しかし、17世紀に入ってある人物が政治の実権を握った後は世の中が安定して、その人物の子孫による政府が約260年にわたって存続しました。その人物とはもちろん徳川家康(とくがわいえやす)のことであり、子孫による政府とは江戸幕府(えどばくふ)のことです。実は、江戸時代の間に我が国の人口は約3倍、耕地面積は約2倍に増えており、家康によって人々の平和で安全な生活が保障(ほしょう)されたことを間接的に証明しています。
これらのことから考えれば、家康には「平和主義者」の一面があったことは紛(まぎ)れもない事実なのですが、私たちは徳川家康という人物に対して、決して良い印象(いんしょう)を持っていないことが多いようです。
その大きな理由としては、豊臣秀吉(とよとみひでよし)から政治の実権を無理やり奪(うば)ったことで、家康は「狸爺」(たぬきじじい)という印象が強いというのがありますし、特に私の住む大阪では「太閤(たいこう)さん(=秀吉)の子孫を滅ぼしたとんでもないやつ」というイメージが完全に定着しております。




いつも有難うございます。
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アースガイド いつもご訪問ありがとうございます。
家康は大阪ではそういう言われ方なんですね~。
秀吉は朝鮮半島では悪人だし、
地域によって変わるんですね~。
ちなみに僕は教科書に載ってない歴史の面白うんちくとかが好きです。
最近は「龍馬伝」で「やっと」幕末がどんな感じだったか分かってきました、笑。
幕末・明治期はホントに苦手なんです。今度教えて下さい、笑。
アースガイドさんへ
黒田裕樹 > いつもご訪問ありがとうございます。
> 家康は大阪ではそういう言われ方なんですね~。
> 秀吉は朝鮮半島では悪人だし、
> 地域によって変わるんですね~。
地域によって人物の評価が変わるのは世界共通ですからね。
ということは、全人が共通の歴史認識を持つことも不可能ということになりますが…。
> ちなみに僕は教科書に載ってない歴史の面白うんちくとかが好きです。
> 最近は「龍馬伝」で「やっと」幕末がどんな感じだったか分かってきました、笑。
> 幕末・明治期はホントに苦手なんです。今度教えて下さい、笑。
幕末は面白いのですが、なかなか機会がないですからね。
いずれは講座として紹介したいものです。
.
紗那 僕も大阪人なので、ご多分にもれず家康にあまり良い印象は持ってないですね・・・・・・
もちろん、良い面も理解してるのですが、これはもう性分としか言いようが無いです。なんか、言いようの無い嫌悪感がorz
.
そうめん 歴史講座、御疲れ様です。
江戸時代ですか~
江戸時代といえば徳川家康ですね。
無理やり奪ったんですか・・
確かにそれじゃ悪い印象を持つのも可笑しくないですね。
クリックです!
.黒田裕樹先生
風早 りら 家康は 確かに
豊臣家を滅びしました
ただ 千姫の口添えで豊臣秀頼の娘を助けて
鎌倉の東慶寺の尼にさせました
天秀尼となった秀頼の娘は ある事を機会に
東慶寺を縁切り寺として
日本全国に その名前を知らしめますよね
その辺りの事もいつか講座で
ご紹介下さいね
楽しいと思います
紗那さんへ
黒田裕樹 > 僕も大阪人なので、ご多分にもれず家康にあまり良い印象は持ってないですね・・・・・・
> もちろん、良い面も理解してるのですが、これはもう性分としか言いようが無いです。なんか、言いようの無い嫌悪感がorz
それが普通(?)の大阪人の感情だと思いますよ。
その理由も、その感情がもたらす様々な問題も、当講座で明らかにできればと思います。
そうめんさんへ
黒田裕樹 > 歴史講座、御疲れ様です。
有難うございます(^^♪
> 江戸時代ですか~
> 江戸時代といえば徳川家康ですね。
> 無理やり奪ったんですか・・
> 確かにそれじゃ悪い印象を持つのも可笑しくないですね。
確かにその手法は無理やりでした。それが家康に対する印象を悪くさせているのです(私も含めて)。
ただ、家康による天下取りが本当に悪過ぎるものなのかどうかを、今回の講座で明らかにできればと思います。
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 家康は 確かに
> 豊臣家を滅びしました
> ただ 千姫の口添えで豊臣秀頼の娘を助けて
> 鎌倉の東慶寺の尼にさせました
> 天秀尼となった秀頼の娘は ある事を機会に
> 東慶寺を縁切り寺として
> 日本全国に その名前を知らしめますよね
> その辺りの事もいつか講座で
> ご紹介下さいね
> 楽しいと思います
千姫の伝説は有名ですからね。
今回の講座では時間の都合で紹介できていませんが、いつかは取り上げたいものです。
.
ぴーち こんばんは!
いよいよ講座の内容についての記事ですね^^
黒田さんの家康嫌いという本音の部分は、後から登場するとしても、大阪では家康は嫌われ者として、広く知られていると言うのは、今回恥ずかしながら、初めて知りました。
そういう意味でも、今回の講座は私にとっては、大変勉強になる内容でした^^
私の様に、歴史の「れ」の字から勉強しなければならない身にとっても、黒田さんの懇切丁寧な解説は、本当にありがたいです^^
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > いよいよ講座の内容についての記事ですね^^
> 黒田さんの家康嫌いという本音の部分は、後から登場するとしても、大阪では家康は嫌われ者として、広く知られていると言うのは、今回恥ずかしながら、初めて知りました。
> そういう意味でも、今回の講座は私にとっては、大変勉強になる内容でした^^
> 私の様に、歴史の「れ」の字から勉強しなければならない身にとっても、黒田さんの懇切丁寧な解説は、本当にありがたいです^^
お言葉有難うございます(^^♪
家康嫌いの理由をまず皆様にご覧いただくことで、彼の業績が分かりやすくなるようにと思っての配慮でしたが、お役にたてれば嬉しいですし、今後の励みになります。
一度ご覧になられた講座ですが、今回も最後までお付き合いいただければ幸いです。
また、家康には大変な勉強家という側面があり、それゆえに「歴史に学んだ」と思われる実績も数多く残しています。歴史には成功した事例だけとは限らず、失敗も数多くありますが、家康はそんな歴史における失敗から我が国の平和を保つにはどうすればよいのかということを学び、江戸幕府を創設する際の参考にしているのです。
では、家康に平和主義者の一面が見られるのはなぜでしょうか。また、彼は歴史からどのようなことを学んで我が国に平和をもたらしたのでしょうか?
今回の講座では、家康による我が国の平和の実現の過程について探(さぐ)っていくとともに、家康に対して私たちが抱(いだ)いている誤解(ごかい)や偏見(へんけん)についても紹介できればと思っております。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
そうですよね。
私達はどうしても、「成功」の事例などをついお手本として、その真似事をすれば、自分も成功するのではないかという考えが先行してしまいがちですが、(事実、その手のタイトルの著書って多いですよね)
失敗は成功の元。。失敗こそ、教訓にしてそこから学ぼうという家康の観点は、さすがと言った所ですね。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > そうですよね。
> 私達はどうしても、「成功」の事例などをついお手本として、その真似事をすれば、自分も成功するのではないかという考えが先行してしまいがちですが、(事実、その手のタイトルの著書って多いですよね)
> 失敗は成功の元。。失敗こそ、教訓にしてそこから学ぼうという家康の観点は、さすがと言った所ですね。
そうなんですよね。
失敗は誰にでもあること。自身の失敗を教訓に地獄の底からはい上がるのもまた人生ですし、他人の失敗を他山の石として参考にするのもまた勉強ですから。
家康は、その両方とを見事に実行しているところが凄いですね。
.黒田裕樹先生
風早 りら 家康には 様々なご意見の
ある方がいられるでしょう
でも 日本をまとめて
戦国の時代を終わらせた
功績は大きいですよね
風早りらさんへ
黒田裕樹 > 家康には 様々なご意見の
> ある方がいられるでしょう
> でも 日本をまとめて
> 戦国の時代を終わらせた
> 功績は大きいですよね
仰るとおり、家康の功績は高く評価すべきですね。
私の今回の講座のテーマでもあります。
詳しくはこれからの内容にご期待ください!
管理人のみ閲覧できます
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そうめん 確かに家康の功績は高く評価すべきですよね。
家康は勉強家だったんですか~
知りませんでした。
参考になりました(^^;)
応援ですよ!
そうめんさんへ
黒田裕樹 > 確かに家康の功績は高く評価すべきですよね。
仰るとおりです。
家康に対する個人的な感情とは別にして考えるべきですね。
> 家康は勉強家だったんですか~
> 知りませんでした。
> 参考になりました(^^;)
勉強家ですし、努力家ですね。
なぜなら、彼が天下を取ってからの政策を見ればよく分かりますよ(^^♪
.
智里 ぜひ知りたいです!!
家康が何を歴史から学び、どうやってこの国を作ったのか知りたいですね(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
戦乱の世を終わらした人間に興味深々。
智里さんへ
黒田裕樹 > ぜひ知りたいです!!
> 家康が何を歴史から学び、どうやってこの国を作ったのか知りたいですね(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
> 戦乱の世を終わらした人間に興味深々。
有難うございますm(_ _)m
合計で22回の長丁場ですが、家康がどうやって戦乱の世を終わらせたのかを是非ご覧下さい!(^_^)v