エルトゥールル号の遭難事件の後、日本政府やトルコ政府から樫野(かしの)の漁民や医師に対して、遭難者の救助や看護にかかった費用を請求して下さい、という連絡がありました。貧しい漁村で非常食のニワトリまでを遭難者に進んで提供しただけに、実に有難い申し出だったはずなのですが、地元の人々は請求を辞退しました。
「私たちはお金が欲しいために救助したのではありません。もし私たちに費用を支払って下さるというのなら、遭難者やその家族のための義捐金(ぎえんきん)として役立てて下さい」。
今から120年前の日本人の何と素晴らしいことでしょうか。ついつい目先の利益に走ってしまう(私自身も含めた)現代人にとって、見習うべきであると同時に、自身の行動を恥(はじ)と思って深く反省しなければいけません。
最後に、今回の講座にも関連する有名なフラッシュを紹介しましょう。私自身も何度も拝見しておりますが、見るたびに未(いま)だに目頭(めがしら)が熱くなるのを感じます。




いつも有難うございます。
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海のいるか 当時の日本人の心意気、なんというか見事ですね。
そして、100年近くたっても恩を忘れないトルコの人々。
色々と便利で平和な世の中になりましたが、本来の人間が持っている素晴らしさ、無くしたくないですね。
自分自身を振り返るいいきっかけに
なりました。
いいお話をありがとうございます。
コメント、ありがとうございました。
とても励みになりました(*^^*)
(^^)
kana なんどもお邪魔させて頂いていますが、今回が初コメです。
この、日本とトルコ ~固い絆(きずな)の物語、とても楽しみの拝見させていただきました。
今日の締めのエピソードも、読んで涙が・・・
私も、こうでありたいと思いました。
お話が聞けて良かった。
これからも頑張ってください。
海のいるかさんへ
黒田裕樹 > 当時の日本人の心意気、なんというか見事ですね。
> そして、100年近くたっても恩を忘れないトルコの人々。
> 色々と便利で平和な世の中になりましたが、本来の人間が持っている素晴らしさ、無くしたくないですね。
当時の日本人も、25年前のトルコ人も、仰るとおり人間の素晴らしさを我々に教えて下さってますね。いつまでもなくすことなく大事に持っていたいものです。
> 自分自身を振り返るいいきっかけに
> なりました。
> いいお話をありがとうございます。
こちらこそ、お優しいお言葉を有難うございます。
> コメント、ありがとうございました。
> とても励みになりました(*^^*)
色んな人間がいて大変だとは思いますが、頑張っていきましょう!
黒田先生
りら 「120年前の日本人の何と素晴らしいことでしょうか」
の先生のご意見に共感します
日本は元々は心の豊かな国民です
いつのまにかこんな時代になってしまったのでしょう
こんな先祖がいたのですから
反省し この時代にも その時の心を取り戻したいですね
.
智里 最後のムービー、良かったです(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
120年前の借りを返しただけ・・・
そうかも知れませんが、それを自分達と同じ国の人達を残してまでも返す。
感動です!!
樫野の人達が行った行動が、日本人のピンチを救った。
あの時のことが無かったら、いまはどうなっていたんでしょうか?
自分も樫野の人達の行動を常に心にとどめて、行動しようと思います。
kanaさんへ
黒田裕樹 > なんどもお邪魔させて頂いていますが、今回が初コメです。
> この、日本とトルコ ~固い絆(きずな)の物語、とても楽しみに拝見させていただきました。
> 今日の締めのエピソードも、読んで涙が・・・
はじめまして。お言葉有難うございます。
我々の先祖は、私たちに素晴らしい贈り物を残してくださいました。私たちの世代で失わせてしまうわけにはまいりません。
> 私も、こうでありたいと思いました。
> お話が聞けて良かった。
> これからも頑張ってください。
今回の講座に関しては、皆様から数々のお言葉をいただきました。
これからも、心に残る内容の講義を続けていければと思っております。
りらさんへ
黒田裕樹 > 「120年前の日本人の何と素晴らしいことでしょうか」
> の先生のご意見に共感します
> 日本は元々は心の豊かな国民です
> いつのまにかこんな時代になってしまったのでしょう
> こんな先祖がいたのですから
> 反省し この時代にも その時の心を取り戻したいですね
仰るとおりだと思います。
「こんな時代」になってしまったのは、戦後の教育とともに、上に立つ者の覚悟の違いが大きいのではないかと個人的には思います。
約束を平気で破る政治家のトップがいる国ですから…。
上がだらしない分、私たちがしっかりしなければいけませんね。
智里さんへ
黒田裕樹 > 最後のムービー、良かったです(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
> 120年前の借りを返しただけ・・・
> そうかも知れませんが、それを自分達と同じ国の人達を残してまでも返す。
> 感動です!!
仰るとおり、単なる「借りを返す」だけであのような勇気ある行動を起こせるはずがありません。トルコの人々の我が国に対する熱い思いが伝わるからこそ、ムービーの内容に感動できるのでしょう。
> 樫野の人達が行った行動が、日本人のピンチを救った。
> あの時のことが無かったら、いまはどうなっていたんでしょうか?
> 自分も樫野の人達の行動を常に心にとどめて、行動しようと思います。
想像できないし、想像したくもないですね。
でも、現代の私たちに同じことができるでしょうか。
もしできなければ、今度はどのようなことになるのか…。
私も心してかからないといけませんね(`・ω・´)
.
アクア 日本人も
やるときはやるんですね。
まぁその当時はお金
あったのでしょう。
しかし
こんなことがあったなんて、
勉強になりました。
アクアさんへ
黒田裕樹 > 日本人も
> やるときはやるんですね。
> まぁその当時はお金
> あったのでしょう。
そうですね。樫野の人々は、お金をもらう代わりにプライスレスな人間の存在を私たちに示してく下さいました。
> しかし
> こんなことがあったなんて、
> 勉強になりました。
世知辛い世の中ですが、こんなときこそ昔の人々の良心を胸に刻んで頑張っていきたいものです。