連絡を受けた宮内省(くないしょう、現在の宮内庁)の職員は感謝して「せっかくですから、皇居の中も片付(かたづ)けていただけませんか」とお願いすると、皇居内で奉仕(ほうし)できることを知った青年たちは喜びました。そして迎えた作業開始の日の朝、青年たちは考えもしなかったサプライズを経験することになりました。
青年たちの前に、何と昭和天皇ご自身が歩いてこられたのです。陛下は感謝のお気持ちを語られるとともに青年たちの身の上などをお尋(たず)ねになり、最後に「何とぞ国家再建のために努力してほしい」と仰いました。そして陛下がお帰りになられる際に、感極(かんきわ)まった青年たちは当時GHQによって禁止されていた国歌「君が代」を涙ながらに歌いました。
この話は全国へと伝わり、その後も各地から皇居への勤労奉仕(きんろうほうし)に向かう人々が後を絶(た)ちませんでした。この慣習は現在も「皇居勤労奉仕団」として続いており、奉仕した人々は延(の)べ100万人以上に達しています。
なお「皇居勤労奉仕団」は宮内庁で募集しており、15人以上60人以内の団体であれば一時期を除(のぞ)いて受け付けています。詳しくはこちらをご覧(らん)下さい。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)




いつも有難うございます。
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Masa 「皇居勤労奉仕団」という活動は知っていましたが、名前までは知りませんでした(汗
最初は名前もない活動だったのかもしれませんが、数十名の方々の行動が現代にまで続いているとはっ!!
(あまり関係ない気もしますが)今でも勤労奉仕後に天皇陛下から直接お言葉がいただけるのでしょうか?
ぴーち こんにちは!
皇居奉仕団という団体の存在は、初めて知りました。
その奉仕活動が今も継続しているという
事は、また素晴らしい事ですね^^
そういう奉仕の精神は、これからも
続いて欲しいですね♪
応援凸
Masaさんへ
黒田裕樹 > 「皇居勤労奉仕団」という活動は知っていましたが、名前までは知りませんでした(汗
> 最初は名前もない活動だったのかもしれませんが、数十名の方々の行動が現代にまで続いているとはっ!!
目立ちませんが、そう考えるとすごいことですよね。
民間によって始められたという事実も素晴らしいと思います。
> (あまり関係ない気もしますが)今でも勤労奉仕後に天皇陛下から直接お言葉がいただけるのでしょうか?
現代でも仰るような栄誉に浴する機会はあるようですよ。
言葉にできない感動でしょうね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 皇居奉仕団という団体の存在は、初めて知りました。
> その奉仕活動が今も継続しているという
> 事は、また素晴らしい事ですね^^
> そういう奉仕の精神は、これからも
> 続いて欲しいですね♪
仰るとおり、民間による奉仕の精神は素晴らしいと思います。
また、お上の主導でないからこそ自主的に続いているのでしょうね。
黒田裕樹さん
風早 りら 皇居勤労奉仕団の始まりを教えて
下さり有難う御座います
皇居勤労奉仕団のことは 知っていても
その始まりは どうしてなのかは 知りませんでした
毎日が 新しい 発見です
有難う御座います
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 皇居勤労奉仕団の始まりを教えて
> 下さり有難う御座います
> 皇居勤労奉仕団のことは 知っていても
> その始まりは どうしてなのかは 知りませんでした
> 毎日が 新しい 発見です
> 有難う御座います
こちらこそお言葉有難うございます。
これからも皆様に新しい発見など、お楽しみいただけるような内容の更新を図っていきたいと思います。
オバrev 私がもしこの講座を聴きに行っていたら、涙が溢れて黒田先生の姿が見えなくなっていたでしょう(T_T)
やはり長い伝統に培われた本物の持つ力、事実というものは、時代や国を超えて感動を与えるものだと思います。
日本を守るために戦ってきた方々だからこそ、その思いは、戦争を知らない戦後生まれの我々とはまた異なる特別なものがあったことでしょう。
その思いを無視してきた戦後の歴史教育は大きな問違いを犯してきたと言わざるをえないです。
もう一度、我々がその史実を学び直すという意味で・・・黒田博樹の昭和歴史行脚って企画で、全国を講演して回るってのはどうでしょうか(~o~;)
オバrevさんへ
黒田裕樹 > 私がもしこの講座を聴きに行っていたら、涙が溢れて黒田先生の姿が見えなくなっていたでしょう(T_T)
> やはり長い伝統に培われた本物の持つ力、事実というものは、時代や国を超えて感動を与えるものだと思います。
> 日本を守るために戦ってきた方々だからこそ、その思いは、戦争を知らない戦後生まれの我々とはまた異なる特別なものがあったことでしょう。
> その思いを無視してきた戦後の歴史教育は大きな問違いを犯してきたと言わざるをえないです。
お言葉有難うございます。
仰るとおり、戦前と戦後との流れをバッサリと切り捨ててしまった歴史教育には疑問を感じます。
真実に根差した物語だからこそ、より一層の感動を私たちに与えてくれますからね。
> もう一度、我々がその史実を学び直すという意味で・・・黒田裕樹の昭和歴史行脚って企画で、全国を講演して回るってのはどうでしょうか(~o~;)
それも楽しそうですね。
私にもっと甲斐性があればできるかもしれませんが…(^^ゞ