敗戦からの復興(ふっこう)を実現させた原動力は電機や自動車などの技術面が主流であり、そのために我が国は「技術立国(ぎじゅつりっこく)」とも呼ばれていますが、こうした科学技術の発展は、名もない人々による「ものづくり」の精神によって支えられているということを皆さんはご存知(ぞんじ)でしょうか。
我が国における「ものづくり」の精神の歴史は今に始まったわけではありません。島国という資源などが限られた環境で、日本人は昔から創意工夫(そういくふう)を重ねて生活を少しずつ向上させていきました。
政治や戦いなどで名前が知られている歴史上の人物に比(くら)べて、一般的には「ものづくり」を極(きわ)めた技術者や発明家などに関する知名度(ちめいど)は今一つのようですが、そんな彼らの生涯(しょうがい)をたどっていくことで、私たちは新たな面から歴史の流れをつかむことが可能になるのです。
今回の歴史講座では、江戸時代から明治にかけて活躍(かつやく)した発明家である田中久重(たなかひさしげ)の人生を振(ふ)り返りながら、彼がもたらした我が国の発展に欠かせない大きな歴史の流れを見極めたいと思います。




いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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晴雨堂ミカエル 楽しみにしていただけに、受講できなかったのは残念です。ブログのアップ、期待しています。
日本は「資源」は乏しいですが、農業資源はもともと豊富です。どんなに痩せた土地でも、サハラ砂漠より豊かです。
その日本の取り柄を放射能で失ってはならない。
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 有難うございます。
我が国ならではの特性を生かしてこそ「国づくり」ですからね。
放射能の問題については、羹(あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)を吹くことがないよう気を付けなければいけませんが。
ぴーち こんにちは!
資源がなければ、無いなりに
そこからやりくりし、創意工夫をしながら
なんとか生きていけるように人間は最初からプログラミング
されているものと思っています。
今のように既製品ばかりが溢れる時代には、物質的な豊かさにはとりあえず満足するものの、想像したり、考える力を発揮する場所が失われた精神の不満足度は
高まる一方だと思います。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 そうですよね。
物の豊かさは心と技術の豊かさを失わせてしまいます。
手遅れになる前に対処すべきですが…。
こんにちは。
ボス。 先生の喝絶の良い声、、、大好きです!
あっ!! 講義も!
ボス。さんへ
黒田裕樹 大変光栄です(^^♪
ブログにて拝見させていただいておりますボスさんの毎日のお過ごし方には、私も大いに参考にさせていただいておりますm(_ _)m
わくわく☆
クラチー 偉人伝偉人伝いじんでんでんででんでん♪
…あれ?何か違う?
(゜゜)←
久重さんがアップされて嬉しいです。
し、しかし、横の…(ガタガタブルブル)
これから「ものづくり」の素晴らしさを語るのですね!
いったいどうなる!?ドキワク☆
クラチーさんへ
黒田裕樹 左の画像だけで十分ですが、横に並べることで一層引き立つというものですよ(^_^)v
「ものづくり」の精神について、これから13日まで思う存分語っていきますのでお楽しみに!
器用さ
ろっぽん 私は両手に障害があってCGソフトをコントールしてマンガを描いています。
よくコメントで器用でうまいですねというコメントがありますが、
コメントをなさった方はうつ病でも両手に障害はありませんが、手をコントロールできずうまく描けません。器用とは手が自由に動くことではなくて創意工夫でマイナス面をカバーする創意工夫だと思います。そういうことで言うと日本人の特異性ではなくあらゆる民族、国民にも当てはまることで、ただ教育システムや社会の風習だと思います。
ろっぽんさんへ
黒田裕樹 なるほど、確かにお言葉どおりのお考えもあり得ますね。
貴重なご意見有難うございます。