西欧諸国はアフリカやアメリカ、あるいはアジアの各地域の先住民を従わせて植民地化すると、本国の経済力を高めるために、先住民を奴隷(どれい)として強制連行したり、白色人種にとって都合の良い作物(さくもつ)ばかりを育てさせようとしたりしました。
例えば、ブラジルではサトウキビの栽培(さいばい)を広い範囲で行ったり、スリランカでは紅茶を栽培させたりしました。これらの利益のほとんどは本国が吸い上げ、先住民はそれこそ無給(むきゅう)に等しい状態で過酷(かこく)な労働を強(し)いられたのです。
なお、このような熱帯(ねったい)・亜熱帯(あねったい)地域の植民地において、奴隷や先住民の安い労働力を使って世界市場に向けた単一の特産的農産物を大量に生産することをプランテーションといいます。プランテーションはその国が輸出によって外貨(がいか)を獲得(かくとく)するための唯一(ゆいいつ)の手段となりますから、仮に自然災害(さいがい)などによって農産物が不作になれば経済が立ち行かなくなるという大きな問題を抱(かか)えています。
ちなみに、プランテーションという言葉は高校の地理で学習しますから、学生の皆さんは覚えておいて損はないですよ。




いつも有難うございます。
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toda 10,000カウントにコメ頂きありがとうございました。
これからも面白い内容で頑張りますので宜しくお願い致します。
応援Pochiもしていきます。
todaさんへ
黒田裕樹 > 10,000カウントにコメ頂きありがとうございました。
> これからも面白い内容で頑張りますので宜しくお願い致します。
> 応援Pochiもしていきます。
こちらこそお言葉並びに応援下さってありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
ぴーち こんばんは!
この時代のブラジルは植民地として白人に虐げられていたんですね。
北京に続き、今度の2016年度のオリンピックは初のブラジル開催となると、これまでの慣例通り、ブラジルも先進国の一つの国として、発展していくのでしょうね。
これからはアメリカの時代ではなく、ブラジルが経済大国として持て囃される時代が目の前ではないでしょうか・
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > この時代のブラジルは植民地として白人に虐げられていたんですね。
> 北京に続き、今度の2016年度のオリンピックは初のブラジル開催となると、これまでの慣例通り、ブラジルも先進国の一つの国として、発展していくのでしょうね。
> これからはアメリカの時代ではなく、ブラジルが経済大国として持て囃される時代が目の前ではないでしょうか・
そうですね。オリンピックを開催できるのはそれだけの国家であるということですから、ブラジルもそう遠くない日にもっと国力が上がればいいですね。
こういう場合、一番分かりやすいのは国内における総人口の違(ちが)いを調査することです。もし我が国が朝鮮半島を植民地化して朝鮮の人々を強制的に労働させているのであれば、結果として人口が減少するのが当然ですからね。
日韓併合後に我が国が朝鮮半島を統治するために置いた朝鮮総督府(ちょうせんそうとくふ)が記録として残した「朝鮮総督府統計年報」によると、併合した明治43(1910)年の朝鮮の人口は1,312万8,780人でした。一方、大東亜戦争末期の昭和19(1944)年では2,512万174人です。
わずか35年足らずで朝鮮半島の人口が倍増しているのです。植民地化で朝鮮人が被害を受けているのであれば減っていてもおかしくないのに、逆に2倍になっているのはどうしてでしょうか。




いつも有難うございます。
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晴雨堂ミカエル 人口の点は異議はありませんが、もう少し詳しいデータが必要かもしれませんね。
太平洋戦争末期、「一億総玉砕」なんて言葉があったようですが、その一億は朝鮮半島の人間も入れて一億、「大和民族」は8千万程度だったと聞いています。
いわゆる「朝鮮民族」は半島にどのくらい居たか、大和民族は半島にどれだけ流入していたか、このデータも合わせて提示されたほうが良いと思います。
私の立場は、「植民地」ではないからといって、日韓併合を市町村合併と同じ感覚で軽く見てもらっては困るし、同時に欧米のアフリカ・南米・アジアの侵略・搾取と同列の「植民地」とされても違和感を抱く、そんな気持ちです。
日韓の関係は、強いていえばイングランドとアイルランドの関係、旧ソ連のロシア共和国とバルト三国をはじめとした他の構成共和国の関係に近いかなと思っています。
特に旧ソ連では連邦を構成する15の「共和国」は一応同格と法律で定められていますが、実態はロシアによる支配です。
植民地といえば、法的にも実質的にも南洋庁が管轄していたマリアナやミクロネシアが当てはまるのですが、これらの地域では反日感情よりもむしろ親日が強く、現地語にも多くの日本語が溶け込んでいます。
また、法的権利では朝鮮よりも低い地位だった台湾でも親日派がいる。その親日文化人はいま盛んに日本の保守を擁護されている。
建前では同格にしていた朝鮮半島では激しい反日感情がある。皮肉ですね。
ぴーち こんにちは!
そうですね。素人目の単なる推測で恐縮ですが、
太平洋戦争中の日本は一人でも多くの男子が生まれる事を望み、産めよ増やせよとばかりに
人口増加作戦が図られた様ですが、朝鮮もそういう意味では、日本の植民地ということで、同じ方針がしかれたのではないのかと思いました。
人口増加現象というのは、単に国が豊かであるからという事だけではなく、(むしろ、治安がよく国力が安定し、平和になると逆に人口が減るような?)
戦争などの有事の際にも、人口爆発が起こるものではないのかと思うのですが、いかがでしょうか。。?
応援凸
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 人口の点のみでは確かに説得力が弱いですね。
この後、別の面から植民地化の有無について検証することになります。
仰るとおり、台湾と朝鮮半島では事後の対応に大きな違いがありますね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 なるほど、確かにそういう一面も考えられますね。
ただ、これも仰るとおりなのですが、世の中が平和でないと人口は増えません。植民地化によって朝鮮の人々が迫害を受けているのであれば、寿命も延びるとは思えないのです。
いずれにせよ、人口以外の検証も必要になってきますね。次回以降で紹介します。
オバrev う~ん、客観的データから欧米の植民地とは違うことは間違いないでしょうが、朝鮮半島の人達の受け取り方はどうだったんでしょうか?
論理的な整合性と感情はまた違うと思います・・・凄く困難なことかもしれませんが(^^ゞ
オバrevさんへ
黒田裕樹 > う~ん、客観的データから欧米の植民地とは違うことは間違いないでしょうが、朝鮮半島の人達の受け取り方はどうだったんでしょうか?
> 論理的な整合性と感情はまた違うと思います・・・凄く困難なことかもしれませんが(^^ゞ
確かに感情の問題は存在すると思います。
だからこそ、私たち日本側は逆に感情を排して冷静に事実を見つめなおす必要があるような気がします。
真実の見極めは今後も続きますよ。
初めまして
mugi こちらのブログは以前から興味深く拝見させて頂きましたが、初めてコメントさせて頂きます。
個人的にインド、中東史に関心があり、特に英国支配下にあったアイルランドやインドでは飢饉が頻発、凄まじい餓死者を出したことは知られています。日本統治以前の朝鮮半島の慢性的な貧困もまた、清朝の徹底した搾取にある。何しろ宦官や貴族の娘まで女官として“朝貢”していたほどで、これが自称「父の国」への対応でした。
常に中国の属国状態であり続けた半島史上で、日本支配が例外的な平和をもたらしたのは明らかです。しかし、半島人が反日を国是やイデオロギーにするのは、結局小儒教主義に尽きるのです。民族のDNAにこれが組み込まれているし、儒教主義では元から男尊女卑で、跡継ぎの男児欲しさにバンバン子供を産む傾向がある。今でも大陸や朝鮮半島で、生まれてくる男女の比率は男が異様に高い実態から、それが伺えます。
日本の朝鮮支配はアイルランドを参考にしたそうですが、アングロサクソンと違い実に手ぬるいとしか言いようがない。弱いと見れば付け上がり、強いと思えばひれ伏すのが人間なので、日本の半島支配の大失敗は建前では同格に扱ったことでした。シナ式に行えば、日本への憎悪は今よりは少なかったのではないでしょうか?島国で異民族との接触が極めて少なかった日本人の初心さが裏目に出たと思います。
mugiさんへ
黒田裕樹 お言葉有難うございます。
仰るような感情の問題が尾を引いているようですね。
日本人は良くも悪くも「お人よし」ですから、裏目に出ると辛いものがあるような気がします。