「明治天皇のお誕生日」という記念すべき重要な日を忘れさせられたまま、私たち日本人は戦後何十年ものあいだ経済の発展を中心に日々を過ごしてきましたが、いつしか我が国から教育勅語の道徳心が消えたことによって殺伐(さつばつ)とした世の中となり、また先人が命懸けで守ってきた我が領土を他国から侵略される(あるいはされようとしている)危機が長く続くなど、気が付けば我が国の存立(そんりつ)そのものが脅(おびや)かされるところまで来てしまっているといっても過言(かごん)ではありません。
今の私たちに求められているのは、国家存亡の危機に対して果敢(かかん)に立ち向かい、結果として我が国を世界に冠(かん)たる一流国に引き上げた「明治の精神」そのものではないでしょうか。だとすれば、我が祖国(そこく)日本が再び輝きを取り戻(もど)すためにも、明治天皇のお誕生日である11月3日を「明治の日」に改めることは大きな意義があるはずです。
かつて昭和天皇のお誕生日であった4月29日が陛下の崩御後に「みどりの日」という曖昧(あいまい)な祝日に変えさせられた際も、国民の熱意によって「激動(げきどう)の日々を経て、復興(ふっこう)を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」という「昭和の日」として甦(よみがえ)りました。
「激動の昭和」は単独で存在するのではなく、「明治の精神」と連動して我が国の歴史に大きな流れを生み出しており、もちろん現代にもつながっています。神代(かみよ)から我が国に存在している美しい歴史を実感する意味においても、今こそ私たち日本国民が一丸(いちがん)となって、明治天皇のお誕生日である11月3日を「明治の日」として堂々と復活させるべきではないでしょうか。
(※第33回歴史講座の内容はこれで終了です。次回[12月31日]は年末のご挨拶を申し上げます。)
※以下のニコニコ動画は平成24年12月26日更新分「明治の終焉とその後 その1」~今回更新分「『明治の日』を実現しよう!」をまとめて映像化したものです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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- 黒田先生
こんにちは
青田です。
戦後、豊かさと引き換えに、日本人としての
伝統や精神性を失くした気がします。
たとえば、天皇誕生日は、全く、祝わないのに
クリスマスでは、大騒ぎします。
さらに
お正月には
私の小学生の時には、どこに家の前にも日本国旗を飾っていたのにそれも、見なくなりました。
現政権において
景気というのは、大事だとは、思いますが
同時に日本人の精神性を失くした好景気だと
また、豊かさボケ、平和ボケ、平等ボケに逆戻りなると思いますので
明治の日の復活は、現政権で、実現して欲しいです。
なぜなら、日本人としての伝統・精神性の復活とそこから生まれる気骨への原点回帰は、そこから
生まれるからです。
青田さんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
今は危機状態にある経済を立て直すことが先決ではありますが、それだけで終わるのではなくそれこそ「我が国日本を取り戻す」だけの様々な施策を継続させなければ、真の意味での復活はあり得ないでしょう。
ぴーち おはようございます!
こうして伺っていると、アメリカの戦略というのは一撃で日本全土を滅ぼすというやり方をしない代わりに時間を掛けながら、じんわりと内部まで侵食させるような「粒状の除草剤」の様に徐々に私達の生活スタイル、或いは食生活などを変え、環境さえも変えさせられて来てしまいましたね。
欧米型の食生活によって成人病の発症率は格段に上がり、日本文化を軽視する傾向が強まり、外来種による人体の被害も増えていますね。もしも、それが当時のアメリカの狙い通りなら、敗戦国の性だと諦めもしますが、食生活の変化に体が馴染んで、すっかり定着するのは三代目になってからだと伺った事があります。ですので、食生活の激変で今の時代は病気に苦しんだりしても、孫の代にはすっかり体そのものが肉食に対応出来る体に変化して来るのでしょう。そう考えると、いつまでもアメリカの思う壺であってはならない・そんな気もしてきます。ですので、これからも日本人はもっとしぶとく生きるべきだと思いますね。
話は変わりますが、
今度子供たちがお借りする所の条件項目の中に、
国旗を掲揚することは禁止と書かれていました。息子がその文言を見て「どうして旗を掲げてはいけないんだ?」と文句を言っていましたが、そういう所からも、日本国民であるという意識の喪失を感じさせられましたね(^^ゞ
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、米国の大罪は原爆投下だけではありません。
いずれは通史で紹介することになりますが、GHQによる占領統治下の我が国はとんでもない目にあわされており、その後遺症はいまだに我が国全体をむしばんでいます。
そして、現内閣が「戦後レジュームからの脱却」を掲げるのも当然ですが、その一方で「そうはさせじ」とマスコミを抱き込んだ一種の戦争状態になっているのもまた我が国の現状ですね。
そう考えれば、賃貸物件にわざわざ「国旗掲揚の禁止」と堂々と記載しているのもその結果出るといえるでしょう。日本人として国旗を掲げるのは当然である、その権利を奪うことは人権問題以外の何物でもありません。
ご子息さんのお怒りは当然です。