普通の日本人ならば「天下統一を成(な)し遂(と)げた偉(えら)い人」「低い身分から関白(かんぱく)にまで出世した凄(すご)い人」あるいは「大坂城(おおさかじょう、現在の大阪城)を築(きず)いた人」など、概(おおむ)ね良い評価をされることが多いと思います。
特に私が住む大阪では、秀吉は「豊国大明神」(ほうこくだいみょうじん)として神様の扱(あつか)いを受けており、また、関白の経験者という意味の「太閤(たいこう)さん」として、21世紀の今でも高い人気を誇(ほこ)っています。
しかし、一人の人物に対する評価というものは、国が違(ちが)えば意見も分かれることがよくあります。なかでも秀吉の場合は、ある国では「冷酷無比(れいこくむひ、比べものがないほどに冷たくあしらうこと)な侵略者(しんりゃくしゃ)」として、現在でも悪魔(あくま)のように嫌(きら)われているのです。
それはどこの国かといえば、朝鮮半島にある北朝鮮(きたちょうせん)と韓国(かんこく)です。なぜ秀吉は、朝鮮半島においてそれほどまでに嫌われているのでしょうか?




いつも有難うございます。
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ケンシロウ こんにちは。
本日の講座お疲れ様です。
おいらのトコは雨降りですが
茨木は如何でしたでしょうか?
@はゆっくり体を休めて下さいな。
ケンシロウさんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
講座は大盛況でした。詳しくは案内の記事に後ほど追記します。
一日冷たい雨が降り続いたことを思えば、よくぞお越し下さったと感謝しておりますm(_ _)m
.
佐佐木あつし 秀吉、きましたねーw
不況になると秀吉関連の大河ドラマがNHKで放送され、その結果景気が上向きになると言うデータがあります。歴史的見解はさておき、現代にまで具体的な影響を及ぼす凄い人物だと思います。
信長だの家康だのではおこらない、マーケッティング的話でしたw。
佐佐木あつしさんへ
黒田裕樹 > 秀吉、きましたねーw
> 不況になると秀吉関連の大河ドラマがNHKで放送され、その結果景気が上向きになると言うデータがあります。歴史的見解はさておき、現代にまで具体的な影響を及ぼす凄い人物だと思います。
> 信長だの家康だのではおこらない、マーケッティング的話でしたw。
なるほど、秀吉にはそんなデータまであるんですか。何というパワーの持ち主なんでしょうね(^^ゞ
歴史的見解については、今回の講座の重要なポイントになると思います。今後の更新にご期待ください!
.
ぴーち こんばんは!
茨木市での講座、お疲れ様でした^^大盛況だったとのこと、本当に喜ばしく思います^^
秀吉の朝鮮出兵に関わるお話ですね。
今後の展開に期待します!
それでは、応援!
動画はまた、後日、拝見させてくださいね^^
お誘いくださいまして、ありがとうございましたm(__)m
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 茨木市での講座、お疲れ様でした^^大盛況だったとのこと、本当に喜ばしく思います^^
有難うございます!(^o^)丿
日付が変わる頃までには追記で紹介できると思います。
> 秀吉の朝鮮出兵に関わるお話ですね。
> 今後の展開に期待します!
22日(予定)まで、中身の濃い(?)講座が続きますので、ご期待いただければと思います(^_^)v
> それでは、応援!
> 動画はまた、後日、拝見させてくださいね^^
> お誘いくださいまして、ありがとうございましたm(__)m
いえいえ、いつでもお時間のあるときにご覧下さいね(^^♪
秀吉による朝鮮出兵が結果的に失敗に終わったことで、朝鮮半島の国土(こくど)や人々の生活が荒廃(こうはい)したのみならず、莫大(ばくだい)な資金や兵力を費(つい)やした豊臣家の支配にも多大な影響をもたらし、後に徳川家によって滅(ほろ)ぼされる原因の一つとなりました。
秀吉の出兵によって大きな被害を受けた朝鮮半島の人々の恨(うら)みは深く、文禄の役は壬辰倭乱(じんしんわらん、イムジンウェラン)、慶長の役は丁酉倭乱(ていゆうわらん、チョンユウェラン)と呼ばれるなど、朝鮮半島において秀吉は21世紀の現在でも嫌われ続けているのです。
一方、秀吉の行為は我が国においても「理解不能な最大の愚行(ぐこう)」「晩年の秀吉が正常な感覚を失ったことによる妄想(もうそう)」などと散々な扱いを受けており、我が国の歴史教科書においても「朝鮮侵略」(ちょうせんしんりゃく)と書かれるなど、秀吉による出兵が朝鮮半島への侵略行為(しんりゃくこうい)とみなされているのが現実です。
しかし、秀吉による朝鮮出兵を、そのような一方的な視野(しや)で断罪(だんざい)するだけで終わらせて本当に良いのでしょうか?
今回の講座では、秀吉が朝鮮出兵を決意した「本当の理由」を探(さぐ)るとともに、朝鮮出兵がなぜこのような一方的な扱いを受けるに至(いた)ったのかという謎(なぞ)についても解明していきたいと思います。




いつも有難うございます。
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りら 秀吉の朝鮮出兵は多いにわが国の
今でも恥です
何も益のない事をしでかした
行ないは今でも韓国の人々の心から
憎しみをよんでいますよね
残念ですね
今日も先生の生徒になれました
ありがとう
りらさんへ
黒田裕樹 > 秀吉の朝鮮出兵は多いにわが国の
> 今でも恥です
> 何も益のない事をしでかした
> 行ないは今でも韓国の人々の心から
> 憎しみをよんでいますよね
> 残念ですね
「朝鮮半島の人々が恨みに思うのは当然」なのは同感です。
何かと目の敵にされる秀吉の朝鮮出兵ですが、秀吉は本当に「何も益のない事」に手を出したのでしょうか?
今回の講座での大きな焦点になると思いますので、是非とも今後もご訪問下されば幸いです。
.
ぴーち こんばんは!
確かに今でも朝鮮半島に住んでいらっしゃる方達からは、代々日本人への恨みを募らせている方が多いのは事実だと思いますね。
北朝鮮などもそうですが、先祖の犯した罪というのをなかなか消し去ることが出来ないというのは、悲しい事だと思います。現代に生きるものが少しずつ、その因果を断ち切り、改善していけないものでしょうかね。
憎しみからは、憎しみしか生まれないというのに。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 確かに今でも朝鮮半島に住んでいらっしゃる方達からは、代々日本人への恨みを募らせている方が多いのは事実だと思いますね。
> 北朝鮮などもそうですが、先祖の犯した罪というのをなかなか消し去ることが出来ないというのは、悲しい事だと思います。現代に生きるものが少しずつ、その因果を断ち切り、改善していけないものでしょうかね。
> 憎しみからは、憎しみしか生まれないというのに。
このあたりが日本人と韓国・朝鮮人との大きな違いだと思います。
一時は恨んでも「水に流す」日本人と、「悪人は死んでも悪人。子々孫々までたたり続ける」韓国・朝鮮人。これらの背景には、大乗仏教と儒教という宗教の信仰があると思います。
一方、私たちは日本人ですから、我が国の考えに沿った発想で物事を考えるのも一つの方法かと思いますし、今回の講座で詳しくご紹介できればと思います。
.そういえば、韓国の大河ドラマ「壬申倭乱」は面白いです。
晴雨堂ミカエル 韓流が定着するひと回り昔、ソウル五輪で韓国ブームが起こり、黒田福美氏らが盛り上げていた一時期がありました。そのときBSで紹介されたKBS制作の大河ドラマ「壬申倭乱」があります。
これはけっこう良くできたドラマで、内容は興味深いものでした。秀吉や家康、小西行長や加藤清正は日本人が観ても納得するキャラ設定。
秀吉だけがやる気まんまんで、大名たちは海外遠征には反対だという描写。
一方、朝鮮側も秀吉の「兵禍」を王に進言する者はいたが、大多数は日本を野蛮な後進国だと気にも留めない。さらに権力闘争で宮廷は内紛、有能な臣を罪人にして追放させる始末。
日本人が観ても納得するほどイーブンに描かれていました。ただ、日本が李氏朝鮮の風俗を理解しているほどに韓国は日本の風俗を把握していませんでした。当世具足や肩衣を無茶苦茶に描写していたのは苦笑ものです。
これも日本と韓国の違いが出て面白い現象です。
たぶん、日本では世界各国の風俗を正確に知ろうと思えば国内の資料だけで十分間に合うのに対し、韓国に限らず諸外国では日本ほどに「外国」への関心は基本的に無いかもしれません。
欧米では「アルプスの少女ハイジ」や「キャンディ・キャンディ」はディズニーが制作したと誤解されていたようですし。
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
大ヒットした「ラストサムライ」の忍者軍団がそうであったように、海外の時代考証というものは難しいものですから、仰られるような我が国の風俗の誤りが見られるのも致し方ない一面はあると思います。
ドラマの内容も、韓国寄りになっているのはむしろ当然であり、その点についてはコメントする立場にありません。また、
> 一方、朝鮮側も秀吉の「兵禍」を王に進言する者はいたが、大多数は日本を野蛮な後進国だと気にも留めない。さらに権力闘争で宮廷は内紛、有能な臣を罪人にして追放させる始末。
こういった事実に近い描写を加えているあたりは評価できると思います。その一方で、
> 秀吉だけがやる気まんまんで、大名たちは海外遠征には反対だという描写。
こういう描写が出てくるのは、やはり当時の世界史の厳しい「現実」や、戦(いくさ)が終わった後に、数十万の兵力が次に何を考えるかという「常識」を考慮に入れていないのには疑問に感じますし、私たち日本人も無条件で納得してしまうのは「問題がある」と思います。そして、この問題こそが、今回の講座で私がもっとも皆さんに申し上げたい分野でもあります。
我が国には我が国の事情がありますから、海外のドラマの一つ一つにも、すべてをありのままに受けいれるのではなく、主張すべきところは主張することこそが、本当の意味での外交や友好につながるのではないかと個人的には考えております。
.
HANA子 しばらく以前にNHK教育で放送されてたETV特集「日本と朝鮮半島2000年」を見ていて開いた顎が閉まる以前に外れそうだったわたしです
なぜ「朝鮮半島」が絡むと日本人は当たり前の反応が出来なくなって、
「酷い事をした」「申し訳ない」の連呼になってしまうのかという疑問があります
黒田センセの『秀吉の大陸出兵』についての講義、興味深く拝見したいと思います!
HANA子さんへ
黒田裕樹 > しばらく以前にNHK教育で放送されてたETV特集「日本と朝鮮半島2000年」を見ていて開いた顎が閉まる以前に外れそうだったわたしです
HANA子さんのご様子で、番組の内容が大体想像できますね(´Д`)
どこの国の放送局なのでしょうか…。
> なぜ「朝鮮半島」が絡むと日本人は当たり前の反応が出来なくなって、
> 「酷い事をした」「申し訳ない」の連呼になってしまうのかという疑問があります
> 黒田センセの『秀吉の大陸出兵』についての講義、興味深く拝見したいと思います!
有難うございます。HANA子さんのご期待に応えられる内容であることを祈りながら、先を進めたいと思います。
私の講座を含めて、日本史を学習しようとする際には、我が国の出来事にこだわり過ぎることによって、ついつい忘れがちになってしまうものがあります。
答えは「世界史の流れ」です。日本史なのになぜ世界史が出てくるのか、と思う人々も多いかもしれませんが、日本史を理解しようと思えば、世界史の流れも同時に理解しなければ、その実像が見えてこないことがあるのです。
例えば、聖徳太子(しょうとくたいし)による遣隋使(けんずいし)にしても、当時の中国大陸が隋(ずい)によって約300年ぶりに統一されたことで、我が国を含む東アジアの諸国に緊張が走っていたこと、また隋と朝鮮半島の高句麗(こうくり)とが戦争中であり、隋が我が国に攻め込む余裕がなかったという現実があったからこそ、聖徳太子が小野妹子(おののいもこ)を通じて対等外交を目指した国書(こくしょ)を隋の煬帝(ようだい)に送りつけたことの真意(しんい)が理解できるのです。
ところで15世紀の末から秀吉が天下を統一した16世紀末頃の欧州(おうしゅう、ヨーロッパのこと)は、一般には大航海時代(だいこうかいじだい)と呼ばれています。
名前だけを見れば、大海原(おおうなばら)に新たな希望を見つけようとした開拓(かいたく)の時代という良い印象を受けるのですが、実はこの時代には、多くの人々が虐殺(ぎゃくさつ)されたという恐るべき側面が隠(かく)されているのです。




いつも有難うございます。
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伝次郎 大航海時代こちらも男のロマン的なイメージが強かったりしますね。
しかし、この時代にインカ、アステカ帝國が滅び、今の南米の言語を見れば分かる様に領土拡大、キリスト教の布教と広範囲に行われています。明もヨーロッパの近くまで船を出していますし。
以前NHKの「その時歴史が動いた」では戦国時代の宣教師は本国に「キリスト教を布教し日本を丸ごと変えることが可能である。」という公文書が出ていました。日本の中だけでこの時代は語っては解らない事がありそうですね。
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HANA子 よくネット上では、
「超時空太閤HIDEYOSI」
なんて名前が踊りますが、
これがまた韓国関連で何かと「それは秀吉のせいだ!」
と声が上がるからなんだそうです
400年以上復興できないほどの被害を朝鮮半島に行った秀吉なんだそうですが、
なぜそんなことをしたの?
と聞くと、それは秀吉が悪魔のような人物だったからとしか答えが返ってこないとか
さ、その「なぜ?」についての考察を楽しみにお待ちしております!
今晩は
りら とうとう世界史もですね
楽しみが増えました
聖徳太子の時代に世界外交は
始まっていたんですよね
伝次郎さんへ
黒田裕樹 仰るとおり、私たちは大航海時代の言葉だけのイメージに誤解させられているような気がしますね。
インカ帝国やアステカ帝国、あるいは宣教師などについては、今後の講座の中でご紹介できると思いますので、ぜひご覧下さい。
これからしばらく世界史の話が続きますので、よろしくお願いします。
HANA子さんへ
黒田裕樹 「超時空太閤HIDEYOSI」…。
凄い名前ですね(^^ゞ
それにしても、韓国の一般的な人々の話を聞けば、なぜ秀吉を悪魔扱いするのかをご本人たちも良く分かっていないのかもしれませんね。
> さ、その「なぜ?」についての考察を楽しみにお待ちしております!
ハイ、これからじっくりと解明していきますよ(^^♪
りらさんへ
黒田裕樹 > とうとう世界史もですね
> 楽しみが増えました
有難うございます(^^♪
これからしばらく世界史の話が続きます。
> 聖徳太子の時代に世界外交は
> 始まっていたんですよね
そうなんです。世界史との関連なくして、日本史を語ることはできないんですよね。
大河ドラマ「信長」
晴雨堂ミカエル 90年代前半に放送された緒形直人主演の大河ドラマ「信長」、NHKが脚色するとみな「善人」になってしまうのが憤懣でしたが、あれはなかなか面白く仕上がっていました。
今井宗久を前にして「大船つくりて南の国へおし渡り攻め取れば、我が名、南蛮まで知れ渡り、そち(今井)の商いも考え及ばぬほど膨らむであろう」と語る場面。
NHKドラマの主人公にしては異例の台詞でした。本能寺で暗殺される事が判っているので、脚本も遠慮なく書けたのでしょう。
信長は大航海時代に相応しい武将であり政治家でした。そして信長の家臣団の中で唯一信長の話についてゆけたのが秀吉だったのではないかと思っています。
その秀吉が基督教を弾圧した経緯や心情風景を詳しく知りたい気持ちです。
よく言われている事に、信長も用が済めば基督教を弾圧したにちがいない、という説がありますが、私は信長ならやらなかったのではないかと思えてならないのです。
ところで、「壬申倭乱」の件で黒田氏がご納得しなかった点は尤もな事と思います。歴史家の視点ですね。
ただ、時代劇は現代人が描いたフィクションで、原作者や脚本家の気持ちや意図も推理するのもフィクションの楽しみでもあります。
実は脚本家がインタビューに出演していて、「できるだけ韓日をイーブンに描くよう心がけた」と語っているのです。
つまり、秀吉だけがやる気まんまんに描写して、他の大名は加藤清正以外は侵略には乗気でなかったように描いただけでなく、小西行長を良心的な武将として登場させたのは、日本側への配慮です。
一般の韓国人なら、日本の武将たちを全員極悪人に描くでしょうし、それを期待します。
また韓国は東アジアの国の中ではキリスト教徒が多い事でも知られています。小西行長はキリスト教徒でした。これも関係あるでしょう。
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
私は大河ドラマ「信長」を見てはいないのですが、そのような台詞が出てきたのであれば、先頃亡くなられた田向正健氏も「世界史の常識」を(偶然かもしれませんが)良くご存知だったのかもしれませんね。
仰るとおり、秀吉は信長の話を理解できたからこそ、後継者として天下を統一できただけでなく、海外への派兵も可能だったと考えております。もっとも、信長が生きていれば別の方角へ攻め込んだ可能性もありますが。
なお、私は信長の場合であっても、いつかはカトリックと決別し、弾圧していた可能性が高いと見ています。他の宗教が政治に関わった場合に徹底的に弾圧した信長の姿勢を間近で見て、カトリック側が「猫をかぶっていた」可能性が高いからです。いずれ講座の中で紹介しますが、秀吉が天下統一の事業を引き継いだ後にカトリックがその「本性」を現し、それゆえに秀吉が禁教に踏み切ったという「流れ」も間接的に証明しています。
ドキュメンタリーであっても製作者の思想が意図的に反映される昨今ですから、ましてやドラマ、しかも歴史的かつ政治的であれば、確かに脚色も仕方がない一面がありますね。
小西行長に仰るような設定がされているのであれば、それでもかなりの「譲歩」なのでしょう。
いずれ講座の中で明らかにしますが、こうした問題の根本は、歴史的事実に基づいた、本当の意味での「秀吉による侵略の対象」が果たしてどこであったか、ということなのです。
.
けん爺ちゃん おはようございます(^o^)
いよいよ始まりましたね!
先生の仰るように日本史を知ると、
それが世界史の動向と密接な関わりを持つという
事柄が多いですよね。
実像に迫るには、木を見ず森を見るという
広い視点が求められるという事ですよね(^^)
朝鮮出兵の
今後の話の展開を楽しみにしてます☆
けん爺ちゃんさんへ
黒田裕樹 > いよいよ始まりましたね!
> 先生の仰るように日本史を知ると、
> それが世界史の動向と密接な関わりを持つという
> 事柄が多いですよね。
> 実像に迫るには、木を見ず森を見るという
> 広い視点が求められるという事ですよね(^^)
仰るとおりです(^^♪
国内の動向だけ見ていては、秀吉の真意は絶対に見えてきません。
今回の講座では世界史との関連が、いつもよりも色濃く反映することになります。
> 朝鮮出兵の
> 今後の話の展開を楽しみにしてます☆
有難うございます(^o^)丿
是非ご覧下さいね。
「神の救いはローマ教皇(きょうこう)にあるのではなく、個々の信仰(しんこう)、すなわち聖書(せいしょ)の中にこそある」としたルターの考えは、プロテスタントという名の新教(しんきょう)として受けいれられ、旧教(きゅうきょう)と呼ばれた従来の教えであるカトリックとの間で、血で血を洗う宗教戦争が起こりました。
巻き返しを図(はか)りたいカトリックは、1534年にイエズス会を創設し、欧州以外の各地での布教を目指しましたが、この動きに合わせるかのように、大航海時代の名前どおりに世界中を航海して、各地の大陸の征服を実現しつつある国々がありました。それはスペインとポルトガルです。
イエズス会創設より前の1494年、スペインとポルトガルによって大西洋(たいせいよう)を東西に分ける一本の線が引かれ、この線から東側で発見されるものはすべてポルトガルに、西側で発見されるものはすべてスペインに属するという取り決めが、ローマ教皇の承認によって両国のあいだで結ばれました。これをトルデシリャス条約といいます。
まるで地球を饅頭(まんじゅう)を二つに割るかのように分割するというとんでもない発想ですが、これは当時の白人至上主義(はくじんしじょうしゅぎ)による人種差別に基づく当然の思想でもありました。そして、この恐るべき考えは、スペインとポルトガルの両国によって、着実に行われていったのです。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
人間とはつくづく愚かな生き物だと感じます。
白人至上主義という考え方も、肌の色が違うというだけの問題ですよね?肌が白い事だけで、汚れている?人格が違うとでも言うのでしょうか?
ナンセンス過ぎます!
単なる太陽の光線浴びる量が違う地域に長年住んでいるというだけの違いじゃないですか・
自然の条件に対応していけるように、人間が進化していっただけの事。アフリカ人の髪の毛の縮れも、肌の色も、暑い地方でうまく対応出来るように考えられた素晴らしい人間の対応機能であるんですけどね~^^A
と・・今日は脱線してしまいまして、ごめんなさい^^;
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 全くもってそのとおりです。
肌の色だけで人間の価値が決まるはずがない。
でも、そんな当たり前のことが、何と20世紀の半ばまで続いていたというのですから呆れるしかありません。
そして、そんな白人至上主義を完膚なきまでに打ち砕いたのが…実は黄色人種の日本人なんですよね。
第二次大戦で我が国は敗戦しましたが、インドをはじめとする各地の白人国の植民地がことごとく独立しているのが何よりの証拠。知られざる現代史の一つですね。
脱線多いに結構です。私も記事を書きながら、あるいは講義を続けながら、腹立たしくてたまりませんでしたから(笑)。
今晩は
りら カソリックもプロペスタントが
台頭する前 教会が富と権力を
独占した時期がありますが
プロペスタントもアメリカを
先住民から奪ったも同然です
キリストの教えは立派だと
思いますがそれを利用して
富を得ようとする人間が多すぎます
りらさんへ
黒田裕樹 > カソリックもプロペスタントが
> 台頭する前 教会が富と権力を
> 独占した時期がありますが
> プロペスタントもアメリカを
> 先住民から奪ったも同然です
仰るとおりですね。
今回は15~16世紀の話ですので、カトリックによる様々な事実が中心となっていますが、世界史の厳しい現実は、アメリカ大陸においてプロテスタントがネイティヴアメリカンを散々に弾圧したという歴史を残しています。
> キリストの教えは立派だと
> 思いますがそれを利用して
> 富を得ようとする人間が多すぎます
宗教が権力や政治と結びつくと、確かに大きく変質してしまいますね。キリスト教に限らず、どの宗派でも問題が絶えません。これが人間の業なのでしょうか…。
.
HANA子 しかも、この大航海時代におけるキリスト教進出の最も恐ろしい点とは、
「教化」という名目の文化破壊だったところなんですよね
キリスト教の価値観を強要して、欧米的価値観における「未開の地」のそれまでの宗教・風俗・文化を根こそぎ否定しての文化侵略
宣教師とは文化の破壊者であり、その後の軍事的な侵略の尖兵でもあったと
その脅威を知った信長とその後継を自ら任じる秀吉が彼らに対抗する為にどう考え、如何なる事を実行しようとしたのか・・・・・・が講義のキーワードでしょうか?
次回も楽しみにしてま~す
HANA子さんへ
黒田裕樹 仰るとおり、キリスト教が現代の感覚とはまるで異なるんですよね。
それが理解できないと先へ進めません。それだけに、今回は私も慎重に講義を続けているつもりです。
信長は気づく前か、もしくは気づいたとしても本格的に対抗する前に亡くなりましたが、秀吉の場合はそうはいきません。
HANA子さんのお考えどおりにキーワードとなるか、今後の展開をお待ちくださいね(^^♪
.
紗那 あ、この二分の話は聞いたことあります!
地球を二国で占拠するなんて、なんとも無謀な、と思っていたのですけど・・・・・・
「着実に行われて」いったんですよね?ちょっと気になります。
ひさびさのこめんと
JJSG お久しぶりです。
今年は、こちらに限らず、コメント控えるようにしてます。
でも、毎日読ませてもらってます♪
信長と一向宗との衝突のところ、コメント残そうと思いましたが、長くなりそうなので、やめちゃいました(><)
とっても勉強になってます。
いつもありがとうございます。
紗那さんへ
黒田裕樹 > あ、この二分の話は聞いたことあります!
> 地球を二国で占拠するなんて、なんとも無謀な、と思っていたのですけど・・・・・・
世界史では有名ですからね。
高校に進学すれば改めて学習することになりますよ。
> 「着実に行われて」いったんですよね?ちょっと気になります。
16世紀はある意味「侵略の世紀」です。この一世紀でどれだけ多くの血が流されたり、あるいは人間としての存在を失っていったか…。この講座でもあらましを紹介することになります。
JJSGさんへ
黒田裕樹 > お久しぶりです。
> 今年は、こちらに限らず、コメント控えるようにしてます。
> でも、毎日読ませてもらってます♪
お久しぶりです(^o^)丿
そうなんですね。いつもご訪問下さって有難うございます。
> 信長と一向宗との衝突のところ、コメント残そうと思いましたが、長くなりそうなので、やめちゃいました(><)
JJSGさんであれば、私も存じ上げないお考えがあることでしょう。今月の講座で再び政教分離について取り上げますので、またご覧になっていただければと思います。
> とっても勉強になってます。
> いつもありがとうございます。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
こうした中で創設されたイエズス会による「神の名の下(もと)に」布教活動を世界中で行うという目的は、21世紀の現代における常識では考えにくいことではありますが、当時の結果として大航海時代における欧州との利害にからむこととなり、カトリックの布教と白色人種(はくしょくじんしゅ)による世界各地の侵略とが、あたかもワンセットのようにして進んでいくことになりました。
例えば、現地の国民にカトリックを信仰させることに成功して、国民がこぞって「神の信者」となった後に、欧州の国々が「神の名の下に」侵略戦争を仕掛ければ、信者と化した国民はどちらの味方をするでしょうか?
こうして世界各地の支配を拡大していった欧州各国のうち、スペインの当時の国王であったフェリペ2世は、やがてアメリカ大陸を支配したのみならず、1580年にはポルトガルの王位も兼任するなど、まさに絶頂期にありました。
そんなフェリペ2世が次に支配を狙(ねら)った地域こそが、我が国を含むアジアの国々だったのです。




いつも有難うございます。
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佐佐木あつし フィリピン人の友人で、現在MMDA(日本の道路公団みたいな所)の副長官をしてるラクーナさんという人物と話した時にフィリピン人がもつ世界一ともいわれる彼らのホスピタリティはフィリピンの持つ歴史と国号の由来から来るのだと言う、考え深い話を聞いた事があります。
佐佐木あつしさんへ
黒田裕樹 フィリピンもまたスペインによる侵略を受けた国家ですからね。陽気なおもてなしの心は、様々な文化が交じり合ったものと私も聞いたことがあります。
天下統一を目指した織田信長(おだのぶなが)も同じ理由で支配地におけるカトリックの布教を許可し、信長の後を継いだ秀吉も、当初はカトリックの布教を認めていたのですが、そんな彼がやがてカトリックに潜(ひそ)むスペインによる世界侵略の野望に気づく日がやって来たのでした。
1587年、九州平定に乗り込んだ秀吉を、イエズス会の宣教師が当時の我が国に存在しない最新鋭の軍艦(ぐんかん)を準備して出迎えました。その壮大(そうだい)さに驚(おどろ)いた秀吉は、イエズス会による布教活動にはスペインによる我が国への侵略が秘められているのではないかと疑念を持ち始めました。
そして、現地を視察した秀吉を待ち受けていた「3つの信じられない出来事」を目にすることで、秀吉の疑念は確信へと変化していったのです。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
今日はお祝いのメッセージをいただきまして、本当にありがとうございましたm(__)m
宗教を隠れ蓑にして、様々な
野望を抱いている輩は古今東西、変わらずいるものなんですね。
3つの信じられない出来事。
何でしょう。
明日を楽しみにまた、お邪魔させていただきますね!
それでは、応援凸
科学的分析
オバrev さすが黒田先生。とことん歴史を科学的に分析してますね。
なるほど~、秀吉の朝鮮出兵の裏にはこういう白人の魔の手があったんですね(驚)
秀吉も、ただ単に欲で動いたわけではなかったんだ。
でも、3つの信じられない出来事は見当もつきません( ̄▽ ̄;)
今晩は
りら 今もって宗教によって戦争が
なされていますよね
宗教による大儀名文
もううんざりです
ジョン・レノンのイマジンの詩に
ある宗教の無い世界
がありますが彼お気持ちも分かりま
す どの宗教も殺すなかれのはずで
すが 情けないですね
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > こんばんは!
> 今日はお祝いのメッセージをいただきまして、本当にありがとうございましたm(__)m
高校進学おめでとうございます!
ご努力が実られたこと、本当に素晴らしいです。
> 宗教を隠れ蓑にして、様々な
> 野望を抱いている輩は古今東西、変わらずいるものなんですね。
> 3つの信じられない出来事。
> 何でしょう。
> 明日を楽しみにまた、お邪魔させていただきますね!
宗教の本当の魅力を伝えずして、己の権力のために利用する。この構図は現代もあまり変わらないようですね(´・ω・`)
「3つの出来事」については、明日(13日)にすべて紹介しますよ(^^♪
オバrevさんへ
黒田裕樹 > さすが黒田先生。とことん歴史を科学的に分析してますね。
> なるほど~、秀吉の朝鮮出兵の裏にはこういう白人の魔の手があったんですね(驚)
> 秀吉も、ただ単に欲で動いたわけではなかったんだ。
有難うございますm(_ _)m
仰るとおり、秀吉は単に己の欲望のみで動いたわけではありません。
出兵に至るまでの流れを説明するために、今日まで世界史の話を続けてきました。
> でも、3つの信じられない出来事は見当もつきません( ̄▽ ̄;)
明日(13日)紹介しますが、現代においても信じられないことかもしれませんね(´・ω・`)
りらさんへ
黒田裕樹 人を救うはずの宗教で殺し合いが果てしなく続く…。
確かにウンザリです。
でも、私たち日本人が「ウンザリ」と思えることが、実は幸せなのかもしれません。
政教分離は重要ですね。
.
ハタ次男 日本の歴史教科書はキリシタンが日本の娘を50万人も海外に奴隷として売った事は教えないのはなぜか? TORA
http://www.asyura2.com/0510/bd42/msg/812.html
この話を知る人間として、先生の話はスカッとしました。
日本の歴史が教える秀吉のキリシタン弾圧(バテレン追放令)の真相は教えません。戦後GHQにより焚書されて英米列強に不都合な歴史は教科書からことごとく排除されたと考えています。確かに火薬一樽と50人の奴隷を物々交換するなんてことを日本人が勉強してしまったら第二次世界大戦の本質までそう遠くない将来見抜かれてしまったことでしょう。今の日本人のほとんどがこの歴史的史実を知らないことから、日本に対する戦勝国の植民地支配、統治政策は極めて成功したと言えるかもしれません。
今の日本の教育は歴史的史実の背景に踏み込むのではなく、年表の数列を暗記するだけの、言わば記憶力の訓練のようなものですから、キリシタン弾圧の背景など知っても知らなくてもテストに出ないゆえ、勉強しようとも思わないのが通念とも言えますが、それはそれで忌忌しい問題です。
ただ知ってしまったら、やはり、憤りを覚えます。日本人である以上、日本の歴史教育が歪曲され、隠蔽され、真の英雄が貶められたり、フリーメイソンの手先である坂本龍馬や山本五十六、原爆製造のノウハウを敵国にリークしノーベル平和賞を受賞した湯川秀樹、生物兵器の祖野口英世あたりの売国奴が英雄視されたり、他国によって恣意的に検閲、修正がなされていたのならば、じゃあ一体真実ってなんなのよ? 義務教育で教わった日本史ってなんなのよ? と考えてしまいます。歴史の教育者はテストや成績うんぬんよりもまず、教科書に載せられない真実を授業で話すべきなのです。当方最終学歴は中卒ですが、運悪くそういった気概のある先生に出会えませんでした。もしかしたら先生たちでさえこう言った話は知らなかったのかもしれません。それはそれで問題ですが。
そういった意味で先生には期待します。頑張ってください。
日猶同祖論を研究してみてはどうか、と提案します。
源氏平氏。藤原氏。天皇家の始祖はユダヤの祭祀ラビだと言われてます。
天皇ではじめて政治に手を出した後醍醐天皇はユダヤだと断言します。
武田信玄。江戸の穢多頭、弾左衛門。毛利氏、島津氏。
挙げればキリがないですが、日本の歴史の登場人物は、その殆どがユダヤの「失われた十支族」を祖先に持つのではないかと考えています。
いずれ、またコメントさせていただきます。
ハタ次男さんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
仰るとおり、現在の歴史教育は「暗記できればそれで良し」とばかりの詰め込み教育と化してしまっています。これでは歴史の事実に踏み込めるはずがありません。
この講座では、歴史的事実に沿った内容を展開しながら、かつ現在の詰め込み教育にも対応できる人物や出来事、年号などをできるだけ分かりやすく紹介できるように努めております。そんな中で、今回ハタ次男さんがご教示下さったお考えのいくらかでも紹介できれば、とも考えております。
ご高説に感謝します。また是非お越し下さい。
我が国古来の領地を、信仰のためとはいえ外国の所有に任せるという行為は、天下統一を目指した秀吉にとっては有り得ないことであり、またスペインやイエズス会の領土的野心に恐怖を感じました。
次に秀吉を待ち受けていたのは、キリシタン大名の領内において、無数の神社や寺が焼かれているという現実でした。カトリックの由来であるキリスト教は、そもそもキリストのみを神とする一神教(いっしんきょう)であり、それ以外の信仰となる対象を一切許さなかったために起きた悲劇でもありました。こうした行為は、秀吉の目からは「我が国の伝統や文化を破壊(はかい)する許せない行動」としか映(うつ)りませんでした。
さらに秀吉を驚かせたのは、ポルトガルの商人が多数の日本人を奴隷(どれい)として強制的に連行していた事実でした。白人からすれば、支配地の有色人種を奴隷扱いするのは当然の行為であっても、天下統一を目指すとともに、国民の生命や財産を守る義務があると自覚していた秀吉にとっては絶対に認められない行為でした。
イエズス会とスペインとによる我が国侵略の野望に気づいた秀吉は、これらの事実に激怒(げきど)するとともに、直ちにカトリックの信仰を禁止し、長崎もイエズス会から没収して秀吉の直轄地(ちょっかつち)としたのでした。




いつも有難うございます。
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伝次郎 領地を寄進していたとは知りませんでした。
大友宗麟も日向の伊東氏の領土で新しい同じような事をしてたと記憶してます。その土地の領民、宗麟の息子,家臣団からも反発をあったようです。ゼウスが唯一の神ですから・・寺社、仏閣は徹底的に破壊を・・・
日本のキリシタンが日本人を奴隷売買にしていたのは最近知ったのですが、
もう1つ当時は働き手でもあった大事な牛や馬を食べる事も宣教師の働きがあったようです。
熊本で馬肉が名産ですがルーツを辿ると日本の伝統ではないのでは?、と思います。(間違いがあったらすいません)
なるほど。
晴雨堂ミカエル 信長が存命でも基督教を弾圧したであろう根拠ですね。
私もその経緯は知っていましたが、しかし当時の日本の動員兵力、練度、装備を考えたら、ヨーロッパの軍勢に十分対抗しうるし、むしろ東アジアでは圧倒的だと思います。
ゆえに信長なら、秀吉よりももう少し余裕のある戦略をとったのではと思ったのです。
伝次郎さんへ
黒田裕樹 今回の3つの出来事は、いずれも我が国の国土や文化、伝統に加えて人権をも蹂躙(じゅうりん)するものですから、秀吉でなくても絶対に認められないことですね。
牛や馬の件、ご教授有難うございます。確かにそのとおりですね。馬肉ですが、加藤清正が病気治療の目的で利用していたのがルーツといわれているようです。
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、当時の我が国の軍事力は東アジアでは圧倒的ですが、同胞が攻撃されてから立ち上がるのではなく、先制攻撃で出鼻をくじくのも当時は堂々とした作戦です。
信長が天下を統一すれば、秀吉と違って他国の征服は可能だったかもしれません。ただ、その後の我が国の運命も同時に大きく変化したかもしれず、「if」の世界で数々の想像をふくらませることができる話題だと思います。
.
スカイラインV35 いや~今回の講座は、大阪の人が大阪の地で大阪ゆかりの人物を、全国から全世界に発信する、歴史とITのコラボ、実に素晴しい・・・と、思っていましたが、どんどんおどろおどろしい話になってきましたね。
当時の欧州は世界的に見て後進的な貧しい地域だったのかもしれませんね(日本も八紘一宇など、追いつめられると、何か共通の行動原理があるのかもしれませんが)。
それにしても、それを差し引いても白色人種の世界史的な行いは、知識を深める必要があると思えてきました。
そして、私は豊臣秀吉も好きな人物の一人ですし、朝鮮半島も顔も文化も良く似た地域と思っているので、明日以降も興味を持って、なるべくコメントしようと思っています。
スカイラインV35さんへ
黒田裕樹 > いや~今回の講座は、大阪の人が大阪の地で大阪ゆかりの人物を、全国から全世界に発信する、歴史とITのコラボ、実に素晴しい・・・と、思っていましたが、どんどんおどろおどろしい話になってきましたね。
歴史的事実に基づいているから仕方がないとはいえ、確かにいつもとは違う流れや内容になってしまっていますね。
> 当時の欧州は世界的に見て後進的な貧しい地域だったのかもしれませんね(日本も八紘一宇など、追いつめられると、何か共通の行動原理があるのかもしれませんが)。
> それにしても、それを差し引いても白色人種の世界史的な行いは、知識を深める必要があると思えてきました。
人種差別思想が表向きは粉砕されたとはいえ、まだまだ白人至上主義が幅を利かせている世の中ですからね。慎重に歴史を学ぶ必要があるかもしれません。世界史の学習姿勢に関しても見直す必要があるかもしれません。
> そして、私は豊臣秀吉も好きな人物の一人ですし、朝鮮半島も顔も文化も良く似た地域と思っているので、明日以降も興味を持って、なるべくコメントしようと思っています。
有難うございます。同じアジアであっても、秀吉の時代の決断や行動には大きな差があります。それがまた更なる悲劇を生むのですが、そのあたりも見極めていただければと思います。
.
ぴーち こんばんは!
領地を寄進。
寺院、神社を焼く。
日本人を奴隷。
そうだったんですか(@@
いやいや。。そんな事実は
露ほども知らずにおりました!
確かにこの様な事が平然と
執り行われていたとなると
黙って見逃すわけには行かなかったでしょうね。
勉強になります!
ありがとうございました^^
応援凸
.大切なこととは何か…
クメゼミ塾長 世界史の流れから見た我が国侵略への恐怖感 』
⇒キリスト教の布教としてみるか、弾圧とみるか、はたまた国を護る視点でみるのか…
キリスト教に帰依する=売国
当事者はそんな大変なことをしでかしている
そんな認識はなかったかも、ですね
シーボルトもスパイであったと言われていますよね…
歴史の流れの中で、見方が変わると日本国を揺るがすような大事件にもなるのですね
背筋が寒くなる思いです
大切なこととは何か…
勉強になります
ありがとうございます
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 領地を寄進。
> 寺院、神社を焼く。
> 日本人を奴隷。
> そうだったんですか(@@
> いやいや。。そんな事実は
> 露ほども知らずにおりました!
秀吉による「朝鮮侵略」の顛末(てんまつ)は詳しく書かれている割に、今回のような「出兵に至る過程」に関してはなぜか取り上げられることが少ないのです。残念な話だと思います。
> 確かにこの様な事が平然と
> 執り行われていたとなると
> 黙って見逃すわけには行かなかったでしょうね。
> 勉強になります!
> ありがとうございました^^
仰るとおりでして、為政者が誰であろうと絶対に認められません。今回の事実をご理解されれば、次のステップもすんなりご理解できるものと思われますので、また是非ご覧下さい。
クメゼミ塾長さんへ
黒田裕樹 > 世界史の流れから見た我が国侵略への恐怖感 』
> ⇒キリスト教の布教としてみるか、弾圧とみるか、はたまた国を護る視点でみるのか…
> キリスト教に帰依する=売国
> 当事者はそんな大変なことをしでかしている
> そんな認識はなかったかも、ですね
信仰への道を極めることは、本人にとっては重要なことだったでしょうが、その結果として国の存在を危うくするのであれば、国や国民全体を護るために「弾圧」もやむを得ないと思います。インカ帝国やアステカ帝国の哀れな末路のことを考えればなおさらです。
> シーボルトもスパイであったと言われていますよね…
> 歴史の流れの中で、見方が変わると日本国を揺るがすような大事件にもなるのですね
> 背筋が寒くなる思いです
> 大切なこととは何か…
> 勉強になります
> ありがとうございます
我が国の国民性でもある「他人への優しさ」が完全に裏目に出てしまっていますよね。現代においても我が国には「スパイ防止法」が存在しませんし。いつかまた「背筋が寒くなる思い」を私たちがしなければならないのでしょうか…。
しかし、我が国の侵略をあきらめなかったスペインは、我が国以外にアジアで広大な領土を持つ中国の明(みん)に注目しました。現代でもそうですが、人口が多く、資源も豊富にある明は、スペインにとっては魅力的な領地の候補でもありました。
ただ、明を攻めようにも、多数のスペインの軍隊を遠い明まで運ぶことは物理的には不可能な話ですが、彼らには我が国での布教に成功したキリシタン大名による兵力がありました。彼らを使って明を征服し、そこを拠点(きょてん)にして我が国を攻めることができれば、困難な征服も可能になると考えたのです。
こうしたスペインの動きをつかんでいた秀吉には、危機感(ききかん)と焦燥感(しょうそうかん、イライラしてあせる気持ち)がありました。もし明がスペインに征服されてしまえば、次は我が国が狙われるのは明らかだったからです。その構図は、まさに鎌倉時代に起きた元寇(げんこう)そのものでもありました。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
鎌倉時代の元寇と類似しているとしたら、ここでも自然現象の奇跡が
起こってくれるのかしら(苦笑)
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 鎌倉時代の元寇と類似しているとしたら、ここでも自然現象の奇跡が
> 起こってくれるのかしら(苦笑)
なるほど、起こってくれれば随分と流れが変わったかもしれませんね(^^ゞ
現実はいつも厳しいものです(´・ω・`)
今晩は
りら 当時の日本が類のない
多数の鉄砲を備えて
いたとは以外でした
ヨーロッパと比べたら
微々たるものだと思っていました
私の拙いブログに補強説明いつも
感謝しています
これからもご指導下されば
幸いです お願い致します
今ブログアップする気力が出ません
.現代に例えれば
オバrev なるほど、10万挺の鉄砲は今で例えれば核の抑止力ですかね。
しかし、さすが秀吉。戦国時代を勝ち抜いた武将のカンでしょうか。
しかし、毎月1500万円の小遣い貰ってた今のトップよりとほど世界や時代が見えていたような気がします。
.
スカイラインV35 ヨーロッパの歴史も、黄禍論における、ヨーロッパは「古来からモンゴル帝国をはじめとした東方系民族による侵攻に苦しめられてきた」や、オスマン・トルコ帝国の成立で(軍事的に劣勢で)地中海が完全に通行出来なくなった。さらにアジア、その他と交易したくとも、交易のための物品が、その当時のヨーロッパにはなかった(でしたっけ?)。
などなど、総合的に見なければいけないとは思いますが、それにしてもねぇ~、という思いがしてきました。この後、500年に及ぶ彼らの悪事の数々・・・、現実は直視しないと、と思ってきています。
りらさんへ
黒田裕樹 ポルトガル人からしてみれば「売りつける」ために伝えた鉄砲が、まさか日本人が短期間でここまでつくり上げるとは夢にも思わなかったことでしょう。
日本人の優秀さがうかがえるエピソードです。
りらさんもご無理なさらずに、ご自身のペースで更新を続けて下さいね(^o^)丿
オバrevさんへ
黒田裕樹 > なるほど、10万挺の鉄砲は今で例えれば核の抑止力ですかね。
> しかし、さすが秀吉。戦国時代を勝ち抜いた武将のカンでしょうか。
この時期の覇者は、数々の死線をくぐり抜けた傑物ですからね。侵略の野望に気づいた以上、対策を練るのは当然の行為だったことでしょう。
> しかし、毎月1500万円の小遣い貰ってた今のトップよりよほど世界や時代が見えていたような気がします。
まさしく仰るとおり。為政者としての覚悟が違いすぎますね。
スカイラインV35さんへ
黒田裕樹 > ヨーロッパの歴史も、黄禍論における、ヨーロッパは「古来からモンゴル帝国をはじめとした東方系民族による侵攻に苦しめられてきた」や、オスマン・トルコ帝国の成立で(軍事的に劣勢で)地中海が完全に通行出来なくなった。さらにアジア、その他と交易したくとも、交易のための物品が、その当時のヨーロッパにはなかった(でしたっけ?)。
そのとおりです。交易の目玉がなかったからこそ、奴隷という名のとんでもないものを「現地調達」しようとしたのがそもそものきっかけだったんですよね…。
> などなど、総合的に見なければいけないとは思いますが、それにしてもねぇ~、という思いがしてきました。この後、500年に及ぶ彼らの悪事の数々・・・、現実は直視しないと、と思ってきています。
善悪のバランスは確かに重要ですが、まさに「それにしても…」という感じですよね。
500年はあまりにも長すぎます。
.
明天会更美好 これは1580年にスペイン王がポルトガル王を兼ねるようになったことも大きいですね。
これによって、スペインは、当時ポルトガル領だったマカオやインド、ティモールなどアジアの拠点を一気に得ることになり、アジア進出がやりやすくなりました。
このあと秀吉がどのような行動にでたのか非常に興味があります。楽しみにしています。
梅棹氏。
晴雨堂ミカエル 梅棹氏が数十年前に書いた著作では、信長政権が続いていればベンガル湾が激突点になると推論していました。
仮に南へ進出しても、海軍力と補給路に難があり、困難でしょうね。
後に明を征服した満州族の兵力は秀吉の軍隊より少なかった事を考えると、やはり南より明がとりやすいと感じたかもしれません。
オスマン・トルコがウィーンやドイツを陥落させたり、モンゴルがロシアからドイツやフランスをとったり、秀吉の世界征服が成功とまでいかなくても世界を席巻したら、西洋と東洋は対等になり、キリスト教の世界支配を阻止できたのに、残念です。
これらの点に目をつけた秀吉は、まずはスペインとの外交による妥協(だきょう)を目指しました。つまり、スペインと我が国とが同盟を結ぶことによって、両国が共同して明を征服し、戦後は明国内でのカトリックの布教を許す代わりに、スペイン所有の外航用の軍艦を売却してもらうという条件を示したのです。
しかし、秀吉の提案はスペインによって拒否されました。スペインは武力による我が国の征服を断念していなかったからです。
スペインとの同盟に失敗した秀吉は、明がスペインに征服されるのを黙(だま)って見ているよりも、機先(きせん)を制して自分が明を征服してしまう以外に、我が国をスペインによる侵略から救う道はないと覚悟を決めました。全国を統一した彼の兵力は、全体で数十万人にまで膨(ふく)れ上がっており、これらの精鋭(せいえい)を投入すれば、我が国単独での中国大陸の征服も不可能ではないと考えたからです。
そして、こうした秀吉の決断は、天下が統一されたことで力を持て余(あま)していた兵士たちにとっても、新たな領土を手に入れる可能性が出てきたことで好意的に迎えられました。秀吉の決断は、古代マケドニアのアレクサンドロス大王や、モンゴルの英雄チンギス=ハーンと同様に、巨大な兵力を持つ人間が当然のように行う遠征(えんせい)でもあったのです。




いつも有難うございます。
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りら 秀吉の明 出兵は自分の子供が死ん
で生きがいを失っての愚弄と
どのドラマでも
伝えています
今回は特に興味深かったです
映画お好きですか?
今日は太宰治の人間失格アップです
宜しければ御出で下さい
.
ぴーち こんばんは!
秀吉の朝鮮出兵劇の裏には
スペインの一件が絡んでいたなんて
初めて知りました!
やはりそれなりの理由・原因があって、結果があるものなんですね。
続きを楽しみにしています。
応援凸
りらさんへ
黒田裕樹 朝鮮出兵の真の理由が分からないからこそ、秀吉の個人的なことを挙げて「これが理由に違いない」と邪推する。邪推だからこそ愚弄する。そしていつの間にか「史実」となる。
歴史の真実や事実を探ることは、時として困難なこともありますね。
映画ですね。またブログを拝見させていただきます(^^♪
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > やはりそれなりの理由・原因があって、結果があるものなんですね。
仰るとおりです。理由や原因のない結果はあり得ませんから、いくら知られていないからといって、適当な理由を考えることは許されません。
> 続きを楽しみにしています。
有難うございます。明日はいよいよ本番です!
.
miwa すごくすごーく面白いです(=゚ω゚)=3
国民が奴隷として売られるのを防ぐためにキリスト教を禁じた事は知っていましたが、朝鮮出兵とも関係があったのですね。
miwaさんへ
黒田裕樹 > すごくすごーく面白いです(=゚ω゚)=3
有難うございます。そう仰っていただけると光栄ですm(_ _)m
> 国民が奴隷として売られるのを防ぐためにキリスト教を禁じた事は知っていましたが、朝鮮出兵とも関係があったのですね。
結果としてカトリックの信仰が世界侵略と結びついていましたからね。秀吉もある意味では苦渋の決断だったと考えられます。
半信半疑
スカイラインV35 こんばんは。不可解なSubjectですみません。
当時の中国大陸の国家、明にしても、その後の清にしても、欧州で産業革命が起こるまでは、GDP的なものがあるとすれば世界一だといった記憶があります。そんな大国に戦いを挑むのが、ちょっと半信半疑の部分があるのですが。
但し、その後の清にしても、(少数の)満州民族が(多数の)漢民族を従えてしまったと考えれば、合点がいくのでしょうか?
チンギス=ハーンも最初は一部族程度だったんですよね?
スカイラインV35さんへ
黒田裕樹 スカイラインV35さんのご意見も一理あると思います。
ただ、ヌルハチにせよ、チンギス=ハーンにせよ、相手が大国であっても征服に成功しているという事実や、時代が違うとはいえ日清戦争における明暗を鑑みれば、スペインや我が国にも十分に勝機はあったと私は考えております。
逆に言えば、滅びない国はどこの世界にも存在しないわけであり、我が国にも重要な教訓になっているといえるでしょう。
.
HANA子 後の日清戦争前後の状況で考えれば、遥かに広大な国土と国民を有する清の方がアジア随一の大国であり、国土も人口も少ない日本が勝つわけがないというのが道理でしたが、フタを開けてみれば日本のほぼ圧勝だったわけで
考えてみるに「勝因のある勝利」とは国の“大きさ”ではなく“強さ”の結果だってことですよね
国が“大きい”からといって、その国が“強い”こととはならない
それを考えれば秀吉の「大陸侵攻」は決して勝算のない計画ではなかったとも思えてきます
次回もまた楽しみに待ってますネ!
HANA子さんへ
黒田裕樹 そうですね。仰るとおり、国の大きさで勝負が決まるわけではありませんから、秀吉の決断も決して無謀ではなく、それなりの勝算があったと思います。
ただ結果的に失敗に終わったことが、後々までに影響を与えているのだと考えられます。
そのあたりの流れはもうしばらくしたら登場しますので、よろしくお願いしますね(^^♪
秀吉は当時の朝鮮半島を支配していた李氏朝鮮(りしちょうせん)に対して「我が国が明へ軍隊を送るから協力してほしい」と使者を出しましたが、立場上は明を宗主国(そうしゅこく)と仰(あお)いでいた李氏朝鮮には出来ない相談でした。
進退きわまった秀吉は、明を征服する前提として、やむなく朝鮮半島から攻め込んでいったのです。これこそが、1592年に起きた一回目の朝鮮出兵である文禄の役の本当の理由でした。
当初は我が国が圧倒した戦いでしたが、李氏朝鮮の名将である李舜臣(りしゅんしん、イ・スンシン)の活躍があったり、縦に伸びきった我が国の軍勢の補給路が断たれたことで、多くの兵が飢(う)えや寒さに苦しんだりするなど、戦いは膠着(こうちゃく、ほとんど動きがなくなること)した状態になり、やがて休戦となりました。
その後、我が国と李氏朝鮮や明との間で和平交渉が行われましたが、失敗に終わったことで、1597年に秀吉は再び朝鮮半島を攻めました。これが慶長の役です。戦いは一進一退を繰り返しましたが、1598年に秀吉が亡くなったことで休戦となり、我が国は朝鮮半島から撤退(てったい)しました。
こうした二度にわたる朝鮮出兵は、秀吉の悲願であった当初の「唐入り」の目的を果たせなかったばかりか、朝鮮半島へ多大な影響を及ぼしただけでなく、我が国にも豊臣家を始めとして多数の損害をもたらした結果となってしまいました。さらに、この「失敗」が戦後の人々の間に「ある空気」をもたらすことになったのです。




いつも有難うございます。
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クメゼミ塾長 「唐入(からい)り」の真相ですか…びっくりしました
秀吉は九州佐賀(私の故郷)の名護屋城を拠点にしましたね
そういえば、今でも佐賀では、「さつまいも」のことを「唐(から)いも」といいますよ
また「かささぎ」のことを「かちがらす」と呼んでいます
秀吉が「かささぎ」を朝鮮から持ち帰り「かちがらす」=戦勝、とした
言い伝えがあります
今もロマンは続きますね(^~^)/
クメゼミ塾長さんへ
黒田裕樹 > 「唐入(からい)り」の真相ですか…びっくりしました
> 秀吉は九州佐賀(私の故郷)の名護屋城を拠点にしましたね
一般にはなぜか知られていない、朝鮮出兵、いや「唐入り」の真実です。
仰るとおり、名護屋城を前線基地にしていましたね。
> そういえば、今でも佐賀では、「さつまいも」のことを「唐(から)いも」といいますよ
> また「かささぎ」のことを「かちがらす」と呼んでいます
> 秀吉が「かささぎ」を朝鮮から持ち帰り「かちがらす」=戦勝、とした
> 言い伝えがあります
> 今もロマンは続きますね(^~^)/
サツマイモは文字どおり薩摩から伝播してきましたが、元はといえば外来種ですからね。同じように外来種といわれているカササギですから、秀吉の伝説もあながち眉唾物とはいえませんよね。
確かにロマンを感じます(^^♪
.
ぴーち こんばんは!
なるほど、明を征服する為の
足がかりに使われてしまった朝鮮半島に住む人々にとっては、迷惑千万だった事でしょうね。
このお話を伺っただけでしたら、
朝鮮の人々の恨みは、致し方ないようで気の毒に思います。
その後は、どうなるのでしょうか。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > なるほど、明を征服する為の
> 足がかりに使われてしまった朝鮮半島に住む人々にとっては、迷惑千万だった事でしょうね。
> このお話を伺っただけでしたら、
> 朝鮮の人々の恨みは、致し方ないようで気の毒に思います。
この点では私も同感です。我が国を取り巻く歴史的経緯を知ることは重要であり、外国から我が国がどう思われているかを正確に知らなければ、我が国の本当の針路は見えてこないでしょう。
> その後は、どうなるのでしょうか。
秀吉の朝鮮出兵が起きてしまったことは現実として受け止めるとして、その後はどうなったのかを知ることも重要ですからね。
今晩は
りら いつも楽しくお話し
聞かせて頂いています
私へのコメントも素晴らしく
有り難く思っています
りらさんへ
黒田裕樹 こちらこそ有難うございます。
りらさんのブログも画像をふんだんに用いた素敵なブログで、コメントするのが楽しみです(^^♪
結果だけを見れば
オバrev なるほど、その志は高かったけど、焦りすぎたんでしょうか。
結果だけを見れば、日本が朝鮮に侵略してきたとしか残りませんね。
しかし、当時の日本の兵力のレベルが高かったとは意外でした。
ある空気とは、豊臣離れ?
オバrevさんへ
黒田裕樹 > なるほど、その志は高かったけど、焦りすぎたんでしょうか。
> 結果だけを見れば、日本が朝鮮に侵略してきたとしか残りませんね。
秀吉にとって最大の誤算は朝鮮半島の攻略から開始しなければならなかったことですが、それならそれでもう少し準備を整えてからの方が良かったのではとも思えます。
また、確かに「結果だけを見れば」朝鮮侵略の一面もありますが…この件については後日に再び取り上げます。
> しかし、当時の日本の兵力のレベルが高かったとは意外でした。
> ある空気とは、豊臣離れ?
100年以上続いた戦国時代を乗り越えた精鋭中の精鋭でしたからね。
空気については…まずは次回(17日)の内容をご覧下さい。
このプロジェクトに対して、皆さんはどう思われますか?
それまでやる事なす事が当たり続けた社長の言うことであり、またそれだけの信頼や実績もあります。だとすれば、勝ち馬に乗らんとするばかりに皆がこぞってプロジェクトに参加しようとしますよね。中にはプロジェクトの重要な役目を自ら志願する社員もいるでしょう。
しかし、結果としてそのプロジェクトは大失敗に終わって社長は急死し、社運も一気に傾(かたむ)くことになってしまいました。幸いにも別の企業の社長が再生に乗り出したことで会社そのものはなんとか存続しましたが、こうなると、それまでプロジェクトに賛成していた人々はどう考えるでしょうか。
もし自分がプロジェクトに積極的だったことが世間に知られては、とんだ赤っ恥(あかっぱじ)をかくことになりますし、また新たな社長ににらまれて会社を辞めさせられるかもしれません。だとすれば「俺はあの時は本当は反対だったんだ。でも社長が強引だったから嫌々(いやいや)従うしかなかったんだ」とか、あるいは「俺はあの時反対したんだ。だから(本当は実力不足で参加できなかったんだけど)プロジェクトにも参加しなかったんだ」などと自分を少しでも良く見せようは思いませんか?
実はこれと同じことが、秀吉が死んだ後にも行われていたのです。




いつも有難うございます。
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紗那 なんと・・・・・
みんな、保身に走るんですねー。
てか、あれですね。関が原が絡んでませんか?その話。
紗那さんへ
黒田裕樹 > なんと・・・・・
> みんな、保身に走るんですねー。
大人の社会というのは時としてこういうものです(^^ゞ
> てか、あれですね。関が原が絡んでませんか?その話。
さすがに鋭いですね。このカラクリは次回(18日)以降に明らかにしますよ(^^♪
今晩は
りら 秀吉が死んだ後?
かなり後世まで秀吉の
愚弄を責められたはず
?????
明日が待ちきれません
りらさんへ
黒田裕樹 > 秀吉が死んだ後?
> かなり後世まで秀吉の
> 愚弄を責められたはず
> ?????
ヒントを挙げるとすれば、秀吉が死んだ後に、結果として失敗に終わった朝鮮への出兵の評価がどうなったか、ということですね。
> 明日が待ちきれません
有難うございます。今しばらくお待ちください。
こんばんは
スカイラインV35 今日の会社の話は、もろにいくらでもいますね。この手のタイプは。(^□^)
ところで、「唐入り」を前提にした朝鮮出兵にはいろいろな説があるようですね。
・中華秩序への挑戦、冊封体制への反発
・スペイン・ポルトガルの明・日本征服計画への示威行動、先制行動
当時の欧州は大航海時代で、日本もそれに触発されるかのように東南アジアなどに日本町が出来るほど進出して行く。
明は北方騎馬民族の侵入を防ぐため万里の長城を建設し、その為に南方の海側の軍事が手薄になり、倭寇が活発化する。その当時の明は海禁政策を取っていたが、ちょっと弱体化していたんですかね。
そして、日本側もモンゴル帝国のあたりから中国大陸に対して、文化レベル等で尊敬の度合いが減って来ていたのかもしれませんね。
このような背景があったとすれば、仮に織田信長が存命であっても同じ行動に出たであろう。といったところでしょうか。
私の勝手な憶測ですが、ちょっと調べてみました。この辺はひょっとすると、現代にも通じる目茶目茶大事な事柄なのでは、といった思いが出て来てしまいました。
スカイラインV35さんへ
黒田裕樹 > 今日の会社の話は、もろにいくらでもいますね。この手のタイプは。(^□^)
そのとおりですね。今回の秀吉の場合も全く同じことが言えます。
詳しいご高察有難うございます。仰るような背景があったからこそ、秀吉による明への侵攻は決して無茶ではなかったと思いますし、信長だったら成功していたかもしれません。
また、この背景は1世紀も経っていない近現代も似たようなものですから、第二次大戦の研究に関しても非常に重要になってくると思います。
.
ぴーち こんばんは!
人間の考える事とは、どんな時代に生きようと、どんなに歴史が変わろうと、そんなに大きな変化は無い様ですね^^;
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 人間の考える事とは、どんな時代に生きようと、どんなに歴史が変わろうと、そんなに大きな変化は無い様ですね^^;
仰るとおりですね(´・ω・`)
今回の場合は、それがさらに露骨になっていったのが、秀吉にとっては更なる誤解を生むことになってしまいます。詳しくはこの後の展開をご覧下さい。
.
HANA子 歴史は勝者が作るとよく言われますが、正確には勝者とそれを取り巻く状況が作るといったところなんでしょうね
王朝が変わると前王朝の完全否定から始まる大陸ほどあからさまではないにしろ、
我が国でもそのような“歴史の慣わし”と無縁ではなかったようです
一方では勝者の傲慢ですが、
前政権を否定、あるいは貶めることで自分の政権の正当性をうたい、安定統治の基盤とする・・・理解できる話です
倫理的善悪だけではなかなかはかれないことですね
とはいえ、家康のしたたかさによって後世「置いて地に落ちた愚かな君主」扱いされている秀吉が哀れなことにはかわりないのですけど
次回も楽しみにお待ちしております!
HANA子さんへ
黒田裕樹 確かに我が国も王朝の交代こそないですが、為政者の交代によって前政権が悪し様にののしられるということがありますね。
善悪論でひとくくりにできないとはいえ、大阪の人間としては秀吉が本当に哀れです。
次回もご期待下さい!(^^♪
特に豊臣家が滅ぼされた後は、秀吉のことを賞賛する内容を口にしたり、文章を残したりするだけで取り潰(つぶ)される可能性がありましたから、各国の大名は、かつては秀吉の朝鮮出兵に賛成していたという事実を徹底して隠(かく)すようになりした。
また、秀吉の出兵によって悪化していた李氏朝鮮との関係修復を目指して家康が交渉した際にも、自分が朝鮮半島に攻め込まなかったという事実や、豊臣家を倒して自身が新たな我が国の支配者となったことを強調することで、国交の回復に成功しました。
このうち、家康が朝鮮半島を攻めなかったのは事実ですが、これは逆に「攻めさせてもらえなかった」という説もあります。なぜなら、秀吉は明の征服に成功すると確信しており、宿敵である家康に領地の拡大を認めるような戦闘行為をさせたくなかったからだという見方があるからです。
いずれにせよ、家康が最終的に我が国の支配者となったことで、秀吉による朝鮮出兵はその意義をすべて否定されるだけでなく、「無益な戦い」「晩年の愚行」という歪(ゆが)んだレンズを通した見方しかされなくなっていきました。そして、その見方が現代にも続くきっかけとなった「ある事実」が20世紀に起きているのです。




いつも有難うございます。
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紗那 んー、民主党が政権をとった際に、経団連(あってますか?)が政治献金、特に自民向けを禁止したのと同じ感じですかね?
確かに、無益な戦いというイメージは、僕の中でも醸成されてますけど・・・・・・
紗那さんへ
黒田裕樹 > んー、民主党が政権をとった際に、経団連(あってますか?)が政治献金、特に自民向けを禁止したのと同じ感じですかね?
雰囲気は確かにそうですね。権力者が変わっただけで、実際には何も変わっていないわけでもありますが、前任者の名誉を傷つけて良いはずがありません。
> 確かに、無益な戦いというイメージは、僕の中でも醸成されてますけど・・・・・・
イメージは時として、徳川綱吉や田沼意次のような誤解を生みますからね。今回の場合は…。
.
オバrev 確かに、歴史はのちの支配者に都合良いように書き換えられていますね。
無益な戦いと言われるものと言えば、やはり太平洋戦争でしょうか。
しかし、当時子供で戦時下を過ごした方に話を聞いたことがありますが、やはり日本が滅びるかどうかの瀬戸際で、皆が日本のために貧しさに耐え、日本のために戦いたいと思っていたそうです。
それを無益な戦争であったという人に対して(左翼等)は、強い憤りを感じると言っておられました。
ちょっと目が覚めてきました
スカイラインV35 成る程、秀吉と家康にそんな思惑があったんですね。
それにしても、話をスペインやポルトガルに戻しますが、今回の話は固有名詞を入れ替えれば、第二次大戦あたりといっても良いぐらいの話になりますね。
白人国家というのは、武力以外にもキリスト教であったり、関税自主権であったり、経済封鎖であったり、自虐史観や憲法9条であったり、手を変え品を変え、利益を求めようとするんですね。
欧州以外にも不凍港を求めるロシア、中華思想の中国など、日本は国益や国防など一寸のんびりし過ぎているのでは、と思ってきました。
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ぴーち こんばんは!
無益な戦い。とあるのだからやはり「戦争」関係の話でしょうか・・。
第二次世界大戦も、日本がアメリカに対して先に戦いを仕掛けたとありますが、日本がそうせざる負えない理由があった様で。。日本は無謀な戦いを仕掛けたとはいえ、そう仕掛けられた・・という説を聞いた事がありますが、真意はいかに・・?
応援凸
オバrevさんへ
黒田裕樹 > 確かに、歴史はのちの支配者に都合良いように書き換えられていますね。
徳川家が豊臣家を完全に滅ぼしたことで、豊臣家の名誉が甚(いた)く傷つけられましたからね。
> 無益な戦いと言われるものと言えば、やはり太平洋戦争でしょうか。
> しかし、当時子供で戦時下を過ごした方に話を聞いたことがありますが、やはり日本が滅びるかどうかの瀬戸際で、皆が日本のために貧しさに耐え、日本のために戦いたいと思っていたそうです。
> それを無益な戦争であったという人に対して(左翼等)は、強い憤りを感じると言っておられました。
私も戦争当時に現役の軍人さんだった人にお会いした際にお話をうかがいました。我が国が敗れれば、残してきた身内を含む一般人がどんな目に合わされるか分かったものではない。そのために、当時の軍人の大部分が命がけで戦い、そして多くの人が散っていったらしいです。
私が後に教師になることを決意したのも、そんな戦いを「無益である」と一方的に決めつける歴史教育に激しい違和感を感じたのがきっかけの一つですね。
スカイラインV35さんへ
黒田裕樹 仰るとおり、基本的な流れは時代を超えて共通なところが多いように感じられます。
手を変え品を変えて我が国に圧力をかける他国。防衛のために智慧をしぼり、多くの貴重な生命を失ってきた過去に比べて、現状では確かに「一寸のんびりし過ぎて」いるような気がします。
我が国の真の目覚めの日はやってくるのでしょうか…。
キクメモドキ 歴史の真実っていうものは 絡んだ紐を解くように いろんな方向から見ないと判らないものですね
昔、学校で教わった事柄が今は解釈が全く違う事も多いですし
講義を見に行きたいですが 休みが合わず毎回 指をくわえていますが 機会があれば 伺いたいものです
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 無益な戦い。とあるのだからやはり「戦争」関係の話でしょうか・・。
> 第二次世界大戦も、日本がアメリカに対して先に戦いを仕掛けたとありますが、日本がそうせざる負えない理由があった様で。。日本は無謀な戦いを仕掛けたとはいえ、そう仕掛けられた・・という説を聞いた事がありますが、真意はいかに・・?
秀吉に限らず、時が流れることで当時では見えなかったものが見えてきたり、隠されていたものが白日の下にさらされたりということが良くあります。それは第二次世界大戦においても例外ではなく、少しずつですが真実が明らかになってきていますね。
私が昭和史を担当できる日がいつになるのか全く検討も就きませんが(笑)、いつかは必ず正面から取り上げてみたいものです。
キクメモドキさんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
> 歴史の真実っていうものは 絡んだ紐を解くように いろんな方向から見ないと判らないものですね
> 昔、学校で教わった事柄が今は解釈が全く違う事も多いですし
仰るとおりです。一つの物体も光と影の当て方によって見た目が全く異なるように、複眼的な観察で歴史をながめなければいけません。歴史の解釈も年々異なっていくうえに、教科書だけの知識では真の理解には程遠いですから、それこそ歴史の教師の力量が問われます。
> 講義を見に行きたいですが 休みが合わず毎回 指をくわえていますが 機会があれば 伺いたいものです
有難うございます。いつの日か講座でお会いできる日を楽しみに待っております。
我が国が韓国を併合するに至った道のりについては別の機会で詳しく紹介する予定ですが、間違いなくいえることは、日韓併合という事実によって、第二次世界大戦後に朝鮮半島が独立した後も、我々日本人の多くが朝鮮半島の人々に対して、ある程度の「負(お)い目」を感じていることです。
そして、その負い目からなのか、我が国は北朝鮮や韓国による歴史認識に対して他国と比べて強い態度に出ることがなく、その結果として秀吉による朝鮮出兵を、北朝鮮や韓国が主張するままに「朝鮮侵略」と表現し、我が国の歴史教科書にも採用されていることが多くなっています。
しかし、我々日本人の朝鮮半島の人々への個人的な感情はともかくとして、秀吉の行為そのものが、果たして本当に「朝鮮侵略」だったといえるのでしょうか?




いつも有難うございます。
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クメゼミ塾長 いよいよ佳境ですね
次の記事が楽しみです~♪
違った視点、目からウロコです
ありがとうございます
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イルカ あ、これ!!
(時事ネタ大好きな)ウチの県の
前期入試で出るといわれながらも
結局出なかったヤツですッ←
あ~~。
たしかに「朝鮮侵略」てノートに書いた覚えがry
.
紗那 あれ?日韓併合っていうんですねー。学校では、韓国併合で習ってます。
うちの先生、朝鮮侵略って書いてたかなー・・・・・・ 書いてないかもです。あとで確かめてみます。
しかし、いつも記事がすごく面白いですw
クメゼミ塾長さんへ
黒田裕樹 こちらこそ、いつもご訪問下さって有難うございます。
そうですね。この数日間でいよいよまとめに入りますので、最後まで是非お楽しみ下さい。
.
ぴーち こんばんは!
あははっ!見事に大はずれでしたね(笑)
失礼しました^^;
しかし、負い目ですか。。
負い目を感じながらのお付き合い程惨めさを感じるものは無いですね(><)
いづれ、対等で同等な立場でお付き合い出来る国同士になりたいものです。
応援凸
イルカさんへ
黒田裕樹 > (時事ネタ大好きな)ウチの県の
> 前期入試で出るといわれながらも
> 結局出なかったヤツですッ←
そうだったんですか。今年は記念の年ですから、確かに出てきてもおかしくないですよね。
> あ~~。
> たしかに「朝鮮侵略」てノートに書いた覚えがry
やっぱり…(´・ω・`)
そのあたりについては明日(20日)以降に改めて紹介します。
紗那さんへ
黒田裕樹 > あれ?日韓併合っていうんですねー。学校では、韓国併合で習ってます。
「韓国併合」だと、どの国が韓国を併合したのか分からなくなりますから正しい表現とはいえませんね。もっとも、最近の教科書ではそういう表現が多いようですが…。
いずれ通史か特別講座でこの問題は取り上げないといけないのかも。
> うちの先生、朝鮮侵略って書いてたかなー・・・・・・ 書いてないかもです。あとで確かめてみます。
学校での教育は先生次第ですからね。よろしければお教え下さい。
> しかし、いつも記事がすごく面白いですw
有難うございます(^o^)丿
高校生になっても、当ブログを是非お役立て下さいm(_ _)m
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > こんばんは!
> あははっ!見事に大はずれでしたね(笑)
> 失礼しました^^;
いえいえ、正解を追求する姿勢こそが重要です。
もし間違えていても、次回のために理解を深めればいいんですよ。
> しかし、負い目ですか。。
> 負い目を感じながらのお付き合い程惨めさを感じるものは無いですね(><)
> いづれ、対等で同等な立場でお付き合い出来る国同士になりたいものです。
負い目を感じることの是非はともかく、いつまでも過去のしがらみにこだわり続けるのは日本人らしくないことですからね。ただ、外国相手だとそういった感情が通用しないのが悩みどころでもあります。
.
オバrev 韓国併合でしたか。
でもこれについては、やはり大陸へ進出する狙いがあったように理解しています。
このことについては、韓国や中国の批判は当たっているように思いますが・・・理科系の日本史ですので中途半端 ^^;
オバrevさんへ
黒田裕樹 > 韓国併合でしたか。
> でもこれについては、やはり大陸へ進出する狙いがあったように理解しています。
最終的に我が国が選択した道は確かに大陸進出(あるいは侵略)でした。しかし、なぜ進出する必要があったのかについてまではなかなか語られていないのが不思議です。一方的に我が国が悪いとすぐに結論を出してしまうことが本当に正しいのでしょうか。
> このことについては、韓国や中国の批判は当たっているように思いますが・・・理科系の日本史ですので中途半端 ^^;
他国からの批判は批判として受け止めることは何ら差し支えはありません。それよりも問題なのは、批判に対する我が国の受け答えだと思います。これに関しては明日(20日)以降の更新で引き続き取り上げます。
だとすれば、秀吉は明を「侵略」する意思はあったとしても、朝鮮半島そのものを侵略するという概念はなかったといえます。それなのに、秀吉の行為を「朝鮮侵略」と断言することは、秀吉の真意を見誤るだけではなく、歴史的にも正しい表現とはいえません。従って、ここはやはり「朝鮮出兵」と表現すべきなのです。
もちろん、現代にもつながる朝鮮半島の人々の秀吉に対する恨みや憎しみは理解しなければなりませんが、その一方で世界史には共通の原則があるのも事実です。それは「ある民族にとっての英雄は、他民族にとっての虐殺者(=戦争勝利者)である」ということです。
秀吉は、朝鮮半島の人々から見れば確かに許されざる侵略者ではありますが、その一方で、我が国にとっては天下統一を果たした英雄であり、戦国の乱世(らんせ)が続いた世の中に平和をもたらすきっかけをつくってくれた恩人でもあります。
また、先述したアレクサンドロス大王やチンギス=ハーンも英雄としての顔を持つ一方で、彼らによって虐殺され、滅ぼされた民族も大勢います。こうした現実を考えれば、我が国に関わらず、違う国同士で共通した歴史認識を持つという理想は、結局のところは不可能といえるのかもしれません。




いつも有難うございます。
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スカイラインV35 日本において「共通の歴史認識を持ちましょう」と主張する人は、「相手に合わせましょう」と言っているように聞こえますね。異なる歴史認識を全く受け入れられない人は、大人っぽくは感じられませんね。
歴史認識や政治的な意味合いは全くないと思いますが、美智子さまの「人は生きていくために多くの複雑さに耐えていかなければならないことを学んだ」というお言葉をふと思い出しました。
スカイラインV35さんへ
黒田裕樹 > 日本において「共通の歴史認識を持ちましょう」と主張する人は、「相手に合わせましょう」と言っているように聞こえますね。異なる歴史認識を全く受け入れられない人は、大人っぽくは感じられませんね。
本文にも書きましたが、国同士で共通の歴史認識を持つというのはどう考えても無理がありすぎます。仰るとおり、どちらかが一方的に相手の主張を受け入れて終わり、では何の解決にもならないでしょう。
> 歴史認識や政治的な意味合いは全くないと思いますが、美智子さまの「人は生きていくために多くの複雑さに耐えていかなければならないことを学んだ」というお言葉をふと思い出しました。
皇后陛下のお言葉には重みが感じられますね。単純な人生なんてありえないように、国の歴史も一筋縄で語れるはずがありません。こういった基本的な理解も歴史教育の過程では必須といえるでしょう。
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明天会更美好 例えば、中国はこれまで他国を侵略したことがないと主張していますが、欧米列強が進出するまでの1000年にわたって北ベトナムを中国領とし、現地人に漢字を強要するなどの漢化政策を実施してきました。
ですから、ベトナム人はベトナム戦争でアメリカ人にあれだけ被害をこうむったにもかかわらず、アメリカ人よりも中国人に対する反感が高いと聞きます。
これからもわかるように歴史というのはその国の為政者の「都合のいいように」伝えられるのが常なんですよね・・日本にせよ、韓国、中国にせよです。
わたしは「新しい歴史教科書」の見解には批判的ですが、今の学生たちに歴史の表裏をまず提示し、彼ら自身に選択させるような教育をしてほしいと切に願っています。
明天会更美好さんへ
黒田裕樹 仰るとおり、歴史は国や環境によって様々な表情を見せます。他国から見れば「都合がよい」歴史であっても、別の国からはそれが「独立を守るためには仕方がない」歴史に化けるように。
それだけに、歴史の光と影の両方を示した教育をするというお考えは私も同意ですが、我が国の歴史である以上、我が国側の立場での教育もまた重要だと思います。
.
ぴーち こんばんは!
私がよく使わせていただいている
言葉なのですが、
人間強い光を浴びると、濃い影が出来るものです。
光と影は常に表裏一体。
名声を浴びる側面もあれば、悪い噂を流される側面も持ち合わせているように思います。
ある反面ではそういう事実があり、またある反面ではこういう一面もあった・という
事で無理に事実を捻じ曲げて脚色する必要は無いようにも感じます。
応援凸
.
紗那 あぁ、そういえば確かに秀吉の目的は、明の征服でしたね。
確かに、表現は朝鮮出兵でいいかと思いますが、結果的に朝鮮を蹂躙したという事実は重く受け止めていくべきかなとは思います。
ただ、依然として、朝鮮の二国とはいろいろ揉めてるわけですから、こちら側だけ反省するのもなんとなく癪ですね。
先月くらいに、日本と中国の有識者で、歴史に対する見解のすり合わせみたいなのをやってましたが、あれを見てる限り、確かに見解の統一は難しそうですね。
.今晩は
りら 私への台湾編への貴重なコメント
ありがとうございました
私の拙い記事にいつも補足していた
だき感謝の気持ちで一杯です
これからも宜しくお願い
致します
.
オバrev 仰るとおり、違う国で歴史認識を同じくするということは不可能でしょうね。
無理矢理やろうとしても、どちらかが妥協するしかないと思います。
となると、いつまでもそれを問題にするのではなく、ある時点で表面上精算しないと未来が開けないのではないでしょうか。
しかしそういう歴史認識の違いを差し置いて、民間の経済的結びつきは遙か先を行っているように思います。
.
彩 こんにちは。
ご訪問ありがとうございました。
最後の一文、共感します。
歴史というのは一方だけから
見られるものではないのでしょうね。
国が違うのなら尚更なのでしょう。
原爆投下の話題でも同じように思います。
秀吉の話で思い出したのですが、
彼の死因は脚気だったという見方があるそうですが
どうやって調べるのかご存知ですか?
仰るとおりです。
晴雨堂ミカエル むかし、日本人がコロンブスのアメリカ大陸「発見」500周年記念に、復元したサンタ・マリア号で航海した事がありますが、私はそのニュースを聞いて「日本人はおめでたい馬鹿が多い」と思ったものでした。
欧米人が喜々として行うならまだしも、なぜアジア人である日本人がありがたがるのか。
日本人の特質なのか、アメリカに遠慮した教育の成果なのか。
黒田氏のご見解を講座を通してお聞かせくださるとありがたい。
なぜなら、そうしたへりくだった行為は秀吉の朝鮮出兵に秘められた真意を始めとする、我々の祖先が代々バトンをつなぐようにして続けてきた、我が国の独立を守るための血のにじむような努力の一切が無駄(むだ)であると断言するに等しいからです。
今回の秀吉による「朝鮮出兵」に限らず、我々は日本人なのですから、他国の感情には理解を示しつつも、我が国の立場で堂々と歴史認識を持てばよいのです。
また、我が国には様々な事情で永住権(えいじゅうけん)を持った外国籍の人々が暮らしており、彼らの子供たちが我が国の学校で学んでいる機会も多いですが、我が国の公教育である以上は、一定の配慮(はいりょ)は必要だとしても、他国に遠慮(えんりょ)する必要はないでしょう。他国籍の人間に対する差別はあってはいけませんが、それと我が国による歴史認識とは別問題であり、区別することは決して間違ってはいないからです。
ところで、秀吉による朝鮮出兵は失敗に終わりましたが、だとすれば待っていましたとばかりにスペインが我が国との戦いで体力の弱った明を攻め込みそうなものですよね。しかし、現実にはスペインが明を侵略することはありませんでした。なぜだと思いますか?
それは、秀吉が死亡した頃までに、スペインの勢力が衰(おとろ)えを見せ始めていたからなのです。




いつも有難うございます。
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紗那 スペイン、衰えてましたっけ・・・・・・? 無敵艦隊がどうしたこうしたの流れでしたか。 詳しく覚えてません……
確かに、国ごとに固有の考え方がある以上、相手に一定の理解をするにしても、必要 以上にへりくだることは 確かに必要ないかもです。
紗那さんへ
黒田裕樹 > スペイン、衰えてましたっけ・・・・・・? 無敵艦隊がどうしたこうしたの流れでしたか。 詳しく覚えてません……
明日(22日)の今講座最後の更新で明らかになりますが、無敵艦隊が歴史を左右していますね。
> 確かに、国ごとに固有の考え方がある以上、相手に一定の理解をするにしても、必要 以上にへりくだることは 確かに必要ないかもです。
そのとおりです。「一定の理解」と「へりくだり」は全くの別物。自国の主張をすることに、他国への配慮はあっても、何の遠慮をする必要があるでしょうか。
こんばんは
スカイラインV35 そうですね。配慮は必要であっても遠慮は必要ないですね。それは相手がどの国であっても、と思います。
そして国会議員レベルでも、歴史教育と歴史研究がゴッチャになってる人が多いような気がするので、この辺の区別もはっきり認識してもらいたいと個人的には思います。
スカイラインV35さんへ
黒田裕樹 > そうですね。配慮は必要であっても遠慮は必要ないですね。それは相手がどの国であっても、と思います。
仰るとおりです。人間関係でもへりくだることなく、自分の立場を堂々と主張してこそでしょう。国家レベルとて同じことです。
> そして国会議員レベルでも、歴史教育と歴史研究がゴッチャになってる人が多いような気がするので、この辺の区別もはっきり認識してもらいたいと個人的には思います。
本当にそうですね。内政・外交ともに歴史認識の欠如が、今の政治家には多すぎます。
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明天会更美好 わたしが学生時代、この歴史を勉強したときは「朝鮮出兵」だったような・・今はそれを「侵略」になおしているのならば、日本人として少々違和感を覚えますね。
歴史認識についてはわたしも統一するする必要はないと思います。個々の国の歴史認識を尊重すればいいことですから。
明天会更美好さんへ
黒田裕樹 > わたしが学生時代、この歴史を勉強したときは「朝鮮出兵」だったような・・今はそれを「侵略」になおしているのならば、日本人として少々違和感を覚えますね。
1980年代辺りから「侵略」と書かれるようになっていきました。そもそも「出兵」だったものをわざわざ変えるあたり、何らかの事情が隠されているような気がしますね。
> 歴史認識についてはわたしも統一する必要はないと思います。個々の国の歴史認識を尊重すればいいことですから。
まさしくそのとおりです。相手国の歴史認識を尊重することは、決してへりくだることではありません。
.
ぴーち こんばんは!
現代でも、(靖国神社参拝などに関しては特に)アジアの国々は
事ある毎に、日本のやり方に口を挟んで来る傾向が強いように感じます。
内政干渉も程ほどにして欲しいですよね。
主張すべきことはしっかり主張し、間違った認識には関しては毅然とした態度で
応じる。昔の日本人にはそういう気骨さが
あったように思います。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 現代でも、(靖国神社参拝などに関しては特に)アジアの国々は
> 事ある毎に、日本のやり方に口を挟んで来る傾向が強いように感じます。
> 内政干渉も程ほどにして欲しいですよね。
> 主張すべきことはしっかり主張し、間違った認識には関しては毅然とした態度で
> 応じる。昔の日本人にはそういう気骨さが
> あったように思います。
仰るとおりだと思います。
戦争では負けてしまいましたが、戦前の日本人には確固たるアイデンティティと毅然さがありました。ひるがえって現代では、経済的な恩恵のみを追求するという浅ましさが目立っているような気がします。
そんな姿勢が、諸外国からつけ狙われる根本なのかもしれませんね。
.
麻友∩・3・∩ いつもコメありがとです!
TOPの動画など、歴史が苦手な私でも
わかりやすい感じしました★
これからも
頑張ってくださいd(-∀-。)ネッ
応援してまぁす!
.
クメゼミ塾長 他国の感情には理解を示しつつも、我が国の立場で堂々と歴史認識を持てばよい 』
⇒まさに、言い得て妙ですね
日本人は日本人らしく
拍手~♪
パチパチ(^~^)/
もしスペインがアルマダの海戦に勝利していれば、明の征服も成功していたかもしれません。そうなれば我が国の運命がどうなったのか見当もつきませんが、間違いなく断言できることは、アルマダの海戦の結果が、遠く我が国にも大きな影響を及ぼしたということです。
また、明は秀吉の出兵から約半世紀後の1644年に満州(まんしゅう、現在の中国東北部)の女真族(じょしんぞく)のヌルハチによって滅ぼされ、新たに清(しん)が誕生するわけですが、清が建国できた原因の一つに、明が我が国と戦ったことで勢力が低下していたという事情があったことは間違いありません。
これらの事実を知れば知るほど、世界の歴史にも大きな流れがあり、それが我が国における歴史にすべてつながっていることがよく理解できますね。「太閤殿下(たいこうでんか)の夢」を賭けた秀吉による朝鮮への出兵も、こういった世界史のレベルから見るべきだと私は思います。
(第11回歴史講座の記事はこれで終了です。)




いつも有難うございます。
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Masa 中学では「朝鮮出兵」という単語で習いましたが、内容は、“豊臣秀吉は朝鮮へ侵略行為を働いた”というものでした。
でも、先生の講座を通して、考え方が変わりました。
秀吉は、やむなく出兵せざるを得なくなってしまったのですね・・・。
これからは、日本史の勉強をしているときでも、常に世界にも目を向けようと思いますっ!
次回も楽しみにしていますねっ。
.
紗那 無敵艦隊の 敗北って、そのタイミングだったんですね! ちょっと、頭にメモです。
うーん、世界史は嫌いだと思ってますけど、こうやって考えてみると、世界史にも興味が・・・・・・! ちょっと頑張ってみようか、と思いました♪
こんばんは
スカイラインV35 今回の講座で気付いたのですが、私はてっきり白人が横暴になったのは、産業革命で文明の利器が発展して以降の事と思っていました。それ以前から白人至上主義的な行いや思想があったんですね。ちょっと意識を変えて調べようかと思ってきました。
そして、世界史と日本史の連動も興味がわいてきました。興味がつきませんね。
Masaさんへ
黒田裕樹 やはり「朝鮮への侵略行為」と断定しているんですか…。
秀吉の事情をもっと歴史教育にも加味してほしいですね。
日本史といえども、世界史にも目を向けなければなりませんから、相乗効果で両方とも成績が上昇できればいいですね。
> 次回も楽しみにしていますねっ。
有難うございます。明日(23日)からは通常の更新に戻りますので、こちらもよろしくお願いします。
紗那さんへ
黒田裕樹 > 無敵艦隊の 敗北って、そのタイミングだったんですね! ちょっと、頭にメモです。
そうなんですよ。こんなところで世界史と結びついているんですよね。
> うーん、世界史は嫌いだと思ってますけど、こうやって考えてみると、世界史にも興味が・・・・・・! ちょっと頑張ってみようか、と思いました♪
いいことですね。高校では世界史が必修ですから、この際日本史と両方とも頑張ってみましょう!(^o^)丿
スカイラインV35さんへ
黒田裕樹 産業革命以前から白人の横暴は続いていますからね。とはいえ、産業革命も「文明を引っ張る白人」という強引なイメージを植えつけていますから、こちらにも注意が必要ですね。
日本史と世界史の連動は、より歴史の知識を深めることになります。明日(23日)からの更新もその一つになると思いますよ。
.
miwa スペインの無敵艦隊が敗北した時代と同時期だと初めて認識致しました。
つまりイギリスではエリザベス一世が統治していた頃の話。
「日本の歴史」でひとくくりに出来ませんね。世界史と繋がっているのですものね。
.
ぴーち こんばんは!
なるほど、おなじ地球上で起こった問題である限り
「風が吹けば、桶屋が儲かる」的なバタフライ効果ではありませんが、こうして事実が繋がると、世界はやはり良くも悪くも連動しているものなのですね~。
応援凸
miwaさんへ
黒田裕樹 > スペインの無敵艦隊が敗北した時代と同時期だと初めて認識致しました。
> つまりイギリスではエリザベス一世が統治していた頃の話。
> 「日本の歴史」でひとくくりに出来ませんね。世界史と繋がっているのですものね。
仰るとおり、イギリスはエリザベス一世の時代でした。その後、スペインに代わってイギリスか我が国との交易を目指しましたが、オランダとの競争に敗れて撤退しました。
もしイギリスがオランダを差し置いて唯一の貿易国になっていれば…そう考えると、本当に「日本の歴史」だけでは語れませんね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > なるほど、おなじ地球上で起こった問題である限り
> 「風が吹けば、桶屋が儲かる」的なバタフライ効果ではありませんが、こうして事実が繋がると、世界はやはり良くも悪くも連動しているものなのですね~。
確かに「風が吹けば桶屋が儲かる」という世界でもありますね。そんな偶然が、我が国の歴史に大きな影響を及ぼしているんですから、世の中というのは面白いものです。