さんを演じています。
さて、そんな「遠山の金さん」ですが、最近の学生を中心とする若い世代はテレビ時代劇での金さんを見たことがない人が多いと思いますので、その大まかな筋書(すじが)きを、講座の中で紹介したいと思います。




いつも有難うございます。
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紗那 「はい、僕も金さん見たことないです!」って挙手しようと思ってました笑
紗那さんへ
黒田裕樹 > 「はい、僕も金さん見たことないです!」って挙手しようと思ってました笑
やっぱりそうですか(爆)。
「実演」を決断して大正解ですね。明日(30日)以降をお楽しみに!(^o^)丿
.黒田先生
りら 先生の講演画像
拝見しました
語り方がはっきりしていて
分かりやすいです
親しみがもてます
FCブログの日本歴史の黒田先生
これからも期待しています
りらさんへ
黒田裕樹 > 先生の講演画像
> 拝見しました
> 語り方がはっきりしていて
> 分かりやすいです
> 親しみがもてます
> FCブログの日本歴史の黒田先生
> これからも期待しています
りらさんこそ、いつも励ましのお言葉有難うございます。
講座は皆様にお聞きいただいてこそ成立するもの。
自己満足で終わることなく、これからも頑張ります。
.
こみー 久しぶりです(^^;)
考査も終わり、ちょこちょこまた見させて頂きます(^^)/
金さん・・・聞いたことはあるけど
そこまで知らない、というか全く
知りませんでした<(_ _)>
そういえば前の記事見ましたよ(^^)/
すごいですね☆
なんか一閲覧者として誇りです←え
これからも頑張って下さい!
.
ぴーち こんばんは!
流し目がお得意の杉良太郎の金さんは、個人的にファンでしたw
あれ?おかしいなぁ。。
私、まだ20代なのに??(爆)
応援凸
こみーさんへ
黒田裕樹 > 久しぶりです(^^;)
> 考査も終わり、ちょこちょこまた見させて頂きます(^^)/
そういえばそんな時期ですね。
いかがでしたか(笑)?
> 金さん・・・聞いたことはあるけど
> そこまで知らない、というか全く
> 知りませんでした<(_ _)>
やっぱりご存じないですか(´・ω・`)
実演して正解でした(爆)。
> そういえば前の記事見ましたよ(^^)/
> すごいですね☆
> なんか一閲覧者として誇りです←え
> これからも頑張って下さい!
いえいえ、こみーさんのようにいつもご覧下さる皆様の支えあってこそですからね。
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 流し目がお得意の杉良太郎の金さんは、個人的にファンでしたw
> あれ?おかしいなぁ。。
> 私、まだ20代なのに??(爆)
そういえばどうして私も知っているんだろう(笑)?
智里 黒田裕樹さん>>
やっぱ自分も杉様の金さんが印象強いですね!
子供ながらに、あの桜吹雪を真似したもんですよ。
そう言えば最近、遠山の金さんって放送してないですよね。
懐かしいあの頃を思い出しながら、講座を楽しみたいです♪
智里さんへ
黒田裕樹 > やっぱ自分も杉様の金さんが印象強いですね!
> 子供ながらに、あの桜吹雪を真似したもんですよ。
金さんは杉様が一番人気ですね(^^♪
数年前にCSで放送された際にはすべて録画してしまいました(爆)。
> そう言えば最近、遠山の金さんって放送してないですよね。
> 懐かしいあの頃を思い出しながら、講座を楽しみたいです♪
地上波では再放送も含めて、金さんシリーズはなかなか放送しませんよねぇ。
こんなご時世だからこそ、金さんの活躍に溜飲を下げたいものです。
普段は気楽な遊び人として周囲からも親しまれていますが、いざ人殺しなどの大きな事件が起こると、被害者やその身辺(しんぺん)の人々(女性であることが多いです)に巧(たく)みに取り入って、事件の全容を次第につかんでいきます。そして、ついに姿を現した悪家老や悪徳商人、あるいは盗賊(とうぞく)などの悪人どもが被害者を殺害しようとする一歩手前で、着流し姿の金さんが颯爽(さっそう)と現れます。
「お前たちの悪行(あくぎょう)の数々、この金さんがすべて見せてもらったぜ!」
金さんがそう叫(さけ)ぶと同時に片肌(かたはだ)を脱ぐと、そこには見事な桜吹雪の刺青が彫(ほ)られています。そして「この金さんの桜吹雪、散らせるものなら散らしてみやがれ!」と金さんが啖呵(たんか)を切ると、襲(おそ)い掛(か)かる悪人から刀を奪(うば)い、峰(みね)を返して(刃=やいばを逆に向けて)バッタバッタと悪人どもを痛めつけます。
ちなみにこの場合、刀の峰を返しているので悪人は斬られることはありません。これを「峰打(みねう)ち」といいますが、刃と反対側の鉄の棒状(ぼうじょう)のようなもので殴(なぐ)られるわけですから、相当痛いはずです(笑)。




いつも有難うございます。
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紗那 へぇ、この桜吹雪がryのくだりは大丈夫です、なんか知ってました笑
確かによく考えて見れば、みねうちって別の意味で大変だ!
むしろ殺して欲しいですね、死なぬよう生きぬよう、みたいな(違
紗那さんへ
黒田裕樹 > へぇ、この桜吹雪がryのくだりは大丈夫です、なんか知ってました笑
有名な台詞ですからね(^^♪
この後の展開はいかがでしょうか?
> 確かによく考えて見れば、みねうちって別の意味で大変だ!
> むしろ殺して欲しいですね、死なぬよう生きぬよう、みたいな(違
本気で叩けば、あばら骨の一本や二本は簡単に折れる、と聞いたことがあります。
どちらにしても痛いのは勘弁ですね…(´・ω・`)
.
ぴーち こんばんは!
いやぁ~♪
金さんの名調子を黒田節で
今回拝聴出来るとは思いませんでした~♪
カッコよく決まってますねェ~☆☆
峰打ちは、切り付けている訳ではないのに、どうして悪人が倒れて動けなくなるのかと、不思議に思っていましたが、実際問題、相当のダメージを受けているんですねェ(^^A
人間の急所も、しっかり心得ていたのでしょうね!
それでは、応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > いやぁ~♪
> 金さんの名調子を黒田節で
> 今回拝聴出来るとは思いませんでした~♪
> カッコよく決まってますねェ~☆☆
有難うございます(^^♪
実は本人、結構楽しんでいたりして…(^^ゞ
> 峰打ちは、切り付けている訳ではないのに、どうして悪人が倒れて動けなくなるのかと、不思議に思っていましたが、実際問題、相当のダメージを受けているんですねェ(^^A
> 人間の急所も、しっかり心得ていたのでしょうね!
木刀で叩かれても相当痛いですから、鉄の塊ならなおさらですからね…。
「安心せぃ、峰打ちぢゃ」と言われても、実際には生命に関わる大怪我だったのではないでしょうか。
アクア 世の中
峰打ちくらいが丁度いいですよね。
意味深ですいません、
アクアさんへ
黒田裕樹 > 世の中
> 峰打ちくらいが丁度いいですよね。
> 意味深ですいません、
いえいえ、仰る意味は私も良く分かるつもりですよ。
下手にばっさり斬るよりは…。
智里 懐かしい~(≧∀≦*)
桜吹雪のくだりは、学校でやってましたよ!
何かある度に『え~い!この桜吹雪が目に入らないかっ!』てね(*´艸`)
よく考えたら、峯打ちって凄いですよね。
あの重い刀を逆にして、気絶させるくらいの勢いで殴る。
これが出来る人がいたら、超人的能力かも・・・。
智里さんへ
黒田裕樹 > 懐かしい~(≧∀≦*)
> 桜吹雪のくだりは、学校でやってましたよ!
> 何かある度に『え~い!この桜吹雪が目に入らないかっ!』てね(*´艸`)
私もやりましたよ(^o^)丿
幼稚園児の頃の夏祭りで浴衣姿になると、決まって片肌を脱いでましたっけ(爆)。
> よく考えたら、峯打ちって凄いですよね。
> あの重い刀を逆にして、気絶させるくらいの勢いで殴る。
> これが出来る人がいたら、超人的能力かも・・・。
持ったことはないですが、本物の刀は相当重たいらしいですね。
昔の武士の鍛錬は物凄いと思います。
ここで舞台は変わって北町のお白州(しらす)となります。ちなみにお白州とは、今でいう裁判所の公判室(こうはんしつ)のことです。
正装(せいそう)で威厳(いげん)を正した北町奉行・遠山左衛門尉の目の前で、悪人どもは平然とシラを切ります。たまりかねた被害者が「金さんという人がすべてを知っています!」と訴えますが、悪人どもは「金さん?誰だそれは?」「聞いたこともねぇなぁ~」「本当にいるのなら、ここに連れて来いよ」と次々にはやしたてます。
言葉に詰(つ)まった被害者がうつむくと、悪人どもはますます調子づき、被害者のみならず奉行の遠山にまで毒づき始めました。このままではお白州が成り立たなくなってしまう―その時!
それまで悪人どもの饒舌(じょうぜつ、やたらにしゃべること)を黙(だま)って聞いていた遠山が「やかましいやい!」と急に大声で怒鳴りました。何が起きたのかといぶかしげに見守る悪人どもを前に、遠山はさらに続けます。




いつも有難うございます。
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智里 いよいよ、クライマックス!
時間的には水戸黄門の印籠と同じくらいですよね(*≧艸≦)
テレビでは毎回、悪人の度肝を抜かす顔を見て楽しんでました。
来週くらいから、度肝を抜かすような話が出てくるのかな?
楽しみ~♪
黒田先生
りら ちなみにお白州は
裁判所の公判室
あたりまえのようでいて
今まで気づきませんでした
いつもなにげない事に気付けない
でいる 私に気付かせて下さる
先生を尊敬しています
中村梅之助
オバrev いいですね~♪
私の好きな金さんは、何と言っても中村梅之助です。響き渡る声、間の取り方、遊び人金さんと北町奉行遠山遠山左衛門尉の落差、見得の切り方と、あれほどはまった金さんはありませんでした。
例の場面!では毎回拍手(^-^)//""パチパチ
シラを切る悪人に対して
「おぅおぅおぅ、いつまでシラ切ってんじゃねぇよ、その金さんの背中にあったってのはこれかい!」・・・って全て書いてしまうと営業妨害になりますのでこの辺で(;^ω^)
智里さんへ
黒田裕樹 > いよいよ、クライマックス!
> 時間的には水戸黄門の印籠と同じくらいですよね(*≧艸≦)
> テレビでは毎回、悪人の度肝を抜かす顔を見て楽しんでました。
確かにあの表情は傑作ですよね(爆)。
悪人の芸達者ぶりは素晴らしいです。
> 来週くらいから、度肝を抜かすような話が出てくるのかな?
> 楽しみ~♪
明日(2日)にはすべてが終わりますよ。
お楽しみに!
りらさんへ
黒田裕樹 > ちなみにお白州は
> 裁判所の公判室
> あたりまえのようでいて
> 今まで気づきませんでした
> いつもなにげない事に気付けない
> でいる 私に気付かせて下さる
> 先生を尊敬しています
今日もお言葉有難うございます。
単なる事実の羅列ではなく、ほんの少しでも皆さんのお役に立てるように心掛けております。
オバrevさんへ
黒田裕樹 > いいですね~♪
> 私の好きな金さんは、何と言っても中村梅之助です。響き渡る声、間の取り方、遊び人金さんと北町奉行遠山遠山左衛門尉の落差、見得の切り方と、あれほどはまった金さんはありませんでした。
実は私もそうなんですよ。
再放送しか見たことはありませんが、いつも楽しみに待っていました。
CSで見つけたときは嬉しかったなぁ~(^^♪
> 例の場面!では毎回拍手(^-^)//""パチパチ
> シラを切る悪人に対して
> 「おぅおぅおぅ、いつまでシラ切ってんじゃねぇよ、その金さんの背中にあったってのはこれかい!」・・・って全て書いてしまうと営業妨害になりますのでこの辺で(;^ω^)
お気遣い有難うございます。
それにしてもこんな痛快な名場面、今時の若い人々にこそ見てもらいたいですね。
.
ぴーち こんばんは!
いよいよクライマックスですね!
今回のこの場面は「教壇」ではなくて是非とも「寄席」で聞いてみたい気がしますねェ~^^
明日は、いよいよ黒田金さんの
「流し目」を見る事が出来るんでしょうか^^
また、お邪魔します!
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > いよいよクライマックスですね!
> 今回のこの場面は「教壇」ではなくて是非とも「寄席」で聞いてみたい気がしますねェ~^^
確かに寄席の方が似合うかもしれません。
講師というよりも、完全に「時代劇好きの男」と化していますから(爆)。
> 明日は、いよいよ黒田金さんの
> 「流し目」を見る事が出来るんでしょうか^^
さぁ~、どうでしょうか?(^^ゞ
遠山が啖呵を切って片肌を脱ぐと、そこには目にも鮮(あざ)やかな桜吹雪の刺青が!
「お前たち、これでもまだシラを切ろうってのかい!」。
「あの時の金さんだ!」嬉しそうに叫ぶ被害者。まさか、という思いで呆気(あっけ)にとられる悪人ども。やがて衣服を整えた金さん、いや奉行の遠山が悪人どもに死罪などの厳しい裁(さば)きを言い渡すと、大抵(たいてい)の悪人どもはがっくりとうなだれますが、中には破れかぶれで遠山に襲いかかる者もいます。
しかし、遠山にあっさりと一蹴(いっしゅう)されてしまい、逆上してわめき散らしながら追い出されるという惨(みじ)めな最期を迎える悪人ども。すべてが終わった後、遠山は被害者にねぎらいの言葉をかけると、立ち上がって決め台詞(ぜりふ)を言います。
「これにて一件落着!」
以上が「遠山の金さん」の大まかなストーリーですが、まさに勧善懲悪(かんぜんちょうあく)を地で行く痛快(つうかい)なドラマであるといえますね。しかし、史実の金さん、いや遠山景元は本当にこんなお裁きを行っていたのでしょうか。もちろん答は「No」です。




いつも有難うございます。
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オバrev な、なんと、あのTVで見ていた金さんと現実は違うんですか(!o!)オオ!
ショックです。続きが怖い(>_<)
オバrevさんへ
黒田裕樹 > な、なんと、あのTVで見ていた金さんと現実は違うんですか(!o!)オオ!
> ショックです。続きが怖い(>_<)
あのようなお裁きは現実にはありえないんですよ。
ただし、あのような伝説が誕生するにはそれなりのワケがありまして…。
続きを怖がらずにお楽しみ下さい(^^♪
.
紗那 あぁ、「これにて一件落着」も知ってましたw
でも、やっぱり史実ではあり得ないことなんですねー。
三方一両損の大岡越前守の話も、フィクションだと聞いたことがありますし。。
紗那さんへ
黒田裕樹 > あぁ、「これにて一件落着」も知ってましたw
これも有名ですからね(^^♪
講座で実演してみたんですが、やっぱり気持ちが良いですね~(^_^)v
> でも、やっぱり史実ではあり得ないことなんですねー。
> 三方一両損の大岡越前守の話も、フィクションだと聞いたことがありますし。。
確かに有り得ません。次回(3日)にその理由を書きますが、その一方で伝説が広まるのはそれなりの理由があるんですよ。
.
ぴーち こんばんは!
う~ん。黒田金さんの流し目は残念でしたがw
啖呵は、かなりの年季が入っていらっしゃいませんか?(笑)
黒田節に掛かれば、悪人達もたじろいてしまいそうですね^^
実際の金さんは、やはり「刺青」が
あったと伺った事がありますが、どうなんでしょうか・・
それにしても、昔の判決の内容は
サラッと聞いている分には良いですが、よく考えると
「市中引き回しの上、貼り付け、獄門・」(漢字間違えていたら、ゴメンなさい)
とは、厳しい沙汰ですね(><)
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > う~ん。黒田金さんの流し目は残念でしたがw
> 啖呵は、かなりの年季が入っていらっしゃいませんか?(笑)
> 黒田節に掛かれば、悪人達もたじろいてしまいそうですね^^
まぁ私は流し目で勝負するタイプではありませんので(^^ゞ
啖呵を切るあたりは、今見れば完全にノリノリですね(爆)。
> 実際の金さんは、やはり「刺青」が
> あったと伺った事がありますが、どうなんでしょうか・・
そのあたりについては、近いうちに講座の中でお知らせしますよ(^_^)v
> それにしても、昔の判決の内容は
> サラッと聞いている分には良いですが、よく考えると
> 「市中引き回しの上、貼り付け、獄門・」(漢字間違えていたら、ゴメンなさい)
> とは、厳しい沙汰ですね(><)
「はりつけ」は「磔」と書くんですよ。
確かに厳しいですよね(´・ω・`)
.
ぴーち こんばんは!
漢字、確かに
「糊」で何処かに「貼り付け」る
訳じゃ~ないですもんね笑
派手な間違いで、失礼しました~^;
流し目で勝負しない。
確かに、黒田さん、そのままで
十分、勝負出来ますもんね~^^
それでは、応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 漢字、確かに
> 「糊」で何処かに「貼り付け」る
> 訳じゃ~ないですもんね笑
> 派手な間違いで、失礼しました~^;
いえいえ、磔柱(はりつけばしら)にくくりつけられるというイメージだと勘違いしやすいですからね。
現行法でも磔はありませんし(あったら怖い)。
> 流し目で勝負しない。
> 確かに、黒田さん、そのままで
> 十分、勝負出来ますもんね~^^
私は役者ではありませんので(笑)。
教師が生徒に流し目というのも…(爆)。
さらに、町奉行が事件の当事者として判決を下(くだ)すということ自体が、本来は有り得ないのです。お白州で裁きを言い渡すということは、今でいう裁判官による判決の申し渡しにあたりますが、現代の法律では、刑事裁判で裁判官に予断(よだん、結果を前もって判断すること)を与えないために起訴状(きそじょう、検察官=けんさつかんが刑事裁判の請求をする際に裁判所に提出する文書のこと)のみを提出し、それ以外の証拠(しょうこ)を出してはならないことになっており、これを「起訴状一本主義」(きそじょういっぽんしゅぎ)といいます。
これは、裁判官が事件について先入観(せんにゅうかん)を持たずに事件を審理(しんり)することで、中立公正な判断を行うことを意図(いと)して定められたものです(刑事訴訟法第256条6項)。
一方、金さんはドラマの世界で捜査(そうさ)や訴追(そつい、刑事裁判を行うよう訴えを起こすこと)だけでなく、裁判の全てを行っていることになりますが、これでは被告人(ひこくにん)が有罪であるという先入観を持ってしまうことになるので、公平な判断など望めるはずがないのです。
そうなると不思議なのは、遠山景元という実在の人物に、どうしてこのような「架空の物語」が創(つく)り出されたのか、ということですね。これには、史実における遠山景元が北町奉行として活躍していた当時の時代背景が深く関わっているのです。




いつも有難うございます。
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紗那 確かにすごい忙しそうだ!
これでは、街を見まわるのが無理だというのも納得できます。。。
警察官が、そのまま有罪無罪を決めるようなものですよね、それは確かに誤っている。。。。
紗那さんへ
黒田裕樹 > 確かにすごい忙しそうだ!
> これでは、街を見まわるのが無理だというのも納得できます。。。
そうなんですよ。在任中に過労死するのも無理はありません。
> 警察官が、そのまま有罪無罪を決めるようなものですよね、それは確かに誤っている。。。。
確かにおかしいんです。
でも、そのおかしいのが成立している「物語」の理由について、これから考察してみますね。
.
天然中尉 すごいですね。ソレほどにまで遠山の金さんが愛されているとは。驚きの連続です。
起訴状一本主義…大学の講義で習いましたが、断然、黒田殿の講義のがわかりやすいですwww
天然中尉さんへ
黒田裕樹 > すごいですね。ソレほどにまで遠山の金さんが愛されているとは。驚きの連続です。
金さんの物語も全くのでっち上げではなく、それなりの理由があるというわけです。今後の記事の中で次第に明らかになりますよ。
> 起訴状一本主義…大学の講義で習いましたが、断然、黒田殿の講義のがわかりやすいですwww
有難うございます(^^♪
このあたりは法学部出身の面目躍如といったところでしょうか(笑)。
ところが、景晋が養子として迎えられた後に養父に男子(後の遠山景善=とおやまかげよし)が生まれたので、景晋は景善を自分の養子にしましたが、その手続きを済ませないうちに景元が生まれてしまったのです。このため、景晋は景元の出生届を一年以上遅らせることで、景善の養子届を先に済ませています。
こうした複雑な事情があったため、金四郎(きんしろう)という通称(つうしょう)を名乗った景元は、青年期を迎える頃までに家を飛び出し、放蕩無頼(ほうとうぶらい、勝手気ままに振る舞って品行の定まらないさまのこと)の生活を送っていたとされており、身体の刺青もこの時期に入れたと考えられています。ただ、景元が刺青を入れていたのは間違いないとされていますが、それが桜吹雪であったかどうかということについては確証がありません。
やがて景善が景晋の隠居前に亡くなったことで、景元は遠山家に戻って家督(かとく)を継ぐことになるのですが、青年期の町中での生活を通じて、世の中の様々な動き、つまり世情(せじょう)を知ったことによって、景元は江戸の庶民(しょみん)の考えが良く分かるようになっていました。この頃の経験が、後の景元にとって大いに役立つことになります。




いつも有難うございます。
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智里 そうなんだ~。
そんな複雑な家系の生まれとは知らなかったです(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
それもあって自由奔放な青年時代を過ごしたんですね。
後にその経験が役立つとは、人生には無駄がないですね。
刺青の噂では、腕に入った青の線は島流しの証だったと聞いた事があります。
実際には分からないですね~。
.
ぴーち こんばんは!
時代や、身分、国が違いますが
今日の景元のお話は、映画「釈迦」で観たシッダ太子の悟りを開く以前の話と共通する部分を感じました。
やはり、色々な世界(この場合は、各国と言うより、自分以外の人たちの生き様や、暮らしぶり)を見て回ることは、その人の大きな財産になるものですね^^
やはり金さんは、刺青をしていたんですか。。
真実を知る事が出来、ありがたく存じます^^
今日はお疲れ様でした☆
応援です凸
智里さんへ
黒田裕樹 > そうなんだ~。
> そんな複雑な家系の生まれとは知らなかったです(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
> それもあって自由奔放な青年時代を過ごしたんですね。
> 後にその経験が役立つとは、人生には無駄がないですね。
複雑な人間関係は、一時期に自由奔放さを生み出しますが、それを肥やしとして成長できる精神力を持っていればいい経験になる、ということなのでしょうね。
> 刺青の噂では、腕に入った青の線は島流しの証だったと聞いた事があります。
> 実際には分からないですね~。
刺青を入れた可能性は高いようですが、実際の柄は分かっていませんからね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 時代や、身分、国が違いますが
> 今日の景元のお話は、映画「釈迦」で観たシッダ太子の悟りを開く以前の話と共通する部分を感じました。
> やはり、色々な世界(この場合は、各国と言うより、自分以外の人たちの生き様や、暮らしぶり)を見て回ることは、その人の大きな財産になるものですね^^
> やはり金さんは、刺青をしていたんですか。。
> 真実を知る事が出来、ありがたく存じます^^
世情に通じていることは、仰るとおり後々に大きな財産になるということですね。
刺青を入れたとされる金さんにもその原則が当てはまる、ということなのでしょう。
> 今日はお疲れ様でした☆
有難うございます。近日中には別記事で報告します(^^♪
景元が北町奉行となった翌年の1841年、将軍退位後も大御所(おおごしょ)として政治の実権を握(にぎ)っていた第11代将軍の徳川家斉(とくがわいえなり)が亡くなり、第12代将軍の徳川家慶(とくがわいえよし)の老中であった水野忠邦による政治が始まりました。
水野はかつての享保(きょうほう)・寛政(かんせい)の両改革を手本とし、衰(おとろ)えつつあった江戸幕府の権力強化を目指して天保の改革を行ったのですが、厳しい倹約令(けんやくれい)を中心とする改革の内容に対して、世情に通じていた景元は疑問を感じていました。
財政の支出を抑えるために政府が倹約することは決して間違っていませんが、それを一般庶民にまで強要してしまえば、消費が冷え込んで景気が悪化するばかりでなく、精神面でも余裕がなくなることで文化は衰退(すいたい)し、世の中全体が殺伐(さつばつ)とした雰囲気(ふんいき)となってしまうのが目に見えていたからです。そしてそれは、改革の実施によって現実のものとなってしまいました。




いつも有難うございます。
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オバrev おぉ!これはまさに、消費税を10%に引き上げて、庶民の消費を一気に冷え込ませようとしている現在そのものじゃ、あ~りませんか。
さあ、その時金さんはどうしたんでしょうか。楽しみです♪
オバrevさんへ
黒田裕樹 > おぉ!これはまさに、消費税を10%に引き上げて、庶民の消費を一気に冷え込ませようとしている現在そのものじゃ、あ~りませんか。
>
> さあ、その時金さんはどうしたんでしょうか。楽しみです♪
仰るとおり、消費を冷え込ませては元も子もありません。内需拡大こそが景気回復の近道ですからね。
金さんの行動がその後の「人気」のきっかけになるのですが、いずれは講座の中で(^^ゞ
.
ぴーち こんばんは!
政府も国民にも倹約を強要。
確かに、国民にまで強要するのは
景気が一気に冷え込んでしまいますよね(><)
政府が倹約する事を棚に上げて、
国民に全面的に痛みを押し付ける現代の政治体制よりかは、多少は救いようがあるように思うのは間違いかしら^^;
それでは、応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 政府も国民にも倹約を強要。
> 確かに、国民にまで強要するのは
> 景気が一気に冷え込んでしまいますよね(><)
まさしくそのとおりだと思います。
当時の政治家が経済の本質について何も分かっていない証拠でもありますね。
> 政府が倹約する事を棚に上げて、
> 国民に全面的に痛みを押し付ける現代の政治体制よりかは、多少は救いようがあるように思うのは間違いかしら^^;
いえいえ、ぴーちさんのお気持ちはよく分かります。
現代に金さんのような政治家がいればいいのですが…(´・ω・`)
徳川家の歴代の将軍は、一代に一度は町奉行・勘定奉行・寺社奉行(じしゃぶぎょう)のいわゆる三奉行(さんぶぎょう)による実際の裁判の様子を上覧(じょうらん、身分の高い人がご覧になること)するしきたりがありました。これを「公事上聴」(くじじょうちょう)といいます。
1841年に行われた公事上聴において、景元は将軍家慶からその裁判ぶりを激賞(げきしょう、大いにほめること)され、奉行の模範(もはん)とまで讃(たた)えられました。要するに景元は将軍の「お墨付(すみつ)き」を与えられたのです。
これでは水野の力をもってしても、景元に対しておいそれと奉行職を罷免(ひめん、職務をやめさせること)できません。そこで水野は、景元にプレッシャーを与える意味も込めて、近いうちに「もう一人の奉行」に対して牙(きば)をむくことになります。




いつも有難うございます。
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りら ドラマでも度々 登場する
水野 ドラマテックになって
きましたね
この夜間勤務が多く講座に
伺えなくて残念でした
また今日から参加させて頂きますね
りらさんへ
黒田裕樹 > ドラマでも度々 登場する
> 水野 ドラマテックになって
> きましたね
> この夜間勤務が多く講座に
> 伺えなくて残念でした
> また今日から参加させて頂きますね
そうですね。ドラマの世界でも有名な水野忠邦ですから、
金さんとともに、史実における水野の「活躍」ぶりにもご期待下さい!
お忙しい中、ご訪問有難うございます。
くれぐれもご自愛下さいね。
.
ぴーち こんばんは!
あたる光が強いほど、影も濃くなる・・
英雄と言われる人たちの影で
足を引っ張ろうとする「アンチ」組が出現するのは、世の習いとは言え、景元自身に直接降りかからずに、周りからじわじわと攻められるほど、卑怯な手口はありません。
こういう人物は、水面下で人の足を引っ張るくらいしか、能が無いのでしょう。
堂々と水面上で戦えるだけの根性があれば、こんな卑劣な行為には、走らないでしょけれど^^;
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > あたる光が強いほど、影も濃くなる・・
> 英雄と言われる人たちの影で
> 足を引っ張ろうとする「アンチ」組が出現するのは、世の習いとは言え、景元自身に直接降りかからずに、周りからじわじわと攻められるほど、卑怯な手口はありません。
> こういう人物は、水面下で人の足を引っ張るくらいしか、能が無いのでしょう。
> 堂々と水面上で戦えるだけの根性があれば、こんな卑劣な行為には、走らないでしょけれど^^;
仰るとおり卑怯極まりない話です。
詳しくは近日中にお話しますが、景元の心中、察するに余りあります(´・ω・`)
明日(7日)以降はいよいよ天保の改革の本番に入りますので、水野の人物像もお分かりいただけると思います。
いよいよ、鳥居の妖怪登場ですかな。
晴雨堂ミカエル 遠山の金さんの実際の刺青は美女の生首だった、と聞いていますが、これも確認された訳では無かったのですね。
もう少しだけ、金さんが遅く生まれていたら写真に残っていたかもしれないのに。
遅く生まれなくても、写真撮影の可能性はゼロではありませんが。
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 > 遠山の金さんの実際の刺青は美女の生首だった、と聞いていますが、これも確認された訳では無かったのですね。
> もう少しだけ、金さんが遅く生まれていたら写真に残っていたかもしれないのに。
> 遅く生まれなくても、写真撮影の可能性はゼロではありませんが。
刺青については確証がないんですよね。
出世してからの金四郎にとってはますます他人に見せるものではなかったでしょうし、ある意味では仕方がないのかもしれません。
その分、私たちが想像力をふくらますことが出来るわけではありますが。
.
智里 南町奉行所って言うから、あの人かと思いましたよ!!
大岡越前(*≧艸≦)
矢部定謙ね~(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
大塩平八郎の乱の時に、大塩を擁護した発言をしたんですよね。
いやいや、大岡越前じゃなくて良かったわ~。
智里さんへ
黒田裕樹 > 南町奉行所って言うから、あの人かと思いましたよ!!
> 大岡越前(*≧艸≦)
確かに南町奉行ですからね(^^ゞ
金さんよりも約100年前の人ですよ。
> 矢部定謙ね~(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
> 大塩平八郎の乱の時に、大塩を擁護した発言をしたんですよね。
> いやいや、大岡越前じゃなくて良かったわ~。
お詳しいですね。大塩平八郎にとっては恩人とも言えるのですが、彼を擁護したばっかりに、この後に過酷な運命が待ち受けているのが…(´・ω・`)
天保の改革が始まった頃には、江戸をはじめとする大都市を中心に物価が値上がりしており、庶民の暮(く)らしに大きな影響を与えていました。水野は、物価の値上がりは当時の流通システムを仕切っていた商人による株仲間(かぶなかま)に原因があるとして、1841年に彼らの解散を命じましたが、これはとんでもない濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)でした。
なぜなら、物価上昇の本当の原因は、人口が増えて消費量が増えた都会に対する生産地からの物資の供給(きょうきゅう)不足にあったからです。需要(じゅよう)が増えているのに供給が不足すれば、物価が上がるのは当たり前です。従って、本当に物価を下げたいのであれば、大都市への供給量を増やす政策を採(と)るべきなのです。
それなのに、株仲間を解散して長年にわたる物資の流通システムを壊(こわ)してしまえば、流通網(りゅうつうもう)が混乱してかえって物価が値上がりするのは明らかでした。景元や南町奉行の矢部定謙は最後まで解散に反対しましたが、水野は商業を異常に蔑視(べっし)する自己の「腹心(ふくしん)の部下」の勧(すす)めもあって、株仲間を強引に解散させてしまい、その結果、景元や矢部が心配したとおりに物価はさらに上昇してしまいました。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
要するに水野忠邦という人物は
世の中を公平に見据える判断能力に欠けていたんですね。
その判断能力を歪ませていたのは、きっと自己中心的な性格が災いしていたのかも知れませんね^^;
政治に私情(偏見)を挟むとあらぬ方向へ物事が傾いて来てしまう。
考えてみると怖いですね。
凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 要するに水野忠邦という人物は
> 世の中を公平に見据える判断能力に欠けていたんですね。
> その判断能力を歪ませていたのは、きっと自己中心的な性格が災いしていたのかも知れませんね^^;
> 政治に私情(偏見)を挟むとあらぬ方向へ物事が傾いて来てしまう。
> 考えてみると怖いですね。
そうですね。
政治家というものは一部の利益だけでなく、国民全体、あるいは国全体の利益のことを考えて行動すべきなはずです。
水野忠邦の場合はこの時点ですでに「政治家失格」ですが、この後もっとブラックな事実が次々と浮かび上がってきますから大変です(>_<)
ましてやその「腹心の部下」が…。
.
智里 水野ってダメな奴ですよね~。
奉行の2人がダメだって言ってるのに、それを無視して改革を進めるとは・・・
いまの政治ににてますね(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
水野的には、大塩に肩入れした矢部の言葉は聞きたくなかったんでしょうけどね。
だけど、それは国の道を定める人間としてはダメですよね。
こんな時こそ、ヒーローに現れて欲しいです!
智里さんへ
黒田裕樹 > 水野ってダメな奴ですよね~。
> 奉行の2人がダメだって言ってるのに、それを無視して改革を進めるとは・・・
> いまの政治ににてますね(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
> 水野的には、大塩に肩入れした矢部の言葉は聞きたくなかったんでしょうけどね。
> だけど、それは国の道を定める人間としてはダメですよね。
確かに似ていますね(´・ω・`)
世情に通じていた二人の能吏(のうり)の言うことに耳を一切傾けようとしないところが何とも…(@_@;)
個人的な好き嫌いの感情だけで政治ができるはずがないというのに。
> こんな時こそ、ヒーローに現れて欲しいです!
本当にそうですよね。
21世紀の現代ではどうでしょうか…。
黒田先生.
りら 天保の改革で良い処は何も
無かったのでしょうね
それも結局
将軍が彼を信じ過ぎたからでしょう
彼と同罪だと思います
りらさんへ
黒田裕樹 > 天保の改革で良い処は何も
> 無かったのでしょうね
> それも結局
> 将軍が彼を信じ過ぎたからでしょう
> 彼と同罪だと思います
将軍家慶は必ずしも凡庸(ぼんよう)ではなかったようですが、確かにそのとおりと言わざるを得ないかもしれません。
水野のこの後の「人選」も、それを裏付けることになりそうです。
天保の改革に反対する有力者の一人である矢部に対する酷(むご)い仕打ちは、将軍の「お墨付き」をもらっているために処分できない景元など、他の反対派に対する「見せしめ」でもありました。この後、矢部は無実を訴える意味も込めて、お預けとなった家の屋敷で絶食(ぜっしょく)を続け、壮絶(そうぜつ)な最期を遂げました。
株仲間を強引に解散し、矢部の罪をでっち上げて憤死(ふんし、激しい怒りのうちに死ぬこと)させた水野の「部下」こそが、当時は目付(めつけ、旗本・御家人を監察する役職のこと)であった鳥居耀蔵(とりいようぞう)でした。この後、鳥居は矢部の後を受けて南町奉行となり、水野の改革を忠実に実行することになります。
ちなみに鳥居は養子で、本家は幕府お抱(かか)えの朱子学者である林大学頭(はやしだいがくのかみ)でした。要するに、鳥居はコチコチの「儒学者」(じゅがくしゃ)であり、商行為や洋学を徹底的に嫌うといった偏見(へんけん)の持ち主だったのです。世の中の改革が求められる重要な時期に、このような政治家が幅(はば)を利(き)かせていたことが、江戸幕府のみならず、我が国自体にも多大な影響を与えてしまったのでした。




いつも有難うございます。
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りら 水野はやはり
ドラマによく出て来る通りの
悪人だったのですね
でもここまで ひどいとは
思いませんでした
今日もありがとうございました
りらさんへ
黒田裕樹 > 水野はやはり
> ドラマによく出て来る通りの
> 悪人だったのですね
> でもここまで ひどいとは
> 思いませんでした
> 今日もありがとうございました
よく「本当はそんなことないのに無理やり悪役にされている」歴史上の人物がいますが、水野の場合は残念ながら文字どおりの悪人といえるのかもしれませんね。もっとも、これも現代の価値観でしか物事を見た結果ではありますが、この後の史実を見ると、国益の面でも「?」の場面が多くなりますから…。
.
ぴーち こんばんは
今日の記事を読ませて
いただいているうちに
何故か判らないけれど
「オセロ」の場面が浮かんで
来ました。
黒い方が、水野側。
白い方が、景元側。
白いコマを取り囲んで、次第に
黒いコマに変色させていく水野忠邦の陰謀に白コマ組のどんでん返し、逆転勝利はあるのでしょうか・・。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 今日の記事を読ませて
> いただいているうちに
> 何故か判らないけれど
> 「オセロ」の場面が浮かんで
> 来ました。
> 黒い方が、水野側。
> 白い方が、景元側。
> 白いコマを取り囲んで、次第に
> 黒いコマに変色させていく水野忠邦の陰謀に白コマ組のどんでん返し、逆転勝利はあるのでしょうか・・。
なるほど、上手い例えですね。
鳥居という強力な助っ人を得て、嵩(かさ)にかかって攻めていく水野の波状攻撃を、景元は耐えることが出来るのでしょうか―。
1837年、アメリカの商船(軍艦ではありません)であるモリソン号が、航海の途中で救助した我が国の漂流民(ひょうりゅうみん)の引渡しと、平和的な貿易の交渉(こうしょう)を求めて我が国にやって来ましたが、幕府は異国船打払令の規定どおりに問答無用で砲撃(ほうげき)を行い、あわや撃沈(げきちん)されそうになったモリソン号は辛(かろ)うじて脱出しました。この出来事をモリソン号事件といいます。
このような幕府による無茶苦茶(むちゃくちゃ)な対外政策に、渡辺崋山(わたなべかざん)や高野長英(たかのちょうえい)らがそれぞれ書物を出して批判しましたが、1839年に幕府によって弾圧(だんあつ、支配者が権力を行使して反対勢力の活動を抑圧すること)されました。この事件を蛮社の獄(ばんしゃのごく)といいますが、この際に弾圧を指揮(しき)した人物が鳥居耀蔵だったのです。
ちなみに、事件名になった「蛮社」とは「蘭学(らんがく)という名の野蛮(やばん)な結社(けっしゃ)」という意味であり、これだけを見ても鳥居の偏向(へんこう)ぶりがうかがえますね。このような人物が南町奉行となり、水野に認めてもらえるように改革を忠実に、いやそれ以上に厳しく実行すれば、江戸の庶民の暮らしはいったいどうなってしまうのでしょうか―。




いつも有難うございます。
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黒田先生
りら モリソン号事件の事は
学校で習った記憶も無く
知りませんでした
また 一つ 知識の宝物が増えました
ありがとう
りらさんへ
黒田裕樹 > モリソン号事件の事は
> 学校で習った記憶も無く
> 知りませんでした
> また 一つ 知識の宝物が増えました
> ありがとう
お役に立つことができて何よりです。
これからも頑張りますね(^O^)/
例えば、町に密偵(みってい)を放(はな)って幕府の政治に対する悪口を言わせて、それに乗ってきた庶民を「幕府を批判した」と言って捕まえたり、倹約令によって禁止されていた絹(きぬ)の着物を着ている疑いがあるとして、往来の真ん中で女性を無理やり裸(はだか)にしたりしました。
江戸の庶民は鳥居のことを当時の官職(かんしょく)の「甲斐守」(かいのかみ)と名前の「耀蔵」とをかけて「耀甲斐」(ようかい)、すなわち「妖怪」として恐れると同時に、鳥居のことを激しく恨(うら)むようになりました。
ところで、町奉行所は南北が同時に開いていたのではなく、一ヵ月毎(ごと)に交代で業務を行っていました。南の月番(つきばん)の際には鳥居が厳しく取り締まったのに対して、北の月番の際は、水野の改革の手法に異議を唱えていた景元が積極的に取り締まらなかったために、庶民の人気が自然と景元に集まるようになっていったのです。
やがて江戸の庶民は、鳥居を名前に引っ掛けて「キツネ」と読んだのに対し、景元のことを「キツネ」を上回るという意味を込めて「タヌキ」と呼ぶようになりました。




いつも有難うございます。
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オバrev 理想を完璧に求める原理主義的な手法はやはり無理がありますね。遊びがなくなって世の中が息苦しくなってしまう。
この状況での景元人気はそりゃ凄いことになったでしょう。しかし、鳥居はそれを指をくわえて見ていたんでしょうか?
いよいよ明日は決戦の時です。この一年各政党がやってきたこと、発言などを冷静に判断して投票してほしいです。
M+KM党で過半数割れを願っております(^+^)ナイショ
オバrevさんへ
黒田裕樹 > 理想を完璧に求める原理主義的な手法はやはり無理がありますね。遊びがなくなって世の中が息苦しくなってしまう。
> この状況での景元人気はそりゃ凄いことになったでしょう。しかし、鳥居はそれを指をくわえて見ていたんでしょうか?
もちろん指をくわえて見ているはずがありません。この後も鳥居は水野と共謀して景元の追い落としをはかることになりますが…。
> いよいよ明日は決戦の時です。この一年各政党がやってきたこと、発言などを冷静に判断して投票してほしいです。
> M+KM党で過半数割れを願っております(^+^)ナイショ
私は今から不在者投票へ行きます。
オバrevさんと同じような意見かも…?
.
ぴーち こんばんは!
まさに「キツネ」と「たぬき」の化かし合いですね^^;
敵も然る者。
なかなか一筋縄ではいかない様ですね~。
相手が蛇なら、いっその事
その首を掴んで、縄の様に
結び固めてしまいたいくらいですね(^^A
今後の展開が楽しみです!
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > まさに「キツネ」と「たぬき」の化かし合いですね^^;
> 敵も然る者。
> なかなか一筋縄ではいかない様ですね~。
> 相手が蛇なら、いっその事
> その首を掴んで、縄の様に
> 結び固めてしまいたいくらいですね(^^A
> 今後の展開が楽しみです!
なるほど、絶妙な表現ですね(^^ゞ
遠山景元と水野&鳥居の戦いは今後も続きます…。
水野の方針を耳にした景元は、直(ただ)ちに反対しました。若い頃から世情に通じていた景元にとって、庶民のささやかな娯楽(ごらく)である寄席や歌舞伎を廃止することは、絶対に認められなかったのです。
景元の意見に対して将軍家慶も同調したこともあって、寄席は数を減らされたうえに興行の内容が制限され、また歌舞伎は江戸の郊外(こうがい)に強制的に移転させられたものの、廃止を免(まぬが)れることができました。
江戸の庶民や、あるいは寄席や歌舞伎の関係者は、身体を張って自分たちのために力を尽(つ)くしてくれた景元に対して深く感謝しました。このことが、やがてひとつの大きな「効果」をもたらすことになります。




いつも有難うございます。
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りら 天保の改革の歌舞伎の話しは
有名ですよね
これに限らず 何かと言うと
庶民が苦しめられます
現代も政治は変わっていませんね
大きな「効果」期待してます
.
ぴーち こんばんは!
娯楽を廃止してしまうと言うようなお触れがこの当時にはあったんですね~。
水野忠邦に、独裁者的な匂いを感じるのですが、違いますでしょうか?
景元の体を張って守った行為は素晴らしいですね。人間、口先だけではどんな事でもいえますが、行動でその態度を示すと言う事は、なかなか出来ない事だけに、真剣で本気な気持ちが読み取れますね。
応援凸
りらさんへ
黒田裕樹 > 天保の改革の歌舞伎の話しは
> 有名ですよね
> これに限らず 何かと言うと
> 庶民が苦しめられます
> 現代も政治は変わっていませんね
> 大きな「効果」期待してます
庶民を苦しめることが政治の本質であるはずがありません。
現代においても、今回の選挙の結果を踏まえた大きな「効果」に期待したいですね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 娯楽を廃止してしまうと言うようなお触れがこの当時にはあったんですね~。
> 水野忠邦に、独裁者的な匂いを感じるのですが、違いますでしょうか?
仰るとおり、水野は独裁者的な一面ががあったと思います。
独裁者がすべて悪とは限らないのですが、彼の政治を振り返れば、残念ながら「その他大勢」の一員であるといわざるを得ないようですね。
> 景元の体を張って守った行為は素晴らしいですね。人間、口先だけではどんな事でもいえますが、行動でその態度を示すと言う事は、なかなか出来ない事だけに、真剣で本気な気持ちが読み取れますね。
これも仰るとおり、景元の実際の行動が、彼の評価を高めるとともに、その後の思わず効果をもたらしたのだと思います。
水野は鳥居と相談した結果、景元に北町奉行を辞めさせるのに「降格」とは限らないということで、1843年に景元を町奉行より格上の大目付(おおめつけ)に「昇進」させることで、景元が改革に口出しできなくなるという目的を達成することが出来ました。
大目付は大名や朝廷などを監視(かんし)して、謀反(むほん)をさせないようにするという重要な役職でしたが、景元が就任した頃には閑職(かんしょく、重要でなくヒマな業務)と化しており、事実上の左遷(させん)でした。
邪魔者の景元を遠ざけることに成功してほくそえんだ水野と鳥居でしたが、二人の仲には間もなく亀裂(きれつ)が入ることになりました。同じ1843年、水野は江戸・大坂周辺の約50万石(まんごく)を幕府の直轄地(ちょっかつち)にして、幕府の権力強化を図(はか)るために上知令(じょうちれい、または「あげちれい」)を出しましたが、これが大失敗でした。




いつも有難うございます。
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風早 りら 水野は想像以上の
悪人でしたね
これほど 狡猾だとは思いません
でした ドラマをみている
ようで 毎日こちらに
伺うのが 楽しみです
明日も宜しくお願いします
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 水野は想像以上の
> 悪人でしたね
> これほど 狡猾だとは思いません
> でした ドラマをみている
> ようで 毎日こちらに
> 伺うのが 楽しみです
> 明日も宜しくお願いします
確かにドラマのような筋書ですね。
明日(13日)もドラマのような事実が続きますのでお楽しみに!
.
ぴーち こんばんは!
どういう訳か、悪巧みを考えるもの同士というのは、標的は一緒でも、自分の私利私欲の為の結託という不純な動機のせいか、すぐに仲間割れが起こりますね(^^A困ったものですw
相手の事を思いやる心が存在しない仲良さは、直ぐに離れてしまいますね。。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > どういう訳か、悪巧みを考えるもの同士というのは、標的は一緒でも、自分の私利私欲の為の結託という不純な動機のせいか、すぐに仲間割れが起こりますね(^^A困ったものですw
> 相手の事を思いやる心が存在しない仲良さは、直ぐに離れてしまいますね。。
全くその通りだと思います。
利でくっつくものは、利がなくなれば離れていく…。次回(13日)の更新でそれがもっと皮肉な形で現れることになります。
これは同性ばかりではなく、異性にもいえることですね。
そういえば・・。
晴雨堂ミカエル 吉宗も同様の手段で忠相を「左遷」させていますね。
江戸市中の経済政策に頭を悩ませているとき、町奉行職を解かれて大名が就任するのが通例の寺社奉行へ「栄転」させ、時期は少し後になりますが旗本から大名に昇格させる。
当時は比較的若手の譜代大名が就任していたので、老年の旗本忠相は同僚からいじめられたとの話を聞いたことがあります。
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 > 吉宗も同様の手段で忠相を「左遷」させていますね。
> 江戸市中の経済政策に頭を悩ませているとき、町奉行職を解かれて大名が就任するのが通例の寺社奉行へ「栄転」させ、時期は少し後になりますが旗本から大名に昇格させる。
> 当時は比較的若手の譜代大名が就任していたので、老年の旗本忠相は同僚からいじめられたとの話を聞いたことがあります。
そういえばありましたね。
忠相の場合は、寺社奉行に付きものの奏者番になれなかったことで陰湿ないじめを受けたとか。
いつの世も同じようなものですね。
鳥居は上知令の計画を水野から聞いた際にその失敗を予測して、水野に協力するふりをしながら、機密資料をすべて反対派に横流ししていました。こうした努力(?)の結果、水野が失脚した後も鳥居は南町奉行として残ったのですが、世の中はそんなに甘くはありませんでした。
翌1844年に、将軍家慶のお声がかりによって水野は再び老中に返り咲(ざ)いたのです。鳥居の裏切りに腹を立てていた水野の報復(ほうふく)によって、鳥居は南町奉行を辞めさせられて全財産を没収され、四国の丸亀藩(まるがめはん、現在の香川県丸亀市)にお預けの身となってしまいました。
結局鳥居は明治維新(めいじいしん)を迎えるまで丸亀藩に閉じ込められていたのですが、後に江戸幕府が滅亡したことを聞くと、こう言ったそうです。
「ワシの言うことを聞かないから幕府が滅びたんだ」。




いつも有難うございます。
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風早 りら 将軍家慶はどうして
ここまで 水野に甘いのでしょう
以前より 不思議でした
いつか その分け知りたいです
.
ぴーち こんばんは!
現在の政治家もそうですが、日本を背負って立つ様な人材に何故か「憎まれっ子世に憚る」という様な強烈な癖があり、あくの強いタイプが多いですね^^;
鳥居氏の場合は、「人を呪わば穴二つ」の典型ですね(^^A
しかも、かなりの自己本位ですし(苦笑)
それでは、応援凸
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 将軍家慶はどうして
> ここまで 水野に甘いのでしょう
> 以前より 不思議でした
> いつか その分け知りたいです
家慶は決して水野に甘かっただけではありません。
水野が復帰したことの江戸幕府は人材不足で、外国との交渉に当たれるだけの政治家がいなかったので、「水野なら大丈夫だろう」と家慶が考えて復帰させたといわれています。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 現在の政治家もそうですが、日本を背負って立つ様な人材に何故か「憎まれっ子世に憚る」という様な強烈な癖があり、あくの強いタイプが多いですね^^;
> 鳥居氏の場合は、「人を呪わば穴二つ」の典型ですね(^^A
> しかも、かなりの自己本位ですし(苦笑)
確かに個性的ですね(^^ゞ
それくらいの度量がないとやっていけないのかもしれませんが、鳥居のような「負の連鎖」しかまき散らさないようなのはお断りしたいです(´・ω・`)
.
アクア 誰がどのような政治をしても
江戸幕府は潰れ
明治政府ができ、潰れ
戦争が起き、敗れ
という時代の流れは起きていたのでしょうね
1人が変えられる
世の中じゃないですよね。
アクアさんへ
黒田裕樹 > 誰がどのような政治をしても
> 江戸幕府は潰れ
> 明治政府ができ、潰れ
> 戦争が起き、敗れ
> という時代の流れは起きていたのでしょうね
> 1人が変えられる
> 世の中じゃないですよね。
そういう面は確かにあります。
歴史というのは一人の「英雄」の出現で簡単に変わることもありますが、彼を支えた多数の無名の人々がいることを忘れてはいけません。そのあたりについても紹介できればと思います。
景元は水野の後を受けて老中となった阿部正弘(あべまさひろ)からも信任を受けて、1852年まで約7年間も奉行職を務めた後に隠居(いんきょ)すると、1855年に63歳の波乱に満ちた生涯を閉じました。
天保の改革による幕府権力の強化を目標として、そのために江戸庶民の生活が犠牲(ぎせい)となろうが問題にしなかった水野忠邦と、そんな水野による改革を忠実に実行するために、卑劣(ひれつ)なおとり捜査を平気で行った鳥居耀蔵に対して、庶民の生活を第一に考え、そのためには身体を張って水野の改革に反対する意志を貫(つらぬ)き通した遠山景元。
こうした分かりやすい構図(こうず)が誕生したことで「名奉行遠山の金さん」の伝説の下地(したじ)が出来上がったのですが、それをさらに後押(あとお)ししたのが、かつて景元が守ってくれた恩を忘れなかった人々による「舞台」でした。




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ぴーち こんばんは!
認識違いでしたら、申し訳ありませんが、まだまだ1800年代の頃は、日本人の平均寿命は50年くらいだと思われますが、63歳とは、長命だったのですね^^
仰るとおり、「南町奉行』という設定のお話もあったような。。記憶がかすんで消えそうです・(苦笑)
それでは、応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 認識違いでしたら、申し訳ありませんが、まだまだ1800年代の頃は、日本人の平均寿命は50年くらいだと思われますが、63歳とは、長命だったのですね^^
そのとおりです。現代でいえば80代に相当するでしょうから、長生きの方だと思いますよ。
> 仰るとおり、「南町奉行』という設定のお話もあったような。。記憶がかすんで消えそうです・(苦笑)
コアな時代劇ファンでないと分からないかもしれませんから、大丈夫ですよ(^^ゞ
西郷輝彦の「江戸を斬る」第三シリーズ以降や、松方弘樹の「金さんVS女ねずみ」などがそうですね。
.
風早 りら 遠山の金さん
史実に由来していたんですね
それを聴くと益々
お話が楽しくなります
まるでドラマを見ているようです
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 遠山の金さん
> 史実に由来していたんですね
> それを聴くと益々
> お話が楽しくなります
> まるでドラマを見ているようです
いつもお言葉ありがとうございます。
ドラマのように皆さんに楽しくご覧いただければありがたいですね。
ところで、りらさんのブログにコメントを書き込もうと思ったのですが、「書き込み制限を受けています」というメッセージが出てしまいます。よろしければご確認いただけますでしょうか?
.
智里 たまーに南町奉行所の金さんが有るのは、空想じゃなく史実だったんですね。
ずっと庶民のために頑張った金さん。
だからこそ、こういった正義のヒーローとして語り継がれて、演劇としても残されるんですね。
自分が歴史に名を残すなら、金さんのように良い方で残りたいものです(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン
智里さんへ
黒田裕樹 > たまーに南町奉行所の金さんが有るのは、空想じゃなく史実だったんですね。
> ずっと庶民のために頑張った金さん。
> だからこそ、こういった正義のヒーローとして語り継がれて、演劇としても残されるんですね。
> 自分が歴史に名を残すなら、金さんのように良い方で残りたいものです(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン
私もそう思います(^^♪
正義のヒーローとなるには、それなりの理由があるんですよね。
南町奉行の金さんの事実を皆さんに知っていただけて、嬉しく思います(^_^)v
特に明治26(1893)年に歌舞伎役者の初代市川左團次(いちかわさだんじ)によって上演された「遠山桜天保日記」(とおやまざくらてんぽうにっき)が大評判となったことで、現代にもつながる「遠山の金さん」のイメージが次第に定着して、やがては時代小説や映画、さらにはテレビ時代劇へと派生(はせい)していったのです。
世の中には架空(かくう)の物語、すなわち「フィクション」と呼ばれるものが数多くありますが、だからといって、それらを完全に無視してしまっては、物事の全体像が見えてきません。今回の「遠山の金さん」の場合も、遠山景元という史実の江戸町奉行の活躍があったればこそ、現代に至(いた)るまで「金さん」の物語を楽しむことが出来るのです。
そして、こうした考えは「金さん」に限らず、他の数多くの歴史物語や、果ては我が国固有の神話(しんわ)の世界にまでたどり着くことができます。神話だからといって、始めから相手にせずに無視する行為からは何も生まれないどころか、我が国全体の歴史像の喪失(そうしつ)へとつながり、やがては国そのものが滅びる原因となってしまいます。
ご先祖様からのかけがえのない宝物である、神話をはじめとした数々の物語を読むことで、私たちの先祖がそれぞれ一所懸命(いっしょけんめい)に我が国で暮らしてきたという事実を知ることができますし、またこれらの物語を次代に残すことによって、我が国の歴史を永遠のものとしなければならないという責務(せきむ)を、私たちは担(にな)っているのです。
(第15回歴史講座の記事はこれで終了です。)




いつも有難うございます。
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風早 りら 第15回歴史講座の記事はこれで終了
お疲れ様です
今回の講座で感じた事ですが
今さらながら 黒田先生は
日本を真実愛していられて
それで ここまでお仕事に
励まれる事が出来るのだと
感じました
ありがとうございました
次回も楽しみにしています
.
智里 はなっからフィクションだ!と思わず、なんらかの事が有ったからこう言った話があると思った方がいいですよね。
そうすると、その事について調べたくなりますしね~(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
今回の講座では、遠山景元と教科書に出てくる人たちがこんなにも密接に関係したたことにビックリしました。
学校の勉強もドラマに出てくる人を織り交ぜながら教えてくれたら、もっと歴史に興味を持つ人が出てくるのにね~。
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 第15回歴史講座の記事はこれで終了
> お疲れ様です
> 今回の講座で感じた事ですが
> 今さらながら 黒田先生は
> 日本を真実愛していられて
> それで ここまでお仕事に
> 励まれる事が出来るのだと
> 感じました
> ありがとうございました
> 次回も楽しみにしています
お言葉ありがとうございます。
仰るとおり、私は自分が国籍を持ち、生まれ育った祖国日本が大好きです。
日本人に生まれることができて本当に嬉しく、良かったと感じております。
しかし、昨今の風潮は必ずしもそうではないようです。
せっかく日本に生まれながら、自分の国を愛することができない。
こんな悲しい話はありません。
我が国に限らず、国の歴史には良いことも悪いこともあります。
しかしながら、それらはすべて自分の国の人々のためを思って成し遂げたこと。
それに、現代の世情では許されざることも、当時ではやむを得ず許容されたということもあります。
私はこれからも、歴史の事実を公平に見定めたうえで、日本人として恥ずかしくない、誇りに思う教育の一助となれるように頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
智里さんへ
黒田裕樹 > はなっからフィクションだ!と思わず、なんらかの事が有ったからこう言った話があると思った方がいいですよね。
> そうすると、その事について調べたくなりますしね~(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
仰るとおりです。フィクションにはフィクションなりの理由があります。物語というものは、全くの空想からは生まれませんからね。
> 今回の講座では、遠山景元と教科書に出てくる人たちがこんなにも密接に関係したたことにビックリしました。
> 学校の勉強もドラマに出てくる人を織り交ぜながら教えてくれたら、もっと歴史に興味を持つ人が出てくるのにね~。
私もそう思います。
何らかのかたちで教師に復帰できた暁には、今回のような授業をできる限り行ってみたいですね。
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ぴーち こんばんは!
なるほど、歌舞伎や寄席の関係者達の景元への恩返しが、その先「金さん」物語として広く広まった理由が
判りました^^ありがとうございます♪
映画などでもそうですが、やはり史実を元に作られた作品のほうが、より思い入れを強くして鑑賞する事が出来る様に、その時代に生きたヒーローの存在を同じ日本人として誇りに思いながら、これからもずっと語り継がれて行くであろう「金さん」を鑑賞して行きたいですね^^
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > なるほど、歌舞伎や寄席の関係者達の景元への恩返しが、その先「金さん」物語として広く広まった理由が
> 判りました^^ありがとうございます♪
いえいえ、こちらこそお言葉有難うございますm(_ _)m
何事にもそれなりの理由があるということですね。
> 映画などでもそうですが、やはり史実を元に作られた作品のほうが、より思い入れを強くして鑑賞する事が出来る様に、その時代に生きたヒーローの存在を同じ日本人として誇りに思いながら、これからもずっと語り継がれて行くであろう「金さん」を鑑賞して行きたいですね^^
仰るように、日本人として誇りに思えるヒーローの「物語」を、今後もずっと語り継がれるようにしていきたいものですね(^^♪
いいお話でした
じゅうしまつ 講座の始めの頃は、遠山の金さんのテレビをほとんど見たことのない私には興味がわかなかったのですが、さすが黒田先生、講座を進むうちにぐいぐい引っ張られてしまい、最後は結末が待ち切れないほどでした。
なるほど、遠山の金さんの話一つ取っても、時代背景から人物構成まで調べて行くと、膨大な史実が明らかになるものなんですね。
遠山の金さんの背後にこんなに壮絶なドラマが展開していたとは驚きました。
私も日本神話には大変興味があります。
これに対する懐疑派の方も大勢いるようですが、私はそうは思いません。
神話の元になる事件が実際にあったはずだと信じていますし、実話ほど長く語り継がれるものだと思います。
黒田先生のおっしゃる「ご先祖様からのかけがえのない宝物」の価値をもっと沢山の日本人に知って欲しいと私も願っています。
じゅうしまつさんへ
黒田裕樹 講座に対するお言葉、有難く思います。
これからも次回を楽しみにお待ちいただける内容を目指したいですね。
史実の背後にある壮絶なドラマは、通常の人間にもよくある話でしたからね。歴史上の有名人物ともなればなおさらでしょう。今後も光と影を両方とらえるよな内容を目指したいと思います。
神話については全く仰るとおりです。かけがえのない宝物を大事にする歴史教育が、私に課せられた使命だと自覚しております。今後ともよろしくお願いいたします。