要するに「民間機であろうが無関係に撃墜(げきつい)する」という恐ろしい声明だったのです。この非常事態に、イランにいた在留外国人の多くは、それぞれ自国が準備した飛行機に乗って、イランの首都テヘランにあった空港から次々と脱出していきました。
しかし、我が国日本の対応は後手(ごて)に回りました。外務省は日本航空に緊急の救援機の派遣(はけん)を求めましたが、航空側が「帰路の安全が保障できない」ことを理由に派遣を断ってしまったのです。あわてた日本政府は各国の航空会社に派遣を求めましたが、どの国も自国民を優先することを理由に断ってきました。相手の国の立場になって考えれば無理もない話です。
かくして、タイムリミットが刻一刻と迫るなか、200人以上の日本人がいまだにテヘランの空港に留(とど)まったままでいました。もはや万事休すか。取り残された人々の多くは絶望感に打ちひしがれていました。その時―。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
その時ー。
すみません、答えて宜しいでしょうか?(笑)
まさに干天の慈雨、地獄で仏に会った様・・・。
救いの手が、○○コ政府から、
あった訳ですね^^
応援凸
.
アクア 面白いですね。
そんな声明が、、、
つづきが気になります!
このブログをきっかけに
また勉強しよっかなぁ
実は受験以来勉強してないんです。。。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 (児○清風に)
「そのとおり!」ですね(^ω^)
詳しくは明日(8日)をお楽しみに!(^^♪
アクアさんへ
黒田裕樹 > 面白いですね。
> そんな声明が、、、
> つづきが気になります!
明日(8日)には更新しますので、楽しみにお待ち下さいね(^_^)v
> このブログをきっかけに
> また勉強しよっかなぁ
> 実は受験以来勉強してないんです。。。
きっかけにできるものは何でも使いましょうか(笑)。
勉強は大切ですよ。
.
アクア 楽しみにしておきます。
結構文字ばっかで入りずらいと
思ってたんですが、
しっかり見てみると面白いですね。
読みやすいというか、流石
教員免許取得者というか。
(上から目線っぽくてすいません)
一応受験前は
一日5.6時間は勉強してたんです。
アクアさんへ その2
黒田裕樹 > 楽しみにしておきます。
ハイ、よろしくお願いします(^ω^)
> 結構文字ばっかで入りずらいと
> 思ってたんですが、
> しっかり見てみると面白いですね。
> 読みやすいというか、流石
> 教員免許取得者というか。
> (上から目線っぽくてすいません)
有難うございます。
お蔭さんで私のブログは様々な世代の皆さんにご覧いただいているんですが、やはり現役の学生さんの一言がいちばん励みになりますね。
上から目線は、それがアクアさんの流儀であれば良いんではないでしょうか(^^♪
> 一応受験前は
> 一日5.6時間は勉強してたんです。
受験勉強は大変ですからね。
当ブログがお役に立てれば幸いです。
.
HANA子 この頃わたしはまだ物心もついていなかった頃(ホントですよ~)なんですが、
その後このエピソードを知って感動した覚えがあります
第一印象が子供らしいというか、なんというか・・・・・・w
その感想についてはまた次回でw
.
アクア 流儀というか、まぁ、汗
自分では説明しきれなかったんです。
それよりも、
すいませんでした。
リンクし忘れてました。
部活で忙しくてというのは言い訳になりますが、
とにかくすぐにリンク入れます。
今後気をつけます。
HANA子さんへ
黒田裕樹 私は高校生だったんですが(本当)、残念ながら全く記憶がないんですよね。
当時はトルコとの歴史も知らなかったからなぁ…(´・ω・`)
HANA子さんのご感想、私も楽しみです(^^♪
アクアさんへ その3
黒田裕樹 了解しました。
こちらもまるで催促したみたいで済まなかったですm(_ _)m
改めてよろしくお願いしますね(^_^)v
在留日本人全員が搭乗(とうじょう)手続きを済ませると、飛行機はトルコに向けて急ぎ出発しました。タイムリミットまで後1時間少ししか残されていません。果たして間に合うのでしょうか?
飛行機はイランとトルコの国境にあるアララット山を無事に越えると、パイロットが機内に向けてアナウンスをしました。
「日本の皆様、トルコへようこそ!」
アナウンスを聞いた日本人は大歓声をあげ、自分たちが助かったことに喜びを爆発させました。中には感極まって号泣する人も多かったそうです。
それにしても、なぜトルコ航空は自国民よりも、日本人の救出を優先させるために、わざわざ危険なイランまで飛行機を派遣したのでしょうか?




いつも有難うございます。
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アクア …
際どいとこで止めますね、、、
気になる泣
アクアさんへ
黒田裕樹 アクアさんに明日(9日)もお越しいただきたくて止めました(笑)。
それはともかく、真相については明日(9日)以降に詳しく紹介しますので、またお越しくださいね(^^♪
管理人のみ閲覧できます
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智里 続きが気になる(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン
そして、残り1時間の際どい時にトルコ航空の勇気ある行動!
自分がその場にいたら、感極まって泣くタイプですね(〃 ̄ω ̄〃ゞ
智里さんへ
黒田裕樹 仰るとおり、期限ギリギリのトルコ航空の勇気ある行動。
帰路の安全が保障できない以上、機長他の添乗員は「死をも覚悟した」らしいですからね。
日本人のために…。
そして地獄寸前からの奇跡の生還。
私も感極まる方だと思います(´;ω;`)
いずれにせよ、間違いなくいえることは、トルコが自国民よりも日本人の安全保障を優先したという厳然(げんぜん)たる事実です。飛行機に乗れなかったトルコの国民は、何と車で何日もかけて自国であるトルコへ帰っているのです。
しかも、自国民よりも日本人を優先したトルコ共和国の決断に対して、熱狂的な愛国者が多いとされるトルコのマスコミも、さらには国民からも抗議らしい抗議が全くといっていいほどなかったのです。これは実に驚くべきことではないでしょうか。
トルコの人々の日本人に対する「何としても助けたい」という思い。その背景にあったのは、まぎれもなく「エルトゥールル号遭難に際しての日本人の自己犠牲に対する感謝の気持ち」でした。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんにちは!
今日のお話も鳥肌が立つ思いがしました(TT)
感度的なお話です!
日本人から受けた恩義や親切心をトルコ国民が皆、良心的に捉えていて、それを忘れない・・という心の持ちようもなかなか出来ない事だと思います。
日本人の功績も素晴らしいことだと思いますが、その恩を忘れないと言うことも、素晴らしい事だなと改めて感じました。
感動に浸ることが出来る温かいお話ですね^^
ありがとうございます♪
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 日本人から受けた恩義や親切心をトルコ国民が皆、良心的に捉えていて、それを忘れない・・という心の持ちようもなかなか出来ない事だと思います。
> 日本人の功績も素晴らしいことだと思いますが、その恩を忘れないと言うことも、素晴らしい事だなと改めて感じました。
仰るとおりですね。トルコ国民の「恩を忘れない」という精神が今回のような素晴らしい物語につながったわけですから、現代の私たちも大いに見習う面があると思います。
> 感動に浸ることが出来る温かいお話ですね^^
> ありがとうございます♪
こちらこそ、お言葉有難うございます。
黒田先生.
RISH りらの妹のRISHです。
今日は母の日で実家に帰っています。
RISHの曲を聴いて下さりありがとうございます。
コメントうれしく拝見しました。
これからも姉のりらともども
宜しくお願いします。
.
智里 120年後の恩返しですね。
自分達は危険な道を車で戻ってでも、現地にいた日本人の安全を優先してくれる。
感動としか言いようがないです。
どちらの説が正しいのかは分かりませんが、トルコ政府、トルコ国民に感謝ですね。
RISHさんへ
黒田裕樹 ご本人様からの直接のお言葉、恐縮とともに感激です。
こちらこそよろしくお願いします。
そして、このコメントをご覧の皆様にもRISHさんの歌声を聴いていただければと思います。
http://erikamomo.blog47.fc2.com/blog-entry-192.html
智里さんへ
黒田裕樹 100年近くという長い間、ずっと我が国からの「恩」を忘れなかったトルコ政府と国民。
だからこそ、自分達を危険な身にさらしてでも日本人の安全を優先して下さった。
仰るとおり感動の物語であり、私たちもトルコ政府と国民に感謝です。
.
アクア 恩義を重んじて生きる
かっこいいですね。
日本もアメリカへの恩義を考え
普天間がどうとか
以前の事を考えるべきですよね?
今は何処に基地を作るかは問題じゃないきがします。
なんか関係ない話になりましたね。笑
.いい話ですねT-T
waravino 初めて知りました。
自己犠牲というのは。
やはり感動致しますね。
それにしても。日本側が飛行機を。
用意できなかったのは。情けない話です。
こちらのほうが。問題ですね(笑
アクアさんへ
黒田裕樹 > 恩義を重んじて生きる
> かっこいいですね。
確かにそうですね。国柄も国民性も素晴らしいと思います。
> 日本もアメリカへの恩義を考え
> 普天間がどうとか
> 以前の事を考えるべきですよね?
> 今は何処に基地を作るかは問題じゃないきがします。
なるほど、そういう見方もありますか。
日米の軍事同盟の場合はお互いの利害で動いているような感がありますからね。
トルコのような関係であればどれだけ幸せなことでしょうか…。
> なんか関係ない話になりましたね。笑
いえいえ、様々な感覚を持つことは良いことですよ。
waravinoさんへ
黒田裕樹 > 初めて知りました。
> 自己犠牲というのは。
> やはり感動致しますね。
本当にそうですよね。お互いに利害関係のない、純粋な気持ちにこそ人は感動するのだと思います。
> それにしても。日本側が飛行機を。
> 用意できなかったのは。情けない話です。
> こちらのほうが。問題ですね(笑
これについては様々な事情が考えられると思います。
今回の講座に対しては反響も大きいので、番外編の作成を検討中です。
日本はその後も義捐金を届けてくれたり、また民間人が長くトルコに留まって日本語を教えたりするなどの様々な貢献(こうけん)があったこと、日本が共通の敵であるロシアに戦争で勝ったこと、あるいは日本の明治維新につながる精神で共和制という近代化に成功したことなど、トルコの人々は、日本に対してどの国よりも親近感を抱くと同時に「いつか必ず恩返しをしなければならない」と思い続けていました。
だからこそ、イラクのフセイン大統領によって「民間機撃墜の危機」が発生した際に、かつて樫野の村人が非常食のニワトリを惜しげもなく遭難者に提供したように、自国民よりも進んで日本人の生命を救うという決断を下したのでした。
ちなみに、エルトゥールル号の遭難事件とその後の我が国の貢献に関して、トルコでは子供の頃から教科書で取り上げるなどして教えており、事件やその後の経緯について知らないトルコ国民はいないそうです。教育の成果の素晴らしさに国境は存在しないという好例でもありますね。
その一方で、トルコが救援機を我が国に派遣した際に、その理由を「日本からの長期資金援助を当て込んだからだ」という、非常に情けない報道をした新聞社がいることは本当に残念です。




いつも有難うございます。
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ゆえ 日本とトルコとのお話は、なんだか心がほわっとしましたww
.
オバrev 新聞報道の件は、歴史教育は何の目的で行うのか、ということを問われているような出来事ですね。
現在の我々は長い歴史の上に生きている訳ですから、それを正しく認識することが、現代を生きる上での基本にもなると思います。
もしその新聞記者が、そういうトルコとの歴史を知らないで書いたとしたらプロとしては失格でしょう。
プロならば、陰でしっかり調べてから記事にするだろうし、会社からの事実でない恣意的なものがあったとしたら、プライドをかけて断固突っぱねるはずです。
それにしても先生の記事を読んでいると、正しい歴史教育の重要性がよく分かります。
まずはこの歴史講座でがんばって下さいね(^^;)
.
アクア いやぁ
感動しました。
とてもいい話ですね。
逆にその新聞記者には
苦情が来た事でしょう。
ゆえさんへ
黒田裕樹 > 日本とトルコとのお話は、なんだか心がほわっとしましたww
それは良かったです。
こんなご時世だし、せめて心を和ませるようなエピソードがあってもいいですからね。
.
ぴーち こんばんは!
損得勘定抜きで、純粋に人助けを
したい!と言う気持ちを踏みにじる
報道。
余程、それを書いた記者は
歪んだ人生感をお持ちなんですね。
それを報道としてメディアに公表許可した新聞社自体も情けない思いが致します。
応援凸
オバrevさんへ
黒田裕樹 > 新聞報道の件は、歴史教育は何の目的で行うのか、ということを問われているような出来事ですね。
> 現在の我々は長い歴史の上に生きている訳ですから、それを正しく認識することが、現代を生きる上での基本にもなると思います。
> もしその新聞記者が、そういうトルコとの歴史を知らないで書いたとしたらプロとしては失格でしょう。
> プロならば、陰でしっかり調べてから記事にするだろうし、会社からの事実でない恣意的なものがあったとしたら、プライドをかけて断固突っぱねるはずです。
仰るとおり、歴史を知らないことは単なる無知では済まされません。ましてプロのジャーナリストを自負するのであれば、単なる自分や上司の主義主張で勝手に脳内変換された提灯記事を書くなどもっての外です。
しかし、現実には必ずしもそうではないことが残念ではありますが…。幸い私は、今回の新聞記者とは真逆(まぎゃく)の立場にいる報道関係者にお会いすることができたことが嬉しかったです。
> それにしても先生の記事を読んでいると、正しい歴史教育の重要性がよく分かります。
> まずはこの歴史講座でがんばって下さいね(^^;)
励ましのお言葉、有難うございます。
日々の更新は決して平坦ではありませんが、皆様のご支援が何よりの力です。
アクアさんへ
黒田裕樹 > いやぁ
> 感動しました。
> とてもいい話ですね。
本当にそうですよね。皆様からのご意見をお聞きして私も嬉しいです(^o^)丿
> 逆にその新聞記者には
> 苦情が来た事でしょう。
いや、それがですねぇ…(´・ω・`)
当時の他のマスコミも、我が国の識者も国民も、エルトゥールル号の悲劇を知っている人がほとんどいなかったので(私もその一人ですが)、苦情らしい苦情はなかったようなんですよ。
トルコの人々に対して申し訳ないです…。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 損得勘定抜きで、純粋に人助けを
> したい!と言う気持ちを踏みにじる
> 報道。
> 余程、それを書いた記者は
> 歪んだ人生感をお持ちなんですね。
> それを報道としてメディアに公表許可した新聞社自体も情けない思いが致します。
全くもってそのとおりです。
歴史を知らないことも大罪ですが、それにも増して「援助を当て込んで」と勝手に邪推するなんて…25年前の話ですが、トルコ政府の真心に泥を塗る卑劣な行為には、今でも憤りを覚えますよ。
「報道の自由」うんぬん以前のあまりにも情けない、悲しい事実です。
黒田先生.
りら このお話ですが
トルコでは有名な話ですが
日本ではあまり知られていません
どうしてでしょう
もっと報道されて良い話ですよね
黒田先生がこの講座で、皆さんに広く知らしめて下さり感謝しています
りらさんへ
黒田裕樹 > このお話ですが
> トルコでは有名な話ですが
> 日本ではあまり知られていません
> どうしてでしょう
> もっと報道されて良い話ですよね
はっきりとした答えは今のところ出せませんが、考えられるとすれば、
1.救援機を出せなかった日本政府の恥になることなので、文科省としても公にしにくい
2.救援機派遣に反対したのが組合などの勢力であり、その背後にいる特定の政党に気兼ねしている
3.(考えたくないのですが)我が国の歴史にとって「是」となる内容を公表したがらない。その一方で「非」に関しては…
といったところでしょうか。
> 黒田先生がこの講座で、皆さんに広く知らしめて下さり感謝しています
お言葉有難うございます。今回の講座に対する反響の大きさを重く受け止めております。