現在のローマ法王は第265代のベネディクト16世ですが、先代のヨハネ・パウロ2世が昭和56(1981)年、ローマ法王として初めて来日(らいにち)されました。その際に法王はお自ら昭和天皇をご訪問されたのですが、このことが世界に大きな衝撃(しょうげき)を与えました。
なぜなら、ローマ法王が外国をご訪問されてその国の元首や首相にお会いになる際は、訪問先の元首や首相が法王を訪(たず)ねて会いに来るのが慣例だったからです。法王ご自身が皇居までお出かけになられて陛下にお会いされるというのは前例のない、非常に大きな出来事だったのでした。
そして法王が昭和天皇に面会なさった際に、陛下が右手を差し出されて握手をされようとすると、法王は両手で受け止められました。これは世界最高の権威でいらっしゃるローマ法王が、昭和天皇を自分よりも上の存在であるとお認めになった歴史的な瞬間(しゅんかん)でもありました。
なぜ法王はそのように思われたのでしょうか。それは、昭和天皇をはじめとする皇室の方々には、脈々(みゃくみゃく)と受け継(つ)がれた「奇跡の血統(けっとう)」が存在するからです。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんにちは!
これからこちらは計画停電が始まるようなので
お昼にお邪魔させていただいていますm(_ _)m
今日のお話は、以前伺った事があります^^
やはり日本の天皇制歴史の重みというのは
重要なんですね!黒田さんも是非、これから先も
ブログや講座を継続されますよう、微力ながら応援しています^^・
花粉症もどうぞお大事になさってください。
それでは、応援凸
あっ、これは不思議に思った。
晴雨堂ミカエル ローマからは異教徒の「王」に過ぎないのに、なぜそんな敬意をはらうのか不思議でした。
ローマ法王は少なくともヨーロッパの国家元首や王より上席、いわば戦国時代の天皇と大名の関係に近い。
私はひねくれているので、異教徒懐柔策の伝統が続いているのかと思っていました。
追記。
晴雨堂ミカエル それから先代法王は歴代の法王の中では革新的で、キリスト教の功罪を認め、異教徒との和解に積極的でした。
だからどこの国の元首にも同じように接したかな、とも思いましたが。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > こんにちは!
> これからこちらは計画停電が始まるようなので
> お昼にお邪魔させていただいていますm(_ _)m
有難うございます。
関東地方は大規模停電もあり得るとか…。厳しいですね。
> 今日のお話は、以前伺った事があります^^
> やはり日本の天皇制歴史の重みというのは
> 重要なんですね!黒田さんも是非、これから先も
> ブログや講座を継続されますよう、微力ながら応援しています^^・
> 花粉症もどうぞお大事になさってください。
我が国における皇室のご存在の重みは、外国から見るとよく分かるんですよね。
私の体調にまで気遣って下さり、感謝いたします。
こんなご時世ですが、講座は毎日続けたいと思っております。
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 ヨハネ・パウロ2世は確かにそれまでの法王とは違って革新的でしたが、だからこそご自身の地位の重みをよくご存じだったと拝察します。
ちなみに他の君主にはそれまでの慣例どおりだったらしいですよ。
125人の中には女性の天皇もおられますが、いずれも神武天皇の直系(ちょっけい)にあたられる、いわば「男系(だんけい)の女性天皇」であり、女系(じょけい)、すなわち神武天皇の血を全く受け継いでおられない天皇は、過去に一人も存在しません。
これだけ長い間同じ血を受け継がれてきた皇帝(こうてい)は我が国の天皇以外、世界のどこにもいないのです。いわば我が国の天皇は「世界最古にして最後の皇帝」であり、まさに「皇帝の中の皇帝」なのです。
だからこそ、ローマ法王は自然と昭和天皇に敬意を表され、また昭和天皇が外国をご訪問された際にはイギリスのエリザベス女王は上座(かみざ)をお譲(ゆず)りになり、アメリカのフォード大統領(だいとうりょう)は最高の敬意を表すホワイトタイで出迎えたのです。また、現在のオバマ大統領が来日して今上陛下に面会した際に、深々と頭を下げていたのは記憶に新しいですね。
神武天皇の男系の血は、今上陛下から秋篠宮殿下(あきしののみやでんか)を通じて悠仁親王(ひさひとしんのう)殿下に現在も受け継がれておられます。ローマ法王とともに並ぶ世界のトップ2に、キリスト教信者でなく、また白色人種(はくしょくじんしゅ)でもない天皇があらせられるという非常に重い現実を、私たち日本国民も光栄に思いながらしっかりと守り続けていきたいですね。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんにちは!今朝ほどは温かいお言葉をいただきありがとうございましたm(_ _)m
今日も午後から停電となりますので、先に黒田さんの所へお邪魔させていただきたいと思います。私のブログへいただいたコメントへのお返事は夕方以降になってしまうかもしれません。申し訳ありませんm(_ _)m
今日のお話を伺って益々日本の歴代の天皇の存在に改めて敬意を表するともに、日本という国の国民として生まれてこれた事にまた新たな喜びを感じました^^
オバマ大統領が恭しくお辞儀をしている場面は記憶に新しいです^^
それでは、応援凸
また、お邪魔させてくださいね!
mochimochi そういえば、天皇陛下の声明が昨晩ありましたよね。ありがたいです。
そのお言葉の中で、日本国民が冷静に対処していることが述べられていました。
今まさに危険な場所におられる方に、何の言葉をかけて良いか分かりません。本人達は冷静でいられないにもかかわらず、取り乱さずにおられるというのは、本当に心うたれます。
天皇陛下のもとに一つとなり、頑張りたいですね。
ブログ更新ありがとうございます。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 今日のお話を伺って益々日本の歴代の天皇の存在に改めて敬意を表するともに、日本という国の国民として生まれてこれた事にまた新たな喜びを感じました^^
> オバマ大統領が恭しくお辞儀をしている場面は記憶に新しいです^^
ぴーちさんの思いは私も同感です。
先日のメッセージといい、我が国は皇室に支えられているということを実感させて下さいますね。
mochimochiさんへ
黒田裕樹 > そういえば、天皇陛下の声明が昨晩ありましたよね。ありがたいです。
> そのお言葉の中で、日本国民が冷静に対処していることが述べられていました。
> 今まさに危険な場所におられる方に、何の言葉をかけて良いか分かりません。本人達は冷静でいられないにもかかわらず、取り乱さずにおられるというのは、本当に心うたれます。
> 天皇陛下のもとに一つとなり、頑張りたいですね。
私もそう思います。
陛下のメッセージには感激しますし、また名もない人々の命がけのご努力には、本当に頭が下がる思います。
> ブログ更新ありがとうございます。
いえいえ、私にできることをさせていただいているだけですから…。
なおまゆ もうすぐ計画停電になります。
ささやかな助け合いが無能な政府に関係なく行われ大きな混乱がないのは日本ならではデスよね。
日本人の根底にある『天皇陛下への畏敬』を忘れてはならないと思います。
黒田さんのブログはそれを正しく思い起こさせてくれます。
今も、テレビを観ていますが、テレビ局のカメラが現地に入るなら、救援物資を少しでも届ければよいと思います。届けているのかもしれませんが、伝わってこないのが残念で腹立たしく思います。
報道の自由以前に考えることがあると思います。
天皇陛下の『公の精神』を少しでも学んで欲しい。切に願います。
なおまゆさんへ
黒田裕樹 有難うございます。
今回の震災ほど、報道の在り方を私たちに問いただしていることはないと思います。
計画停電なら、深夜放送の自粛や放送局の「輪番停波」を行っても良いはずですし。
現状の混乱を思えば、無私に徹された陛下の大御心の素晴らしさには感動ですね。
皇太子殿下
青田です。 皇太子殿下
皇太子殿下が、英国王子の結婚式に欠席することをお決めになられましたね。
マスコミでは、小さく、扱われましたが、
こういう時にこそ、マスコミは、天皇陛下、皇太子陛下の被災地を勇気づけるメッセージとして
ゴールデンタイムに流さないのかと憤りを感じます。
それと話は、変わりますが、救援物資の提供を各自治体が受付を行っているのですが
1箱単位以上、あるいは、毛布は、新品でないといけないとされています。
箱詰めすれば、一箱になると思うのですが、
こういう規制があると一般の人の救援物資の
提供が減ると思うのですが、
黒田先生は、どう思われますか?
青田さんへ
黒田裕樹 殿下に関しては、我が国の現状をお考えになってのご決断と拝察できるだけに、仰るとおりだと思います。
後者については、同じ救援物資を送るにしても各自がバラバラでは現地での支給に支障が出る恐れがあるからという判断ではないでしょうか。
物資も重要ですが、義援金という手段もありますので、送る側の考え次第だと思います。
オバrev 今回の大震災で、日本人の礼儀正しさが海外から大変高く評価されています。
様々な時代を経ながら長い間絶えることなく引き継がれてきた天皇の血統への思いが我々日本人の心にあることも大きいと思います。
この大震災は日本に大きな打撃を与えましたが、その危機を救うために日本の各地から支援が行っていますし、福島第一原発事故では、まさに日本の叡智を結集し、命がけで現場の方達は作業をしておられます。
海外からも多くの支援が来ています。
黒田先生の記事や、最近のニュースを聞いていて、何とか原発が安定化したその後には、困難はあってもおそらく日本は力強く復興していくことは間違いないと確信しています。
オバrevさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、天皇・皇室を中心とする我が国の長い歴史が国民の背骨となって支えておられると思います。
第二次大戦後の廃墟から立ち上がった我が国です。
今回も今上陛下のメッセージを受けて、我が国はきっと復興するでしょうし、またそうしなければなりません。