我が国に反対、あるいは敵対する勢力というものはいつの世も存在しており、今こうして私たちが平穏(へいおん)に暮(く)らしている間にも着々と作戦を展開しているのです。それは人権法案や自治基本条例に関しても例外ではなく、いつ以下のような事態が起きてもおかしくはありません。
我が国は言わずと知れた島国であり、特に太平洋側にかけて無数の島々が存在していますが、それらの多くは無人島(むじんとう)か、あるいはごく少数の人々が暮らす小さな離島(りとう)です。しかし、それらの島々の存在によって、我が国は広大な排他的経済水域(はいたてきけいざいすいいき、別名をEEZ)を有することが可能になっています。
しかし、そのような住民こそ少ないものの我が国の安全保障上極めて重要な離島において自治基本条例が制定され、市民と認定された特定の、例えば外国人を中心とする勢力に市民委員会を通じて行政を支配されてしまうような事態が起きてしまったら、我が国の将来はどうなってしまうのでしょうか。
小さな離島といえども一つの立派な自治体であり、その影響力は絶大です。もしその島が「市民自治」に基づいて我が国からの独立を宣言(せんげん)すれば、その瞬間(しゅんかん)に我が国は離島を中心とする幅広い排他的経済水域を失うのみならず、安全保障上においても重大な欠陥(けっかん)を抱えてしまうことになるのです。





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ぴーち おはようございます!
そうですよね。
国の規模の大小、人口の多少に関わらず
侮ってかかると痛い目に遭わされる可能性は大ですよね。
どんな離島であるにせよ、そこで取り決められた
法的なものの内容によっては、外国人にとって不利と思われる事はいくらでも成立してしまうものですし。
ましてや、人口の少ない国、小さな国ほど
結束力は多大に発揮されるというものですよね。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりです。
我が国の油断がどれだけ痛い目を見るのかを、次回(24日)も検証していきますので是非ご覧ください。
もし離島の支配者が事前に根回(ねまわ)しをして他の国家の、それも例えば国際連合(こくさいれんごう)の安全保障理事会(あんぜんほしょうりじかい)で常任理事国(じょうにんりじこく)を務めるような強い立場の国家に離島の「国家としての主権」を承認させていれば、たとえ我が国が不承認であっても離島の独立を防ぐことは不可能になってしまうのです。何しろ離島にそのような権限を与えたのは他ならぬ我が国なのですから。
以上は自治基本条例に基づいた話ですが、仮に人権法案が制定されたとしても同じ結果になります。なぜなら、我が国に定住する外国人から「外国人に参政権を与えないのは重大な差別である」と内閣から独立した強い公権力を持つ人権委員会に訴えれば、たとえ外国人への参政権が憲法違反であることが分かっていても、それに対する反論が事実上不可能となってしまうからです。
つまり、人口数百人の小さな離島に何千人もの外国人が移住して彼らが参政権を行使すれば、それだけで外国人による「行政の乗っ取り」が完成して独立が容易になるという訳です。ちなみに、今回は例えの一つとして離島を挙げましたが、米軍基地や原子力発電所など、重要な施設(しせつ)を有している地方自治体であっても基本的な流れは全く同じです。
私たちの愛すべき祖国日本が、気が付けばいつ他国に蹂躙(じゅうりん、暴力や強権などをもって他を侵害すること)されるか分からないという極めて危険な状況に置かれてしまう―。こんな恐ろしい法案や条例が許されてよいのでしょうか。





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ぴーち おはようございます♪
一見すると
そこまで心配しなくても・・と思うような事ですが、仰るとおり、先々の事までしっかりとシュミレーションをしてこそだと思いますね。
想定外の出来事はいつでもどこでも起こりうる事ですしね。
例えば、海外への渡航が首都圏ばかりではなく、地方の空港にも広がりをみせて、最近では手軽に身近に海外へ旅行する事が可能になりましたが、日本人からすれば便利に思われる施設でも、一部の悪しき考えの外国人からすれば、首都圏に存在する空港の税関は厳しいので麻薬などを持ち込むにはなかなか困難でも、地方の空港の検査はまだまだ手薄であることを利用して、知らぬ顔して国内へ持ち込んでいるケースが多いと聞きました。
それもまた日本のひとつの油断であるように思います。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、想定外の出来事はいつ起きるか分かりませんし、また平和ボケが長く続いた我が国に油断が多いのも事実です。
だからこそこのような条例が通ってしまうのですが…。
全く、危機感なし
青田 黒田先生
青田です。
黒田先生の講座を受けて、この自治基本条例について、
多くの知人に話すと、『全く、知らない。』のは
仕方ないとしても
『興味も危機感もありません。』
彼ら曰く
『いざとなったら、警察が何とかしてくれる。』
と口を揃えて言います。
『警察への妄信が強すぎるのには、驚きます。』
多くの人間が勘違いしているのは
『警察は、法の番人であり、正義の味方ではありません。』
日本人は
『悪法も法なり。』という言葉さえ忘れている気がします。
青田さんへ
黒田裕樹 確かに危機感がなさすぎますね。
起きてからではどうしようもないのですが、ある意味某政党による散々な政治のような経験が必要なのかもしれません。
これらのうち、人権法案に関しては明確に反対している第二次安倍政権の誕生によって今のところ阻止(そし)できているとしても、すでに多数の自治体で制定されつつある自治基本条例に関してはどのように対処(たいしょ)すればよいのでしょうか。
これは人権法案にも言えることですが、まず日本国民自身が間接民主主義によって政治家に行政を任せている、という自己の立場を理解するとともに、その自覚を強く持つことではないかと思います。なぜなら、普段(ふだん)から国政あるいは地方行政に関心を持っていれば、どのような法律あるいは条例がつくられようとしているかということが比較的容易に判断できるからです。
もし自身の居住自治体で自治基本条例のような危険な条例が制定されようとしているのであれば、信頼できる地方議員などに陳情(ちんじょう)を重ねることなどによって阻止も可能ですし、実際に神奈川県鎌倉市(かながわけんかまくらし)や大阪府茨木市(おおさかふいばらきし)などで実現しています。





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晴雨堂ミカエル 茨木市だったかな? 議会に日の丸掲揚することに反対する議員たちが国連旗を持って壇上へ乱入した事件があったような。
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 どこの市かは私も覚えていませんが、確かにそんな事件がありましたね。
一体どこの国の地方議員なんだか…。
ぴーち こんばんは^^
要は言葉は悪いですが、政治に対して
口出しをしたい人間は、国民から認められた
政治のプロとしての資格を得てからモノを言えと言った所でしょうかね^^何事も中途半端な存在ではいけないという事でしょうね(^^ゞ
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
選挙の洗礼も受けていない人間が何をでしゃばっているのか、という思いです。
陳情の道がありません
- 黒田先生
こんばんは
青田です。
私も、自分の市の議員に『陳情』しようと思ったのですが
その議員の党名(会派)が
『民主市民クラブ』『自治市民クラブ』『みんなの市政クラブ』と『自治基本条例推進派の議員』ばかりの場合、どこに陳情すればいいのでしょうか。
青田さんへ
黒田裕樹 さすがに各人の地元の事情までは私は分かりません。
無所属でも心ある地方議員なら必ずやおられると思いますが…。
いずれにせよ、ブログ上での質問の範疇を逸脱してはいませんか。
失礼しました
- 黒田先生
青田です。
失礼しました。
ブログでの質問の範疇を逸脱しておりました。
今後、気をつけます。
青田さんへ その2
黒田裕樹 よろしくお願いします。
これらのことは自分一人だけの行動では大変難しいかもしれません。しかし、今の我々には「ネット」という大きな武器があります。自分の住む自治体に制定されてしまった自治基本条例をどうにかしたいという意見をネットの世界を通じてアピールすれば、同じ志(こころざし)を持っている人々が結集(けっしゅう)することで、やがては議会を動かす力にまで達することも決して不可能ではないでしょう。要は地元住民の意識を高めることが重要なのです。
戦後からすでに70年が経(た)とうとしていますが、私たちは今までに行政や法律、あるいは条例といったものに対して余りにも無関心すぎた一面がありました。だからこそ一部の勢力による様々な動きをもたらすとともに、それらを許し続けてしまったのかもしれません。
しかし、私たち日本国民が子々孫々(ししそんそん)に至るまで祖国で平和に安心して暮らせるためには、国民一人ひとりの確固(かっこ)たる自覚が不可欠です。我が国日本の輝(かがや)かしい未来は私たち国民の手に委(ゆだ)ねられているという明確な意識を保(たも)ちながら、現在も、そしてこれからも起こるであろう様々な問題を解決していくという覚悟(かくご)が今こそ求められているのではないでしょうか。
(※第35回歴史講座の内容はこれで終了です。次回[4月27日]からは通常の更新[=昭和時代・戦前]に戻ります)





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ぴーち こんばんは!
今日のお話を伺っているうちに
私の頭の中で中島みゆきさんが作った
「宙船」の歌詞が何故か浮かんできました(^^ゞ
その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ~
お前が消えて喜ぶ者に お前のオールを任せるな~
国民誰もが他力本願では、この国はいづれ外国から乗っ取られてしまう日は近いと言う事でしょうかね・・
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 国民誰もが他力本願では、この国はいづれ外国から乗っ取られてしまう日は近いと言う事でしょうかね・・
その通りです。
今こそ国民の覚悟と自覚が問われているといえるでしょう。