しかし、そんな時期になると決まって、我が国が命脈(めいみゃく)を保(たも)つことができるように、歴史の流れを自らの力で手繰(たぐ)り寄せるだけの人物が現れてきたのが、我が国のもう一つの歴史でもあるのです。そして、その人物は歴史上に少なくとも3人存在し、いずれも私(=黒田)が常日頃から尊敬するとともに、彼らがいなければ今の我が国の繁栄(はんえい)は有り得なかったと確信しています。
一人目は聖徳太子(しょうとくたいし)です。彼は冠位十二階(かんいじゅうにかい)や憲法十七条(けんぽうじゅうしちじょう)などによって我が国の今日(こんにち)の内政を形づくったのみならず、遣隋使(けんずいし)で見せた気概(きがい)はそれまでの中華への朝貢外交(ちょうこがいこう)を一変させ、我が国にとって真の独立をもたらしました。
二人目は織田信長(おだのぶなが)です。異見(いけん、違った考え)も多いですが、権益にしがみついた宗教勢力を徹底的に攻撃した彼の行為は、現代にもつながる政教分離(せいきょうぶんり)という大きな効果を我が国にもたらし、またその独創的かつ発展的な政策は、それまでの中世から近世へと我が国の歴史を劇的(げきてき)に変化させました。
そして三人目の人物こそが、今回から前後篇と二回にわたって紹介する昭和天皇(しょうわてんのう)です。




いつも有難うございます。
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サクラ 初春のお喜びを申し上げます。
大政が幾つか替わっても、この国を貫く芯は変わりませんねえ――。
2,000年も一つの家系が続いてきたって、純粋に凄いな、と思います。
また、それを支え続けてきたこの民族も素晴らしいのでしょう。
今年もよろしくお願いします。
サクラさんへ
黒田裕樹 > 初春のお喜びを申し上げます。
明けましておめでとうございます。
> 大政が幾つか替わっても、この国を貫く芯は変わりませんねえ――。
> 2,000年も一つの家系が続いてきたって、純粋に凄いな、と思います。
> また、それを支え続けてきたこの民族も素晴らしいのでしょう。
そのとおりだと思います。
だからこそ、いつまでも失うことなく永遠に続いてほしいですね。
> 今年もよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いいたします。
harunayamanekoーmama 明けまして
おめでとうございます。
今年も宜しくお願いします☆
harunayamanekoーmamaさんへ
黒田裕樹 明けましておめでとうございます。
旧年中は当ブログへ何度もご訪問くださって有難うございました。
今年もよろしくお願いします。
ケンシロウ あけましておめでとうございます。
随分ご無沙汰しちゃいました。
今年も少な目の更新で頑張ります。
今年も先生の活躍を期待します。
お体を大切に頑張って下さいな。
ケンシロウさんへ
黒田裕樹 > あけましておめでとうございます。
> 随分ご無沙汰しちゃいました。
> 今年も少な目の更新で頑張ります。
ご無沙汰しております。
お元気そうで何よりです。
> 今年も先生の活躍を期待します。
> お体を大切に頑張って下さいな。
ケンシロウさんもくれぐれもご自愛ください。
今年もよろしくお願いします。
:黒田裕樹さん
風早 りら 彼らがいなければ今の我が国の繁栄は有り得なかったと確信しています
一人目は聖徳太子
二人目は織田信長
この二人は納得です
三人目の人物昭和天皇
それは理解していませんでした
明日からの講座を楽しみにしています
みなもとん 新年あけましておめでとうございます♪
昨年は、コメントを特別残したりはしなかったものの、何度も僕なんかのブログに足をお運び頂き、そして、僕も訪問させて頂き、本当に、ありがとうございました。
どうぞ今年も宜しくお願い致します。
こみー あけましておめでとうございます!
去年はありがとうございました!
今年も良ければ宜しくお願いします(^^)/
記事はいつものようにわかりやすく
いつも「へぇ~、なるほど」とか
そんな薄い人間ですが(^^;)
学ばせてもらってます
これからも頑張って下さい!
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 彼らがいなければ今の我が国の繁栄は有り得なかったと確信しています
> 一人目は聖徳太子
> 二人目は織田信長
> この二人は納得です
> 三人目の人物昭和天皇
> それは理解していませんでした
> 明日からの講座を楽しみにしています
昭和天皇は三人目でもあり、また現代の私たちの安全保障を考えれば一番かもしれません。
今回の講座で、ご生涯の前半部分について詳しく探っていきたいと思います。
終戦後、我が国では戦争に対する責任問題が次第に叫(さけ)ばれるようになりましたが、最大の責任者として昭和天皇の名を挙(あ)げる人々も少なくありません。しかし、これは本当のことなのでしょうか?
この当時に我が国で施行(しこう)されていた大日本帝国憲法(だいにっぽんていこくけんぽう、別名を明治憲法=めいじけんぽう)では立憲君主制(りっけんくんしゅせい)が標榜(ひょうぼう、主義や主張などをはっきりと示すこと)されており、第二次世界大戦への参戦においても、実は内閣が決議したことを昭和天皇が事務的に承認されただけでした。
こうした歴史的事実からすれば、昭和天皇ご自身に政治的な戦争責任があるとは断定できないのが現実でしょう。しかし、政治的や手続的な問題とは関係なく、昭和天皇は戦争に対する道義的な責任をずっと感じておられていました。だからこそ、我が国は憲法の概念(がいねん)を超越(ちょうえつ)した天皇陛下(てんのうへいか)のご聖断(せいだん)によって、戦争を終わらせることができたのです。
今回の講座では、昭和天皇のご誕生からご即位による「昭和時代」の始まり、そして激動のうねりの中においても、ただただ世界の平和を祈念され、一日も早く戦争を終わらせることに生命を賭(と)して取り組まれた昭和天皇のお姿を中心に、終戦期までの大きな歴史の流れを振(ふ)り返ってみたいと思います。




いつも有難うございます。
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ボス。 今年も勉強させていただきます。
どうぞヨロシク


ボス。さんへ
黒田裕樹 > 今年も勉強させていただきます。
> どうぞヨロシク


明けましておめでとうございます。
いつも楽しい記事を有難うございます。
今年もよろしくお願いします。
明けましておめでとうございます。
晴雨堂ミカエル 正月早々、社民党や共産党が怒りだす内容ですな。いや、軽蔑と憐れみを投げかけられるか。
今日、連れ合いと初詣に行ってきました。毎年、神社の前では参拝客に向かって布教活動をするキリスト教信徒がいます。
布教といえば聞こえが良いが、台詞をよく聞けば八百万の神様の否定です。謙虚さのかけらもない。他宗教否定は国際法違反だと思うが。
もし昭和天皇に戦争責任があるのなら、キリスト教信徒にはローマ時代から一貫して行った他宗教弾圧虐殺粛清、十字軍や大航海時代の地球規模に渡って展開した侵略行為、近年でもナチスへの加担などの重大な罪があります。
少なくとも日本のキリスト教信徒の市民派は、皇室批判する資格はありませんし、したいのなら先にバチカン解体を目指すべきでしょう。
ぴーち こんばんは!
私も昭和天皇は、当時の内閣に勝手に祭り上げられたものと感じておりました。
国民を絶対なる求心力でまとめるには、天皇の存在以外ありませんから、その力を利用されてしまったという点では、昭和天皇は戦争の一番の被害者でもありますね。
(言い方が悪くて申し訳ありませんが^^;)
それでは、応援凸
mochimochi 晴雨堂ミカエル様
勝手に返答してすみませんが。。。
キリスト教信者は無責任者の集まりだと思います。
なんでもかんでもキリストの名を借りていろいろしてきました。
アメリカ人キリスト信者はその最悪たる者です。
そのアメリカ人に影響を受けてる日本人キリスト者はそれ以下です。
実際、日曜日の説教で天皇制廃止を唱えています。
外国人参政権を支持しています。
クリスチャン特有の優越感に浸っています。
でも、少し良いことは外国の人達が一神教に嫌気がさしてることです。
そして、カトリックの中でも変化が着実に起こっています。多神教に変化しつつあります。
私は日本が古来から多神教であることをとても感謝しています。
mochimochi 明治憲法というのは、西洋が驚くほど大変良くできた憲法であったと聞いたことがあります。多分西洋以外で初めてできた憲法ではないですか?
そして、戦争の件ですが、結果的にこれは防御戦争だったと聞いたことあります。客観的に見ても国を守るために始めたとのことです。
くやしいのは、海外では日本はドイツと同等に扱われるのが定説です。
でも一部の頭のいい人だけ真実を知ってるみたいです。
どうやったら早く誤解が解けるのでしょうかね?
これが解ければ日本は外国からの圧力に負けない国になれると思うのですが。
黒田裕樹さん
風早 りら 昭和天皇は戦争に対する道義的な責任をずっと感じていられたことは私にもよく理解出来ます
長い年月かけて全国を廻られたようですね
また先生から詳しくお話伺いたいと思います
晴雨堂ミカエルさんへ
黒田裕樹 明けましておめでとうございます。
仰るとおり、世界の宗教には様々な功罪があると思います。問題はそれらを認識したうえで、なおかつ我が国の風土に合ったかたちで布教活動を行うことができるか、ということですね(実際にそういうキリスト教信者の方もおられます)。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 私も昭和天皇は、当時の内閣に勝手に祭り上げられたものと感じておりました。
> 国民を絶対なる求心力でまとめるには、天皇の存在以外ありませんから、その力を利用されてしまったという点では、昭和天皇は戦争の一番の被害者でもありますね。
> (言い方が悪くて申し訳ありませんが^^;)
仰るような側面があったことは疑いないですね。
だからこそ、昭和天皇はご自身のお立場で可能な限りのことをなさったのです。そこには被害者としての側面はあっても、加害者でないことは明白ですね。
mochimochiさんへ
黒田裕樹 「キリストの名のもとに」。確かに常套手段ですね。
大航海時代には世界の大陸で大虐殺が平然と行われていましたし。
一神教はもともと我が国の風土に合っていませんからね。
カトリックが我が国で生き延びるためにも、多神教へと変化するのは良いことだと思います。